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2021年5月

海女さんのお話し。

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父の日と母の日の親孝行・・・ということで、

この間のお休みの日、

志摩の「海女小屋」に行ってきました。

 

 

海に面して建ち並ぶ数棟の小屋。

 

中には炭をくべた囲炉裏があり、

目の前で海女さんが獲れたての海の幸を焼いてくれます。

 

 

 

本来の海女小屋とは、

海女さんが漁で疲れた体を、薪を焚いて温めたり休めたりする小屋のこと。


朝と昼からの漁の合間には

仲間と炉を囲んで食事しながら和気あいあいと過ごす、

そんな場所でもあります。

 

 

 

↑海女小屋を再現した展示コーナー

 

 

 

海女小屋が体験出来る施設が志摩には何軒かあり、

いちど行ってみたかったのですが、

今回母のリクエストで叶いました。

 

 

 

 

 

 

炭の火力は思いのほか強く、

イカもサザエも伊勢エビも・・・、

瞬く間に香ばしい色に焼きあがり、とても美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

私達を担当してくれたのは、

10代から漁を始めて50年になると言うベテランの海女さん。

 

「好きなことだから毎日が楽しくて、ストレスもぜんぜんない」のだと。

 

「いちばんいいお仕事ですね」と私が言うと、

満面の笑みで大きく頷いてくれました。

 

母も伊勢エビを指さして「こんなのが見つかったら嬉しいでしょうねえ」と言うと、

今度も屈託のない笑顔が返ってきました。

 

大らかで、海女さんがまるで海みたいだと思いました。

 

 

 

 「とくかく海が好きでな。

 陸で10万円稼ぐより、海で5万円稼ぐほうがいい。

 海で何かを探して獲ったときの気持ちはお金には代えられん。

 ワクワクするわけだ。

 海にはときめきがある。

 海女さんて、そんなもんや」

 

 「あ・・・!これって、買い付けと同じだ!!」

 

これは、ある海女さんのインタビュー記事を読んだときに書いた

数年前のダイアリー記事のいちぶなのですが、

その時のことを思い出したりしましたし、

 

今回の海女さんも

インタビュー記事の海女さんなんじゃないかと思えるくらい

受ける印象が同じでした。

 

海女さんて、みんなこんな感じなのかな。

 

 

ダイアリー以来、いちど実際に海女さんとお話しがしてみたいなあって

じつは秘かにずっと思っていたんです(笑)

 

それが実現して、

そして、雨のせいかひと気のない浜辺の静かな小屋で

心も体も寛ぎ、温まり、

まさしくの海女小屋体験となったのでした。

 

 

なんだか自分のための日になってしまったような。。。

 

 

お客さまのミックススタイルのお家/津市M邸

 

 

今日ご紹介するのは、津市のMさん邸。

 

 

Mさんは「アンティークに限らず、どんなインテリアでも大好き」とおっしゃる方。

 

家具職人さんが作った家具もお使いですし、

「コンランなんかも昔から変わらず好きですね」とのことで、

デザインされたインテリアもお持ちのご様子でした。

 

そんなわけで、どんな感じのお家なんだろうと、

とても気になっていたのですが、

 

フロアランプと絨毯をお求めいただいたのを機に、

お邪魔出来ることになりました。

 

 

 

フロアランプは「玄関ホールの廊下用に」とおっしゃってたので、

間取りにも興味があったのですが、

 

リビングがガラスの観音開き扉ということもあって、

広々とした端正なホールに感激してしまいました。

 

 

 

 

 

ソファの横に配されることになったフロアランプ。

モダンとアンティークの対比が、かっこいいです!

 

こういった場所にシーテイングセクションがあるのもいいですね。

雨の日とか、こんなところで本を読んで過ごしてみたいなあ。

 

 

 

 

 

 

リビング&ダイニング。

 

 

 

 

ダイニングセットが、家具作家さんの作品です。

 

窓に嵌っている美しい枠もまた、同作家さんによるもの。

 

目隠し用に何か・・と相談を持ち掛けたところ、

こんな他にはないような枠が出来上がったのだそう。

 

枠に嵌め込まれたガラスは、M氏の奥さま作。

(至近距離でも撮影させていただけば良かった。。。)

 

作家ご夫妻は白山町在住で、Kioのお客さまでもあります。

 

彼らの作品も見れて嬉しかったですし、

オーダーする醍醐味みたいなものも学べました。

 

 

 

絨毯は、アンティークの廊下敷きを。

 

 

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実はしばらく経ってから、また新たなお届けでお邪魔したのですが、

絨毯の位置がリビングにかわっていました。

 

 

 

 

廊下敷きのこんな使い方、良いですよね!

 

 

 

新たにお届けしたのも廊下敷き絨毯。

こちらはビンテージ。

 

 

 

 

リフォームしたキッチンの床に敷かれたのですが、

サイズも雰囲気もこの場所のためにあつらえたかのようにぴったりで、

Mさんも私も興奮気味になってしまいました。

 

 

キッチンには、北欧やアールデコのモダンさを思わせる素敵なタイルが張ってありました。

 

 

 

 

 

色んな要素のもので、美しく完成されたMさんのお家。

 

壁にはアートも掛けられています。

 

 

 

 

美術館に行ったような印象が残ったのは、

アートの存在もあったからだと思うけれども、

Mさんのキュレーションの技のようなものも感じられたからのような気がします。

 

 

 

 

お求めだけでなく、楽しませてもいただきました。

 

Mさん、ありがとうございました!

 

それと、最初のお届けからのことを思うと、

公開がものすごく遅くなってすみませんでした・・・・!

 



 

栗の木と、桃の木。黄金週間の空の下で。

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ゴールデンウイークに入ってから

雨が降ったり止んだりの繰り返し、おまけに雷まで鳴ったり、

かと思うと、合間で晴天だったり・・・・

空も忙しそうですね(笑)

 

 

こんな天候だからなのか、夕陽もいつもとちょっと違います。

 

おとといは、西の空いちめんに淡いオレンジで塗ったような雲が広がり、

そこから太陽が、まるで宝石のようにきらきら輝きながら、丸くくっきりと出ていました。

 

 

昨日は雨上がりのグレイの雲の裾を、オレンジの閃光が照らしていて、

宗教画のような夕焼けでした。

 

 

 

 

ちょうどお客さまをお見送りするのに外に出たときで、

「わあ、きれいですねえ!」と、口を揃えました。

 

 

お客さまを見送ったあとも、しばらくひとりで夕陽のショーを見ていました。

 

いつも夕陽を見ると「一日の終わり」を感じますが、

昨日の夕陽は、終わりと、そして何故だか「始まり」も感じました。

 

 

 

↑屋根のうえの雲も面白かった。

 

 

 

そして今朝は、

普段なら目を覚ましたりしない4時半という時間に、ふと目が開きました。

 

4時半にしては外がすごく明るくて

(普段目を覚まさないので、いつもより明るいかなんて分からないのですけれども、、

でも6時よりも明るく感じられました)、

 

何だか本当に「始まり」という良い実感がわいてきて、

こんな明け方から嬉しい気持ちになったのです。

(二度寝してしまいましたが。。。)

 

 

 

そういえば三月のダイアリーで

「敷地に柿の木を植えようと思います」と書きましたが、

半月ほど前に植えましたよ!

 

「栗の方が早いから、栗にしよう」と、

柿があまり好きでない夫に押し切られ(笑)、

実際には栗が植えられたのですが。。

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、栗から少し離れたところに白桃も二本植えました。

 

 

「川の水のほうがミネラルを含んでいるから」

と言って、夫が朝夕、小川の水を汲んであげています。

 

桃栗三年・・と言うだけあって、

日に日に大きくなっていくのが分かります。

 

ほんとに三年で実るのかな?!

楽しみです!

 

いずれ皆さんにお裾分け出来るくらいに

収穫が出来るといいなあ。

 

 

 

アンティークと関係ないエピソードになりましたが、

Kioの一環ということで。。。。

 

 

それでは皆さま、

ゴールデンウイーク後半もどうぞ良いお時間でありますように!