ホーム>Diary>ビンテージ&アンティーク家具「Kio」の日記

ビンテージ&アンティーク家具「Kio」の日記

買い付け前日の日記

明日から買い付けです。

 

2018517193838.JPG

 

前回は、アリゾナまで大きく移動したことで成果があがりました。

 

「それならば、次はサンフランシスコに行ってみよう」と思い、

計画を立てていたのですが

(LAからだと、アリゾナに行くのとサンフランシスコに行くのと、

だいたい同じくらいの距離です)、

 

前回タイミングが合わなかったアンティークディーラーのイベントが

今週末からフェニックスでおこなわれることが分かり、

今回もアリゾナ~カリフォルニアのルートでの買い付けの旅となりました。

 

(何人かのお客さまに「次回はサンフランシスコですよ~」とお伝えしておりましたが、

そんなことで変更となりました。。。)

 

 

 

 

 

 

ところで、前回の買い付け紀行で、

「アリゾナには思ってた以上にフレンチ系のディーラーが多く、

ここ数年の傾向なんじゃないだろうか・・」と書きましたが、

 

ちょうど帰国して数日後に見た経済番組だったかで、

「アリゾナを第二のシリコンバレーに」との合言葉で、

なんでも今、フェニックスに起業や移転をするIT企業がすごく増えているとのことを

報じていました。

 

土地が高騰したカリフォルニアにかわる場所ということで、

カリフォルニアからの地の利もいいフェニックスに注目が集まったらしく、

すでに「シリコン・デザート(砂漠)」との呼び名もあるのだそうです。

 

アリゾナのアンティーク市場がホットだったのも、

それとは無関係ではないんじゃないかな。。

 

そう思って、今回も良い出会いに期待をしているところです!

 

 

 

カリフォルニアでも新たに、

寒いと雪が降るような山の中にもかかわらず、

フレンチ系のディーラーが急増中のエリアがあるのを知り、

足を運んでみようと思っています。

 

ここも楽しみ・・・!

 

しかしなぜ、そんなエリアに集まったんだろう?

 

 

話が膨らみますが、

名古屋時代からのお客さまで

白山町にとても興味をもたれている方が先日おみえになり、

「ここにお洒落な雰囲気の店が増えていったら面白い」、

そんなようなことをおっしゃいました。

 

ちなみにその方も、

そんな店の一員になることを思い描かれることもあるみたいで・・・・、

 

「そうなったら、もっと喜んで貰えることが出来そうですね!」と

盛り上がっておりました。

 

 

Kioを続けることで、

色んな角度から楽しいことのお手伝いが出来たり、

こぼれ種みたいにもなれたら嬉しい。

 

そんな夢にだって、

いっかいいっかいの買い付けをしっかりやることで

繋がって行けるんじゃないかと思う。

 

 

きっとまたそそっかしいことの

ひとつふたつがありそうですが(苦笑)、

帰国後に買い付け紀行で綴っていきたいと思います。

 

 

それでは、行ってきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古い古いキング&クイーンの椅子

三月のコンテナに載ってやってきた椅子。

 

201853183718.jpg

 

ディーラーによると、

100年ほど前のイタリア製とのこと。

 

(100年でも充分すぎる古さですが、それどころではないように私の目には映ります)

 

 

「エインシェント」と言えばいいのか・・・・・

 

うまく当てはまる言葉が見つかりませんが、

とにかくこの長い年月を経たことで生まれた質感や気配に惹かれて買い付けてきました。

 

 

Kioで扱っているその他の商品に比べると年季が入りすぎていて、

何ていうか“足並み”が揃いそうもない気がした。

 

それでどうしようか悩んだのですが、

 

「たとえ販売しなくても、Kioに来て欲しい。

これが店のどこかにあるだけでも、HPの背景にぼやけて写っているだけでも、

古い扉が素敵な雰囲気を醸し出してくれるように、

この椅子たちもきっとそんな存在になってくれるはず・・・!」、

 

そんなふうに自分を納得させました。

 

そして、その場でも誰かと気持ちを分かち合いたくなったのですが、

誰かと言ってもディーラーのマダムしかいないので

マダムに「ただあるだけでいいですね」と、椅子への思いを伝えると、

マダムも「わかる」という言葉のかわりに深々と頷いて・・・・・

 

もう椅子たちを置いて日本に帰ることなんて出来なくなったのです(笑)

 

 

 

それぞれ背丈と装飾が異なります。

 

201853183526.jpg

 

マダムはこちらを、「男性」と言いました。

 

 

 

201853183422.jpg

 

そして、こちらが「女性」だと。

 

 

「キング&クイーン?」 そう訊くと、

「ええ、それでもいいわね」とのこと。

 

 

 

さて、それで、彼らが入ってきてからのお客さまの反応も気になるところだったのですが、

思いのほか(というのも、好みが分かれるだろうなと思っていたからです)、

皆さま目を留め、「これ、すごくいいですねえ」「うわ、すごい・・・・」と、見入っていかれます。

 

それだけでとっても嬉しくて、買い付けてきてほんとに良かったと思います。

 

 

 

漆喰の壁に静かに配してあげるといいと思うのですが、

なかなかKioではそんなスペースが無いのが残念なところ。。

 

(写真は、外扉の前で撮りました)

 

 

 

それにしても、古い扉だったり、こんな椅子だったり、

風化したものに魅力を感じるのはどうしてなんだろう。

 

この椅子などは、革の破れたところから中の詰め物の木毛が垣間見れるところもあって、

本造りの家屋の板塀から、藁をまぜた土壁が顔を覗かせているような風情があります。

 

きれいな夕陽や絵画などを見ると心を“打たれ”ますが、

古びたものはそれとはまた違って、心に“ひっかかる”何かがあるように思う。

 

でもそれぞれ、本質的なところでは繋がるものがあるんだろうな。

 

 

 

 

椅子は「欲しい方、きっといると思いますよ」とお客さまも言ってくださいますし、

値段をつけて展示をしています。

 

HPにも載せたいのですが、革の破れ箇所とか具体的に挙げるのは困難ですし、

この椅子はこれで良いはずなのに、

正確に明記したことで、すごい欠陥品みたいなことになってしまいそうで、

それでは椅子に申し訳ないので(笑)、

掲載は見送ろうと思っています。

 

もしご興味ある方いらっしゃいましたら、お気軽にお問合せくださいね!

 

近いうちにも、商品ページの背景に登場して貰おうと思っています!

 

 

Kioのガーデンとファミリーツリー

Kioの敷地に、あけびの花が赤く咲いてきました。

 

2018422131832.JPG

 

「ここに座って、あけびで籠を編みたい」

 

越して来た年の秋、

訪ねてきてくれた叔母が

キョウチクトウに絡まるあけびのツルを見つけて言ったことば。

 

わが叔母ながらではありますが、

聞いた瞬間、なんかいいなあって思いました。

 

むかしからハンドメイドが好きで、

お菓子、部屋の敷物やソファカバー、そして籠・・・・

生活に関するものなら何でも自分の手で作る叔母らしいことばです。

 

 

母の父(つまり私の祖父ですが、姉が生まれた年に他界したので私は会ったことがありません)も

手作りが得意だったようで、

ときにそれは家具作りにまでおよぶこともあったのだとか。

 

そんな祖父に“スジ”を見込まれて、

叔母は祖父の素材集めのお供として、

小さい頃から休日になるとよく山に連れて行かれていたのだと、

後日、母が聞かせてくれました。

 

「へえ~。  お母さんは行かなかったの?」

 

「お母さんは、牡蠣とか食べる物をとりに行くときによく連れていかれたわ」

 

(食べ物のときか・・・・ なるほど・・・・) 笑

 

 

 

そんな叔母が敷地の隅っこに群生していたのを見つけて、

母と一緒に店の手前側に何株か移植してくれたオキザリス、

 

2018422132142.JPG

 

しっかり定着して、今年もまたかわいい花を咲かせてくれています。

 

 

 

オキザリスみたいにもとからあった花や、

こぼれ種で増えひろがった花、

以前の所有者さんが植えた木々、

私たちで植えたハーブやつるバラ、

鉢植えたち・・・・、

 

そして従姉がわけてくれたイワダレ草や、

それに「どんどん生えてくるんだったら、“かわいい”のだけ残したら、うまくいかないだろうか?!」と思いつき、

かわいくないのだけを抜いて(ごめん。。)自然の成り行きに任せていた雑草が

いよいよ良い感じでグランドカバーになってきてくれて

(お陰で、すごく大変だった草取りも年々ラクに!)、

 

そんなこんなで、色んな植物が花を咲かせたり芽吹いたりして、

今のKioの敷地、

なかなか楽しい景色となり嬉しいです。

 

 

2018422132416.JPG

 

 

2018422132455.JPG

↑オオデマリがいちばんの見ごろを迎えました!

 

2018422133654.JPG

 

 

2018422133810.JPG

 

 

201842213399.JPG

 

 

これであとは東側の敷地にもっと賑やかしく花を植えて、

コテージガーデンを完成させたい。

(風に負けない花も分かってきましたし。笑)

 

 

「花だけやなくて、実のなる木も植えるとええよ!」と、ご近所の気のいいおじさん。

そう、それもやりたくなってきて!

オオデマリがある空間を果樹園&畑みたいにしたいなあ。お母さんが喜びそう。。

 

 

 

叔母は久しぶりにまたKioに来たいと言ってくれているみたいですが、

叔父が車の運転がだんだんままならなくなってきたため、

すんなりとは来ることが出来ないのだそう。

 

また迎えに行ってあげよう。

 

そしてカメの歩みだけど、最初の頃よりかは良くなった敷地を見て貰いたいし、

籠の編み方も教えて貰いたい。

 

それと、私も会ってみたかったなあって、

今になってすごく思う祖父の話ももっと聞いてみたいです。

 

 

 

 

2018422134019.JPG

 

 

 

Kioとウインドミル

週の半ばまでは初夏のようですらあった陽気も一転、

また肌寒くなりました。

 

まだまだ本格的に暖ったかとは言えませんね。

 

 

 

「マダムたちのフリーマーケット」で買ったビンテージのウインドミル。

 

201847185214.jpg

 

冬のあいだは強風から守るために

東側の外壁にずっと寄せてありました。

 

やっと敷地に出せると思って先日から“すす”も掃い、

週末に向けてスタンバイ中だったのに、

 

今日などは白山町、風もとっても強しで、

ときおりみぞれ混じりの雨も。

 

 

また出番を逃してしまったウインドミルでしたが、

せっかくなのでどこか置けないか・・・・

 

すると目にとまったのが、エントランスのミニブース。

 

入れてみるとちょうどぴったり。

 

201847185321.JPG

 

せっかくだし、もっといい気候になるまでこのまま飾っておくことにしました。

 

201847185648.JPG

 

 

201847185753.JPG

 

 

しかしKio、外はこんなふうなので、

通りがかって見つけたひとから、

「てっきり、もっとジャンクな感じの店なのかと思いました」とか、

「男のひとしかいないと思いました」(そうなんだー。苦笑)とか、よく言われます。

 

それでいざ店のなかに入ってみると、

「ギャップが面白いですね」とのこと。

 

 

もちろん、「思った通りでした!」とも言われます。

 

「ジャンクなものを使って、ロマンチックにしつらえるのが好き」

店を今みたいなコテージスタイルにしてから、

そんなひとにもよく出会うようになりました。

 

 

 

買い付け先のアメリカでは、

農場の古い納屋や穀物倉庫なんかを手に入れて

それをショップやウエアハウスにしているディーラーが大勢います。

 

そんな彼らのところには、大きなウインドミルが立っていたりして、

Kioも移転が決まったときには、「同じようなミルを立てたいなあ」って思ったものでしたが、

白山町の風を知るやいなや断念したのでした(笑)

 

 

2018471901.jpg

↑これはワイナリーのウインドミルですが、

こんな雰囲気に憧れます。

 

 

20184719055.JPG

 

けど、今はこのちびっこミルが大好き。

 

このブースに入れたことで、

ジャンク×ロマンチックのひきだしを増やしてくれました。

 

(これから風のシーズンはここに入れておけばいいんだ!)

 

 

 

Kioのどこかにいるこの子ともども、

皆さまのご来店をお待ちしております。

 

 

はじめての方もぜひ扉を開けて中に入って、

ギャップを楽しんでいってくださいね!

 

 

入荷後の店内にて

お陰さまで無事に荷受けも終わり、

店内もかたちになってきました。

 

2018321193946.JPG

 

 

モノで溢れて手狭になった店内、

 

これまでは、そこをなんとか“バランス良く”“見やすく”を心がけて店づくりしてきましたが、

今回は目のやりどころを増やして、

少しでも“長く楽しく滞在”していただけることを意識しました。

 

 

たとえば、家具のうえがなるべく殺風景にならないように、

ストーリーが感じられるようなディスプレイになるように、

そんなことに気を配りながら・・・・。

 

 

こうなってくると、Kioは小物が足りてない店だということに気づきます(笑)

 

これからの課題にもさっそく直面です。

 

 

 

扉を開けてすぐのところ(冒頭の写真)は、

白を集めて、春らしく。

 

あとは明日になったら花を飾ろう!

 

 

 

2018321194118.JPG

 

 

 

ところで荷受けには甥っ子のショウが高校生の頃からずっと来てくれてたのですが、

この四月からいよいよ彼も新社会人。

今回の荷受けが最後でした。

 

 

名古屋時代は、二日目の店づくりを、

こっちに来てからは、コンテナからの荷下ろしと、開梱作業を手伝ってくれました。

 

 

名古屋のときは今より狭かったし、

それに今と違ってブルーシートを敷いて物をしばらく外に出して・・なんてことも出来なかったので、

あの空間の中だけでやる店づくり、泣けてくるほど大変だったよね(笑)

 

どんなときも頑張ってくれて、本当にありがとう。

 

 

 

 

お披露目は明日からです。

 

サイトにもどんどんアップをしていきますので、

実店舗とHP、どちらのショップもどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

コンテナがやってきます!

2018316204519.JPG

 

買い付けのビンテージ&アンティークを載せたコンテナ、

昨日名古屋港に入ったのですが、

 

本日午後に輸入許可が下りまして、

明日の朝にKioにやってくることになりました!

 

通関業者さんの迅速なご対応があってこその最速荷受け。

この時期は港も混み合うでしょうに、

本当に感謝です。

 

 

つきましてはいつものとおり、

開梱とディスプレイ作業のため、

明日17日(土)から20日(火)まで臨時休業とさせていただきます。

 

休業中は、HPへのアップもお休みになります。

楽しみに見にきてくださっている皆さま、ごめんなさい・・・。

 

 

21日は定休日のため、

店頭&HPでのお披露目開始は、22日(木)からとなります。

 

 

 

12年以上やっているのにこんなことをあらためて言うのもヘンかもしれませんが(笑)、

 

インテリアが大好きな皆さんに

もっともっと楽しんだり喜んだりして貰える店になりたいです。

 

今回、アリゾナもまわって、

いつも以上に多くの、がんばるディーラーの“熱”に触れたからなのかもしれません。。

 

 

私も店づくり、あとHPの絵づくりもですね、

がんばりたいと思います!

 

 

 

*冒頭の画像はディーラーのウエアハウス。

2台のピンクのテーブルも、明日コンテナに載ってやってきます!

 

 

 


買い付け前日の日記

201826172641.JPG

 

明日から買い付けです。

 

 

今回はアリゾナ~カリフォルニアとまわります。

 

アリゾナへは日本からの直行便がなく、

乗り継いで行くより

LAから車で行ったほうが早いくらいでしたので、

飛行機はけっきょくいつも通り。

 

ロサンゼルス入りして、

いつものように運送会社さんで毛布をお借りして(寝るためではなく、家具の当て用ですよ!)、

フリーウェイ10号線をひたすら東へ走って

アリゾナへ向かいます。

 

片道5時間。

ちょっぴりハードですが(笑)、

とにかく初めてのアリゾナです、

ドライブも楽しみたいと思います!

 

 

ディーラーも新規のところばかり。

(ひょっとしたらフリーマーケットに出てるひとがアンティークモールとかにいるかもしれないけれど)

なか二日間で、30軒まわる予定です。

 

どうなるか分かりませんが

(車の積み込みが心配になるくらい集まるといいのですが・笑)、

ここ数年ずっと気になっていた場所なので

とてもワクワクします。

 

 

南カリフォルニアでの買い付けも、もちろん楽しみ。

 

 

 

頭のなかのイメージでは、

 

「フレンチ、イタリア、ハリウッドリージェンシー、シャビーシック、ビクトリアン」

(「個性的な」という形容詞がすべてにつく・笑)、

 

いちばんKioらしくて、いちばんKioが得意で、

そしてお客さまからもいちばん人気のある、

そんな「ザ・Kio」(笑)なビンテージ&アンティークを今回はより集めること。

 

 

 

戻ってから、いいご報告が出来るといいです。

 

 

それでは、行ってきます!

 

 

201826172757.JPG

 

トワルドジュイの布を使って、アンティーク家具のリメイク

HPにアップをしたキュリオキャビネット。

 

201812013336.jpg

 

こんなアンティークモールで買い付けました。

 

2018120132810.JPG

 

 

オーク素材だからでしょうか、

どこかフォークロアな雰囲気もあって、

そこにも惹かれました。

 

アンティークのオーク家具で、こういったフレンチなスタイルのものって

わりとリペイントして売り出されているものが多いので、

新鮮でもありました。

 

 

出会ったときはこんな様子。

 

2018119115641.JPG

 

底敷きの板は無くなり、中板の張地も擦り減ってしまっている状態でした。

 

 

どうやって出そうか・・・・・

 

 

いっそのことガラス棚にして、背板も鏡面仕上げにしてしまおうかとの案も出たのですが、

このオークの質感には合わない感じがしましたし、

 

この家具を見たときに、

アメリカのディーラーのマダムが得意なディスプレイで、

洋書のシーンによく出てきたりもしますが、

ドライにしたアナベルや、花びらが幾重にも重なりふわっとした感じのピンクのバラ・・・・

そんなロマンチックで野趣にも富んだ花を飾るとすごく似合いそう!と思ったんですね。

 

ドライだったら花はキャビネットに飾ってもきっと素敵・・・・!、

 

それで「だったら、じゃあクロスだ!」ってなったときに、

ストックしていたトワルドジュイを思い出し、 

 

2018119115742.JPG

 

冒頭の画像のように完成したというわけです。

 

 

20181191200.jpg

 

 

たとえば、塗装がざっくりと剥がれたものも、

それが面白い表情になっていれば、その状態を“見立て”として買い付けてきているので、

メンテナンスのメインは、本体の調整や直しなのですが、

こういった“リメイク”の余地があるものを手掛けて販売するのも楽しいです。

 

そこを気に入ってお求めいただくと、

なんだかビンテージの服のリメイクをしているデザイナーさんの気持ちと通じるような、

そんな喜びがあります(笑)

 

(ひとつの商品ラインになるくらい、ほんとはもっとリメイクものもやりたいのですが、

さすがになかなかそこまで手がまわりません。。)

 

 

今回のリメイクのキャビネット、

ほんとう、花でデコレーションしてみたら素敵だろうなあ!

 

 

 

 

『ミュージアム・ビジター』

今日はHPに花柄のモダンチェアをアップしました。

 

そしてコーディネートブログのほうにも

このチェアを使った記事を・・・・

 

201811317189.jpg

 

 

なんだかすごいチェア推しみたいですが(笑)、

こちらでは壁に掛けた絵のことを少し・・

 

2018113171920.jpg

 

 

『Museum Visitor』というタイトルのついたこの作品、

一年くらい前の買い付けで出会ったもの。

 

ローレンス・ビール・スミスという画家の1946年のリトグラフ作品です。

 

出会った瞬間、好きになりました。

それにすごく「自分らしい」感じがしたんですね。

 

買い付けではめったに自分の買い物はしませんが、

これはぜったい欲しかった。

(高くもありませんでしたし。。。)

 

 

女の子、何歳くらいなんだろう。

まだ子供ですよね。

 

「身体に力や熱が入ってて、頑固そうな子だなあ」

とは、この絵を見たときの父の感想。

 

自分らしい感じがしたのは、ひょっとしたらそこ?!(笑)

 

なんて・・・・・

 

絵全体の感じがすごく好きで、

自分が使っているソファが自分らしいと思うように、

この絵も自分らしく思えるのです。

 

 

あとカーキの背景にグリーン系統の被写体という、色使いも好き。

 

カーキって私にとっては不思議で、

目に入ると「すごい好きだ!」と思う色なのに、

いざ「好きな色は?」と訊かれると、出てこない色。

 

そして、にも関わらずというか、だからというか、

いつの間にかいくつも持っている色です。

 

 

 

絵はずっと二階の住まいに飾っていましたが、

私物で恐縮ですが店に展示してみました。

 

2018113172036.JPG

 

 

ちょっと照明の具合で暗っぽく写ってしまいましたが、

実際には先の画像のような色調です。

 

 

しばらく掛けておきますので、

また観てやってください!

 

 

 

 

 

旅する部屋

2018161571.jpg

 

年明け、

二階の住まいに新たに一台、

テーブルランプを仲間入りさせました。

 

<画像はイメージです 名古屋のマンション時代のもの>

 

 

間接照明の良さ、

すっかり分かっているつもりでしたが、

新らしくもたらされた明かりの感じはとても新鮮で、

 

心を落ち着かせてくれるいっぽうで、

高ぶらせてもくれて・・・・・

 

なんだかどこか別なところに来たみたいな、

楽しくて幸せな気持ちになりました。

 

 

思えば、インテリアが、部屋が好きな最大の理由はそれかもしれません。

 

そこにいながらも、どこかに連れていってくれるような感覚にさせてくれる存在であり場所。

それが私にとってのインテリア、部屋です。

 

 

そして思えばKioに集まってきてくれるお客さまとも

これまでそんな気持ちや感覚を分かち合ってきたような気がします。

 

 

機能と合わせてそんな“何か”も持ち合わせたモノを手掛けて、

今年もまたお客さまと喜びや楽しさを分かち合っていける年に出来たらいいなと思います。

 

 

 

遅れましたが、

新年あけましておめでとうございます。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

皆さまにとって幸せな一年でありますように。

 

 

201816151715.JPG

 

 

*長くお休みをいただいておりますが、

Kioはあさって8日から2018年の営業スタートです。

 

休みは半分は店のことですが、ゆっくりもさせて貰っています。

 

画像は近くの榊原温泉郷。

 

4、5日と宿をとって両親を招待し、私たちは夕食だけ合流。

温泉にもつかってきました。

 

201816151640.JPG

 

まず私ひとりで両親を宿まで送ったあと、周辺を散策。

 

小雪も舞って気温はひじょうに低かったのですが、

澄み切った空気の中を歩くの、とても気持ちが良かったです。

 

 

201816151815.JPG

 

 

201816151555.JPG

 

 

正直、私は街歩きが好きで、

名古屋を離れてからは散歩の量が減っていたのですが(笑)、

今年からこっちでももっと歩くようにしたいと思います!