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2023年5月

買い付け前日の日記

 

 

さいきん洗濯板を買いました。

 

洗濯方法をそれに切り替えたというわけではもちろんないです(笑)

 

汚れの目立つ部分を、

ざっとでもいいので、まず洗濯板を使って先に洗っておくと
洗濯機での洗いあがりがぜんぜん違うんです。

 

ブリキのたらいに入れてゴシゴシやってみたいところですが、

狭い洗面室ですので、洗濯機の横の洗面台に水を張ってやっています。

 

それでもなんだか楽しくって、

衣類をきれいにするのが目的でしたが、そっち(楽しさ)の方が勝っています(笑)

 

 

いきなり洗濯板のお話で始まりましたが、、

道具ってやっぱりいいなあって、

そして昔からあるモノになればなるほど、
便利で美しいなあって、感じるのです。

 

単純な作りだから壊れないし、

使うほどに愛着が湧いてくる。

 

 

 

そして、本題です。

 

先日アメリカ出入国の規制がすべて撤廃されたので、

明日から一週間、買い付けに行くことになりました。

 

「買い付けが再開したら、コンテナがはち切れるくらい仕入れてきますのでね!」

って皆さまにずっと宣言していたので、
本当だったらそうしたかったのですが、
色々な懸念事項が出て来ており、

考えた末、今回はコンテナを使わない方法にすることにしました。

 

ですのでランプ類や雑貨など、小物の買い付けとなります。

 

小物だけというのは初めてなので
どれくらいの買い付け量になるか見通しが立ちませんが、
予算はこれまでと同じで組んであります。

(と言っても円安なので、かなり減りましたが。笑)

 

帰国便でまずは二箱持ち帰って、
残りは航空便で送る予定です。

 

 

どんなモノとの出会いがあるだろう。

 

それこそ古い洗濯板だったり、
ずんぐりとした陶器のボウルや水差しだったり、
鍛冶仕事で作られたキッチン道具だったり・・・・・・、


1800年代の初頭頃の・・
アーリーアメリカンの時代のお家で使われていたような、
そんな素材もカタチも良くて、かつ実用的で不変的で、

使っていて楽しくて、幸せな気持ちが静かに湧いてくるようなモノを
探してみたい気持ちが高まっています。

 

これは、この三年の空白期間が与えてくれた変化かもしれません。

 

 

だけどもちろん、
 

内側から輝きや質感がにじみ出てくるような
真鍮や鋳物製のランプや鏡や写真立て・・・・、

 

かわいらしいけれど、力強さもある、
置物や壁飾り・・・・・、

 

そんなKioらしいモノも、変わらず集めたい。

 

 

時代が変わっても、
毎日愛着を持って長く長く長く使えるモノがいいなあと。

 

 

小物の買い付けなので、回るディーラーの数も多くなりそう。
 

久しぶりということで、ひょっと心配もありますが(笑)、

あのカリフォルニアの光の中を車で走っているところをイメージすると、

リラックスした気持ちになります。

 

 

楽しみながら、励んできたいと思います。

 

それでは、行ってきます!

 

 

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山あいの村の不思議なマルシェ「むらのわ市場」

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Kioから南西に進み、雲出川に出たら上流方向へ。

そうすると、まもなく美杉町に入ります。

 

車で15分くらいなのに、
道の脇には杉山がそびえ、
里山の白山町から行ってもちょっとびっくりするくらい、
本当に山あいの村といった様相となります。

 

そんな美杉の、とある原っぱで、
毎月9日に「むらのわ市場」というマルシェが開かれます。

規模は大きくはありませんが、
食も雑貨も、いずれも自家製やハンドメイドにこだわったお店揃い。

行きたい行きたいと思いながら、
なかなか動ける9日が無く、、

このままではいつまでたっても行けなさそうだったので、
Kioの営業日でしたが、
この間の9日の日、思い立って出かけてきました。

 

それはそれは気持ちのいいお天気で。

 

市場に到着。

そこは、小ぢんまりとした空間。

草の絨毯の中央に、憩いの場所として張られた黄緑色のテント。

それぞれが柔らかい光と影を織り成していて、
なんとも優しくかわいらしい雰囲気が漂っていました。

 

「精麻飾り」を出店している友人が私に気づいて駆け寄って来てくれました。

彼女に案内して貰って、
「古代小麦のパン」と、「こぶみかんのタイ風ラー油」、
「オーガニック食材のホットドッグ(昼食用に)」と、
「おから入りグラノーラ」を買いました。

どれも素材本来の風味がしっかりとしていて、
驚くほどの美味しさでした。

 

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こんなレベルの手作り品が、
こんな人里離れた原っぱの、ゆるゆると時の流れるマルシェで販売されているなんて・・・・、
いたなんて・・・・。

 

グラノーラの方も知人で、
彼女にも思ったことをストレートに伝えると、「ふふふ。濃いでしょう」と。

精麻の友達も「ここに来ている人のエネルギーも好きなの」と言い、
両方の言葉に頷くばかりでした。

 

 

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昨年ここを引退されたばかりのおばあちゃんで、
「野草の神様」と呼ばれるひとがいるのですが、
私さいきん敷地に生えるヨモギを使った料理やお風呂に凝っているので、
もっと早く来ていれば、会ってお話し聞けたのにな。

なんでも美杉の歴史を自力で調べ上げて、
それを紙芝居にして披露もしているのだそう。

足を運んでいたらいつかお会い出来るかもしれない。

 

そして出店者さん達のお話も
もっともっと聞いてみたいな。

 

ああ、良かったなあ、むらのわ市場。

ありがとう!

 

 

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