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2023年12月

今年もありがとうございました。炉辺にて。

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二階の住まいに薪ストーブがつきました。

 

長年の夢ではあったのですが、
すっかり〝自分たちで手作り〟が生活のモットーになってしまったがため、
「さすがに薪ストーブの設置はハードルが高いね」ということで
これは夢のままできっと終わってしまうだろうと思っていました。

 

ところがある日、
「薪ストーブをつけることにしたよ」と、
耳を疑うような言葉が夫の口から突然出て。

ホームセンターで何気に手に取った薪ストーブのカタログを見ていたら、
自分でも出来るんじゃないかと思えてきたのだそうです。

(それから夫は、YouTubeなどで猛勉強の日々でした・笑)

 

鉄の塊を二階にあげるのは家具とはわけが違いましたし、
とくに煙突工事は、風の強い地域でしたので失敗に次ぐ失敗で、
想像以上に苦戦しましたが、
夫が諦めずに頑張ってくれたお陰で
今年は薪の炎を見ながらの年越しです。

 

鋳物の炉があり、そこに薪をくべる。
ただそれだけ。
電気も燃料タンクもいっさい使わない。

そんな薪ストーブは、原始的と言えるまでのシロモノ。

 

でも、上昇気流を作って炉内の温度をあげてあげないと、
薪は燃えてくれない。

そのために着火の際には窓を開けて室内の気圧を弱めたり、
燃えやすい針葉樹と、長持ちする広葉樹を使い分けたりしないといけない。

 

ひと筋縄ではいかないけれども、
そこに自然の摂理を見ることが出来る。
すごく面白いし、勉強になる。

 

「こんなことを学校で教えて欲しかったね」
なんて夫と笑って話しながら、
やはりここでもKioをやりながらいつもいつも考える
〝本物の道具〟のことを思う。

 

 

もうすぐ新しい年が始まります。

どんなことが出来るかな。

どんなモノを提供させていただくことになるだろう・・・・・

興奮、期待、
そんなのが静かに・・興奮なのに静かと言うのもおかしいのだけれども、
でもそんな感じで・・心に湧きおこってきています。

 

そして皆さまへの感謝も同時に。

買い付けもまだまだ不安定ななか、
そんなKioをいつも見ていてくださって、ご愛顧くださって、
本当にありがとうございます。

 

どうぞ良いお年をお迎えください。

皆さまにとって2024年が幸せな一年でありますように。