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2019年11月

森の中のアトリエへ

先月のことになりますが、

画家・須藤陽子さんのアトリエ公開にお邪魔してきました。

 

*須藤さんとの出会いはこちらの記事に記してあります。

 

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三重県菰野町、

御在所岳のふもと

 

敷地の脇に三滝川の清流が流れる

自然環境の中に須藤さんのアトリエはありました。

 

 

このアトリエ、

須藤さんの制作のためのスペースであると同時に、

須藤さんが長きに渡ってコレクションをされてきた

古今東西の人形や玩具の展示スペースにもなっています。

 

 

 

 

 

なのでアトリエ公開は、

須藤さんの原画とともに飾られた、

沢山のコレクションも一緒に堪能出来るという内容。

 

 

 

 

 

 

アトリエのロケーションや、建築美とも相まって、

森の中の小さな美術館に来たような、

そんな気分や時間にひたることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

まずはデッキに通していただき、

清流を眺めながらお茶を一服。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして須藤さんの作品とコレクションを拝観。

 

 

もう一瞬にして、

心にぐんぐん、ぐんぐんと染み入ってきました。

 

カタチ、色、質感・・・・

あるものぜんぶがひと塊になって

はらはらと押し寄せてくる。

 

どうしてこんなにときめくんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アトリエはゲストの方でいっぱいでしたが、

須藤さんが丁寧にコレクションの解説をしてくれました。

 

私の感情が揺さぶられっぱなしだったことも(笑)きっとお察しだったのだと思う、

こちらへの眼差しからそんなことが感じられました。

 

 

実は須藤さん、Kioにもご来店いただいたことがあり、

その時お求めくださったリモージュのカップが

フランスのドール達の愛用品のようにして飾られていました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明治時代の久寿玉と、須藤さんの素晴らしい作品。

 

 

 

 

絵と同様に、コレクションもまた「これは須藤さんの“作品”なのだ」と思いました。

 

 

須藤さんのアトリエ。

ひとつの完全な世界。

 

 

とても楽しくて貴重な時間を過ごさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

須藤さんにはご自宅用にペンダントランプもお求めいただいています。

 

「ここだけまだ照明が決まっていなかったの」とのことで、

窓際のカフェスペースへ吊り下げ。

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアのアイアンランプ、

この子も須藤さんのコレクションのような存在になってくれていたら嬉しいです。

 

 

須藤さん、色々と本当にありがとうございました!

 

 

アンティーク時間

しばらく間があいてしまいました。

(思ってた以上だったので、びっくり。。。)

 

 

コンテナ入荷後には沢山のお客さまに足を運んでいただきまして

本当にありがとうございます。

 

 

今回はご遠方からご来店も多くて、

そんなときは「Kioだけでなくて、白山町も気に入っていただけたらいいなあ」なんて、

移住してまだ四年なのに、生意気にも白山町大使を気取っています(笑)

 

 

 

お客さまと一緒にモノ(アンティーク)を眺めながら、

色んなお話しもさせていただきました。

 

 

 

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総手縫いのキルトのベッドカバーがあるのですが、

これなども皆さん、掛けられた時間に思いを馳せて感激なさいます。

 

「膨大な時間だったと思うけれど、きっと苦にもならず、反対にいい時間だったのでしょうね」と

とあるお客さま。

 

私も本当にそう思う。

 

「なんだか羨ましいです」と言うと、

お客さまも目を細めていらっしゃいました。

 

 

そのお客さま、

ある遠方からのお客さまが買われた家具をたいそう褒められるので、

ご遠方から来られた旨を伝え、

せっかくなので青山高原の中までお連れしたことを話すと、

「そんなことを聞くと、自分まで嬉しくなってくる」とおっしゃいました。

 

そんな言葉がまた嬉しくて。

 

 

 

 

 

 

 

アンティークが架け橋になって

Kioにもいい時間を作ってくれています。