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青山高原のふもと 白山町日記

秋分の日。栗拾い。二組の来訪者。

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今日は久しぶりにからりとした陽気になりました。

 

そよ風が吹いて、お花の水やりがとても気持ちよかったです。

 

 

 

 

春に結婚をした甥っ子が、お嫁さんを連れて訪ねて来てくれました。

 

「これから赤目の滝にハイキングに行くんだ」とのことだったので

小一時間ほどの滞在でしたが、

朝からスパイスたっぷりのチャイを淹れて

お彼岸のおはぎと一緒にみんなでティータイム。

 

 

彼らを見送りに外に出て、

開店までまだ少し時間があったので、

夫と二人で向かいの森に栗を見に行きました。

 

 

 

 

たわたに実をつけていたので、そろそろ・・と思っていたのですが、

地面にはもうすでにずいぶんと落ちていて、

中には野生動物が食べてイガだけになったものもありました。

 

「あと一週間くらいで採れると思いますよ」

ここ数年私たちに収穫を任せてくれている栗林の所有者さんが
こないだ言っていた通り!

 

 

 

 

いち早く着替えてきた夫が栗拾いを始めました。

 

 

私は店を開けて、もし行けそうだったら後から拾いに行こうと思っていると、

二人組の男性がさっそくご来店。

 

見ると一人は、三脚のついたカメラを手にしています。

 

聞くとYouTuberさん。

電車沿線を取材して、動画配信をされていらっしゃるのだそう。

 

Kioもいちおう?近鉄沿線なんです。

他に店があまりない中、見つけて入ってきてくれたんだと思うと嬉しかったな。

 

彼らも彼らで「こんなところにアンティークショップ?!」と驚いてました(笑)

 

店内の画がうまく使って貰えるといいのだけれども。

 

 

 

 

 

 

今日は急にほんとうに秋らしくなって。

 

するとまるで紙芝居の紙をめくったかのように

「絵」が変わって。

 

お話しは急展開するとかではなくて、

これまでの続きなんだろうけれど、

Kioの四季物語、秋の幕開けといったところです!

 

 

 

 

 

Kioの小さな畑

今日は春分の日。

 

今年の春分は「一粒万倍日」や「天赦日」、それに「寅の日」が重なって、
最強の開運日なんて言われていますね。

星の動きからみても、
今年は20日から23日までの間、
地球にすごいエネルギーが溢れる・・なんてことも耳にしました。

 

それに合わせたわけではぜんぜんなくって、
たまたま開墾が終わったタイミングだったのですが、
昨日、Kioの敷地のはじっこに小さな畑が出来ました。

 

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何年か前からしたいと思いながら、
いつも気づくと育てたかった野菜の作付けシーズンが終わっていて、、、
いっこうに実現せずにいたKioの畑がついに完成です。

完成なんて言うとあれですね、、
ほんとうに小さな小さな畑で、
まだその半分しか作付けしていないので
畑の赤ん坊と言ったところです(笑)

でも嬉しくて、
昨日から生まれたばかりの畑をしみじみと眺めています。

 

植えたのは、
トマトにナス、シシトウにピーマン。

化学肥料は与えずに、米ぬかが土の上から撒いてあります。

土から養分をいっぱい吸って、逞しい子に育ってね。

 

残りの半分のスペースは、
もっと苗が出揃ったころに、ちょっと珍しい子を探して植えてみたいと思っていますし、
ゆくゆくはもう少し拡張もしたい。

 

一粒万倍となって、皆さんにおすそ分け出来るといいな!

(初心者なのに大口たたいてすいません。。。)

 

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Kioの目の前に、昔お城があった・・・!

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昨日今日と本当に寒い。

 

階段とか、暖房が効いてないところに行くと息がうっすら白くて、

なんだかいつの間にかもう二月になったみたいな錯覚。。

 

この週末は街道を行き交う車も少ないです。

 

 

さて本題ですが、

 

このあいだGoogleマップを立ち上げると、

「アンティーク家具Kio」の街道を挟んだ向かい側に
何かの名称が新たに掲載されているのに気づきました。

 

いっしゅん「お店?」と思いましたが、
そんな森の中に店など出来ているわけもなく、、

それは「上ノ村城跡」となっていました。

 

正直、店名だったよりびっくりしました(笑)

 

 

城と言っても砦のようなものだったのだろうと思いますが、
それでも地元のひとからそんな話は聞いたことがないですし、

地図だってよく開きますが、こんな情報は確かにこれまで載っておらず、

なのでKioの前に城があったという事実をいきなり受けて、

胸がどきどきしたのでした。。

 

 

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そこでひとつ合点がいく。

 

森の入り口のところにある栗畑。

所有者さんから収穫を任されているのでよく訪れるのですが、

畑のすぐ奥は斜面になっているため、

石垣が積んであるんですね。

 

「このあたりの山畑は風流だなあ」って思ったり、

あるいは「祠とかあったのかしら?」なんて想像していたのですが、

城の石垣だったんだ!って。

 

 

ネットで調べると、

伊勢国司・北畠氏の家臣のお城だったとのこと。

 

戦国時代です。

 

すぐそばに「成願寺」という大変立派なお寺があるのですが、

そちらもこの城主が後に出家をして築いたお寺と分かり、

それで・・と、納得がいきました。

 

 

あとは自分の足で行ってみるのみ!

「寒いから嫌だなあ」と言う夫は放っておくことにして、

先日のお休み、さっそく単独攻城に。

 

道でちょうど栗畑の方に会い、お城のことを尋ねると、

「ええ?そんなこと初めて聞いたわ」と驚いておられ。

石垣のことも「生まれた時からあったから、何とも思わなんだわー」と。笑

 

 

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お寺に行けばルートは簡単に分かるだろうと思いきや、少し迷ってしまい、

お庭に出ていた近所の方がいたので訊いてみると、

「あー。山の神さんのことかな」とのことで、そこへの登山口を教えていただき、

「真っすぐ行くだけだから」の指示のもと五分ほど登ると、

お社が現れました。

 

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ここが地元の方がおっしゃる山の神様であり、

上ノ村城跡でした。

 

 

息を切らしながら夢中で登ってきましたが、
いざ到着すると、山の中の小さなお社にたった一人ということがちょっと怖くなったんでしょうね、

「あの、いつもありがとうございます!」

「近くでお店をやるために名古屋から来ました」

「上ノ村はいいところですね!」

などなど、城跡滞在中、なかなかの声を出して山の神様にずっと話しかけていました。。

(すいませんでした。。。)

 

 

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下山の頃にはすっかり寛いだ気分になり、

「この下にKioがあるなんて不思議・・・」

「鹿がいつも見てる景色はこんなだったんだ」

なんて思ったり。

 

すると、カサッと音がして。

近くまで鹿が来ていたみたいです。

 

 

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ふもとに出ると、いつも通りの上ノ村の景色が横たわっていました。

 

 

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皆さんご存じなのかしら?

こんど話してみなくては!

 

Googleマップには私の前に攻城したひとが掲載をしたのでしょうね。

どなたか存じませんが、ありがとうございました!

 

 

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↑お寺の前を流れる大村川。

外堀の役目にもなっていたのかな。

 

 

 

 

ひまわり畑と、八月の終わりに思うこと。

八月ももう終わりですね。

 

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画像は、Kioの目と鼻の先にあるひまわり畑。

 

畑の持ち主さんが遅がけに植えた子達が

見ごろを迎えました。

 

畑の上をとんぼの群れが舞って、

夏と秋が入り混じった様子が、

いかにも八月の終宴といった感じです。

 

 

Kioでは以前からに引き続き、

「要メンテナンス品」として、長らく後回しになっていた家具達の手直しをしています。

 

主には、リペイント。

 

手間がかかるモノがここでも後回しになっているため(笑)、

商品アップのペースが落ちてしまっていて、

とても申し訳なく思っておりますが、

 

間もなくしますと、アンティークの木製ベッドのペイントにかかる予定でして、

かなり素敵になるだろうと自分達でも期待しているところですので、

お楽しみにしていていただけたら嬉しいです。

 

 

敷地では、ブルーベリーが実っています。

 

木が一人前ではないので、まだまだ微々たる量しか収穫できませんが、

朝摘みの青い実を自家製ヨーグルトに入れて、

銀のアイスクリームスプーンでゆっくり食べるのが

毎朝のささやかな楽しみです。

 

 

店も、手作りの暮らしも、「ライフワーク」として、

双方の境界線も無くしてしまって、

 

そんなふうにやっていきたい・・・・・

・・・・これは、それこそ移転した頃から思っていたことでしたが、

 

こうやって前みたいに買い付けに思うように行けず、

ストックのモノ達に手を入れることをしているなかで、

あらためて鮮明になった思いです。

 

 

ご来店のお客さまも楽しんでいってくださっていて、

「Kio」としてもっと出来ることを見つけていきたいと思った

八月の終わりの日。

 

かわいいお客さん

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津市のとある大学に農業サークルがあり、

そこのメンバーの学生さん達がやっている畑がKioのすぐ近くにあります。

 

色んな作物を育てているのか忙しそうで、

店の裏の小道を

農作業の道具を手に、

ときには耕運機に揺られながら畑へと向かう

彼らの姿をよく見ます。

 

 

ある日のこと。

 

二階の窓から外を眺めると、

メンバーの女の子が珍しくイヌを連れて散歩していました。

 

イヌがいたんだ。それにしても大きいイヌだなあ。

いや、違う!?、

ヤギ・・・ヤギだ!

 

彼らがヤギを飼っていることも知ってたのですが、

それでもまさか一緒に歩いているのがヤギとは思わず、びっくり。

 

 

それ以来、何度かヤギのお散歩風景を見かけるようになり。

 

するとあるとき、外に出ていた夫が出くわして、

店内にいた私に大声で知らせてくれたのです。

 

 

 

 

 

生後5か月の子ヤギで、名前はハンゾウ君。

まだ少し前にやってきたばかりなのだそう。

 

他の子は散歩をしないのだけれど、

彼はさみしがり屋で、お散歩好きとのこと。

 

日頃は猫とばかり触れ合っていますが、

なんだか変わらないですね、

撫でると気持ちよさそうだし、

話しかけるとじっと耳を傾けて聞いている。

かわいい。

 

しかしそのうちに

その辺の草をむしゃむしゃ食べ始めたかと思ったら、

もう止まらない・・・・。

 

「ほんとに草を食べるんですねえ」と、

感心して、大学生の彼女にストレートに思ったことを言うと、

 

「雑草を食べてくれるから、ヤギがいるといいですよ」と言って、

ヤギを譲ってくれる農家さんの情報まで教えてくれました。

 

そんなに世話もかからないとのこと。

 

夫はここに越してきたときからヤギも飼いたがってて

(草を食べるからというより、どちらかと言うと動物好きが高じて・笑)、

その日の夜は、そんな話しで湧いていました。

 

 

ここでは夜になると鹿もやってきます。

 

森から道路に飛び出さないよう自治体の柵が張ってあるので

姿はめったに見れませんが、

キョン、キョーンって、高い声がよく聞こえてきます。

 

この辺りの山にはたくさんの鹿がいるみたいですが、

縄張りもあるでしょうから来ている子はきっと同じメンバーのはず。

 

そう思うと、彼らとも一緒に暮らしているような感覚にさせられます。

 

鳥も色んな種類のがいて、

ほんとうにみんなで一緒に暮らしているみたいなのです。

 

 

さみしがり屋のハンゾウ君も、鹿たちも、

今夜もいい夢を・・・・・・・

 

 

旧倭村役場再生プロジェクト

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今から遡ること、五年と九か月。

 

売り出し中だったKioの場所を見学するため

私たちは白山町を訪れました。

 

ゆったりと広がる里山の風景に感激しながら車を走らせていると、

一軒の古い木造の建物が視界に入りました。

 

 

 

 

 

 

和洋折衷の二階建てで、

昔の郵便局とか役場のような佇まい。

 

「わあ、あれ、いいね!」

「使われてないみたいだね」

「こんな建物も店にしてみたいね」

 

目的地直前でテンションが高まるなか、

好みの建物がふいに現れ、

夫と二人、大いに興奮したものでした。

 

 

やはり古い建物好きにはたまらないみたいで、

これまで何人もの方と、このオールドハウスの話になりました。

 

地元の方に聞いて、村役場跡だということが分かりました。

 

 

そして月日は流れて、

二か月ほど前のある日。

 

村役場が売れたとのニュースが飛び込んできました。

 

売りに出されていたことも知らなかったのとで

とてもびっくりしましたが、

老朽化とかでそのうちに取り壊されるんじゃないだろうかと気掛かりだったあの建物が

これで生き延びられるんだ!って嬉しくなりました。

 

 

手に入れられたのは、

白山町にあるゲストハウス「イロンゴ」のオーナーさん。

 

子供時代から慣れ親しんだ村役場が売りに出たのを知ったとき

オーナーさんはその行く末を案じ、

ご自身での取得を決意されたのだそう。

 

彼女とは交流があり、

先日Kioにみえたときそんなお話を聞かせてくれました。

 

 

役場は、ゆくゆくワークショッププレイスとして活用していきたいとのことで、

そのための再生プロジェクトとして、

建物と手前の空き地を使って、さっそくチャリティ市が行われることになりました。

 

日程は、今日明日(23日・24日)の二日間。

 

私たちも朝いちにお邪魔してきました。

 

 

 

 

役場はKioから1キロほどの距離。

同じ街道添いにあります。

 

何年も前から通るたびいつも外観を眺めていた建物に入れるとあって、

どきどきしました。

 

 

 

 

窓口。

大きな欄間窓があって、とってもユニークな造りです。

 

 

 

 

二階は大広間でした。

天井が高くて、光と新鮮な空気がたっぷり入ってきてて、

じつに気持ちのいい空間でした。

この広間は、建物見学の場として開放されていました。

 

 

じつはこのチャリティ市で、

Kioのお客さまのお嬢さん(6歳)がバイオリン演奏をするというので

それも楽しみにしてきたのですが、

演奏は午後からとのことで、

仕事に戻らなければならない私たちのために

お嬢さんが大広間でとくべつに披露をしてくれたのです。

 

 

 

 

「おぼろ月夜」

「われは海の子」

と続きました。

 

子供が一生懸命演奏している姿は涙が出てきますね。

 

音が良く響いていて、とっても素敵な音色でした。

 

「選曲もいいわあ」

いつの間にかひとも集まってきて、皆さんも楽しそう。

 

「アメージンググレイス」では、

この日のスタッフでもある尺八演奏家の方が飛び入り(実際にはゆっくり入り?)してくれて

バイオリンと尺八の思いがけないセッションが始まりました。

感動的でした。

 

 

 

 

関係者の皆さんが懸命になられているし、

それになんだかバイオリンと尺八の世代を超えたセッションが自然に生まれる場所なんて素敵であり、

この村役場の再生と活用の輪、

幅広く広がっていくように思えたのでした。

 

 

旧倭村役場のこれからを楽しみにしています!

 

 

 

 

 

チャリティ市ではオリジナルTシャツや食材や

作家さんの作品などが販売されていました。

 

 

 

屋外でもお嬢さんと尺八の方が、今度はギターの方もまじえて演奏披露してくれました。

 

 

Kioの夏時間

梅雨の晴れ間。

 

 

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からっとして、光りも白く眩しく、

今日はまるで梅雨明けのような一日でした。

 

 

 

 

 

 

それで朝は、子供の頃の夏休みを思い出していました。

 

 

私は午前中の時間がとても好きでした。

 

家の中でいちばん涼しい部屋は座敷だったのですが、

ラジオ体操から戻って、朝ご飯を食べ終えると、

宿題をかかえて日の光の入ってこない座敷に移り、

「夏休みの友」に向かう時間が好きだったんです。

 

集中して宿題に取り組んだ記憶はあまりありませんが(笑)

 

ふすまを開けた座敷からは玄関が続いていて、

開け放った玄関扉から見える夏の庭を

ただぼんやりと眺めていたものです。

 

海のことや、そこにぽっかりと浮かぶ大きな船のこと、

空にもくもくと出ている雲のことを思うときもよくありました。

 

家のほの暗い一室にいながら

果てしなく続く世界のことを思うのは素敵な時間でした。

 

 

 

今日はお休み。

 

外に散歩に出ました。

 

 

 

 

爽やかだったのですが、

さすがにしばらく歩いていると暑くなってきて、

たまに止まっては、道の脇を流れる小川に手をひたして(気持ち良かった!)、

ゆっくり散歩しました。

 

 

すると白っぽい花のにおいがしてきました。

 

辺りを見回しても、そんな花らしき姿は見当たりません。

 

この間まで栗の花が界隈でたくさん咲いていたけど、

それももう終わったみたいだし・・・・・

 

でも、においは確かにしてきます。

 

「あれ?・・・もしかして、おまえなの?」

 

田んぼの土手に咲いているヒメジョオンの、

群れというには遠慮気味な、でも群生。

 

近づいてみると、やはり漂っていたのはこのにおいでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散歩から戻って、スコーンを焼きました。

 

 

夏は私にとって、

いちばん静寂な時間が流れる季節です。

 

 

 

 

 

 


クローバー便りと、クローバーレシピ

いまクローバーが真っ盛りです。

 

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どこででも見掛けるものですが、

子供の頃からすごく好きなんです。

 

葉っぱは、鮮やかなのに深みのある色をしていて、

うまい具合に縞模様が入っていて、

なんて素敵なんだろうって思います。

 

 

 

 

 

 

子供時代は友達とよく

クローバーの花かんむりを作りました。

 

適当に結わえてただけで、

かぶっているとすぐにほどけてきたので

ちゃんとした作り方じゃなかったんだろうなあ。。

 

私も友達も作り方なんて気にしたこともなかったので、

すぐにばらばらになってしまうようなかんむりを

それなのに毎日のように作り続けていたっけ。。

 

なんだか急にまた作ってみたくなってきて、

それで大人になった今ごろになって、ちゃんとした作り方が知りたくなってきました。

 

 

 

 

 

 

でも花よりも、とにかく好きだったのは葉っぱ。

 

ハイジみたいなベッドが作りたくて

部屋でいっぱい乾かしていましたが

とてもそこまでは到達しませんでした。

 

仕方ないのでハンカチでくるんだ人形のベッドが何台か出来たかな。。

 

 

そんな乾燥クローバーが

江戸時代にオランダから船で運ばれてくるガラスをおさめた木箱に

緩衝材として入れられていたというのを知ったのは

働くようになってからでした。

 

びっくりすると同時に、ロマンも感じました。

 

 

 

さて、そんなクローバー、

花かんむりへの再挑戦もですが、

見ていたらふと思ったんです。

「食べられるのかな?」って。

 

生えてきたばかりの、しなやかな若い葉を見ていたら、

三つ葉みたいって思ったんです。。

 

 

そこでネットで見てみると、

クローバーのレシピがちゃんといろいろ紹介されているではありませんか!

 

天ぷら以外は、まず茹でてから水にさらすのが基本のようで、

それから炒めたり、あえたりするとのこと。

 

さっそく試してみようと思いました。

 

 

 

 

 

そして出来上がったのがこちらです。

 

 

 

油っぽさと和風味が欲しかったので、

オリーブオイルで炒めてから、鰹節であえました。

 

思ったよりシャキシャキしていて、野菜っぽくて、

三つ葉よりも菜花に近い味でした。

 

こんどは桜エビと一緒に、かき揚げにしてみよう!

 

 

 

なんかこんなクローバーで

こんなに書けるとは思ってませんでした。。。笑

 

 

とりとめがなかったですが、

お付き合いどうもありがとうございました!

 

 

 


 

すみれ咲く春の日に

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ゴールデンウイークに入りましたね。

 

Kioの前の街道、

いつもだったら伊勢と関西を行き来する車で

ときに混雑することだってあるのですが、

今年ばかりはさすがに静かです。

 

 

昨日の定休日は、

店の裏手を散歩しました。

 

名古屋にいた頃も

住まいのマンションの界隈をぶらぶらするのが

実はいちばん好きなことだったので

近所を歩くのは楽しいです。

 

 

 

 

 

 

名古屋時代は、

街並みを楽しんだり、思案を巡らせたりしながら、

路地裏に入って小さなお店を見つけたり、

甘いお菓子を買いに寄り道したり、

教会や公園のベンチに座って小休憩したり、

 

遠くまで行き過ぎたときにはバスに揺られて帰ってきたり・・・、

そんな散歩がお気に入りでしたが、

 

こちらではもっぱら自然観察です。

というか、ほぼそれしかすることがありません。。。笑

 

この時期は、すみれやアザミ、

カラスエンドウ、シロツメクサがかわいいです。

 

 

昨日は同じ地区内にある別荘地まで足をのばして、

ちらちらっとお家拝見をさせていただきながら、

散策をしました。

 

すると丘をのぼったところに、小さな池を発見!

 

 

 

 

自治体の柵で囲われていて、ほとりには行けませんでしたが、

Kioの目と鼻の先にこんなのがあるなんてぜんぜん知らなかったので、

ちょっと嬉しくなりました。

 

何の鳥だろう・・・・

こちら側では聞くことのない澄んだ鳥の声が、林にこだましていました。

 

 

 

 

 

 

こんな田園地帯でも、

たまにすれ違う人はみなマスク姿で(自分も含めてですが)、

異常な事態が起きていることを思わずにいられませんでした。

 

 

青山高原だってきっと人に来て貰いたいだろうになあ、

なんて、

普段なら確かに感じられる観光で来た人達の明るい気分、

それが漂わない街道から、高原をのぞみながら、

そんなふうに思いました。

 

 

早くみなが安心して

どこへでも出かけられる日がきますように。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

キャンプファイヤー in 白山町

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このところ地域の異業種の方と交流させていただく機会が増えてきています。

 

お話ししていて感じるのは、

皆さん、白山町を愛していて、

もっと魅力を広く知って貰いたいと強く望んでいること。

 

 

そんな熱い想いを共有できることもですが、

 

鹿の猟をしているひとだったり、

地元食材でお菓子を作っているひとだったり、

ゲストハウスをしているひとだったり、

 

クラインガルテンを運営しているひとや、

陶芸家さん、

杉板でじっくり焼いた肉の製造販売をしているひと・・・・・

 

この環境ならではのユニークな事業をされている方にお会い出来るのが

新鮮で楽しいです。

 

 

 

そんななか先日地元の猪倉温泉の敷地でおこなわれた

「インターナショナルフェスティバル in HAKUSAN」というイベントに

お邪魔してきました。

 

地域に暮らす外国人のひと達が作ったモノの紹介や販売を通して、

彼らと地域住人との交流を深めるというのが主旨。

 

前述のゲストハウスのオーナーさんがかねてより抱いていた

「白山町に外国人の旅行者や移住者をもっと増やしたい」との想いをカタチにしたものです。

 

 

一回目の開催です。

 

17時スタートとのことで、店が終わってから出かけました。

 

 

 

 

 

 

猪倉温泉は、山の中腹にあります。

Kioから車で五分の距離。

 

 

真っ暗な山道をあがっていくのですが、

そうすると温泉に併設されたブルーベリー農園のハウスから

白熱色の明かりが暗闇の中で灯っているのが見えてきて、

それがなんとも温かで素敵な景色なんです。

 

 

そして会場へ行くと、今度はいつもは見慣れない大きな焚火が

星空に向かって火の粉をあげていました。

 

こんな時間からのスタートにしたのは、

どうやらこのキャンプファイアーを楽しんで貰いたくてだったみたいです。

 

 

 

 

 

焚火って大好き。

いつまでも眺めていたくなる。

 

 

 

屋台では、くだんの杉板で焼いたお肉を出店するシダーワークスさんや、

世界のビールと一緒に鹿肉の燻製をふるまう猟師さん夫妻の姿も。

(お肉も燻製も美味しかったです!)

 

 

 

 

 

 

辺りからは楽器の演奏も聴こえてきて、

普段は静まり返った白山町の山の中が別世界になっていました。

 

 

 

 

 

 

「コーヒールンバ」の演奏が始まって、

宴もたけなわ。

 

 

お客さまの姿もありました!

 

 

 

 

 

 

 

 

外国人の皆さん、踊る踊る(笑)

つられて地元の皆さんも、踊る踊る。

(私も誰かに引きずられて、踊りの輪へ。。)

 

 

楽しい夜でした。

 

 

 

 

環境を活かした魅惑のイベント、

地元のひとにもだし、それ以外のひとにもこれから広く知れ渡っていったらいいなと思いました。

(温泉のお泊り客のひとも楽しまれてました!)

 

 

そしてキャンプファイヤーの炎のように、

白山町の熱気もこれからさらに大きくなっていくといいな!