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お客さまのご新居 愛知県高浜市・Mさん

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お付き合いをさせて貰っているうちに

お家を建てられるお客さまもいらっしゃいます。

 

 

今回ご登場いただくMさんご夫妻もそんなお一組。

 

お二人ともインテリアが大好きで、

それまで住んでらしたマンションは、じっくり吟味してこつこつ集められた家具や照明で

センスの良いしつらえがされていました。

 

 

年代にしてもデザインにしても、“好き”の幅が広いお二人ですが、

ぶれない軸をお持ちだなあと常々感じていて、

 

以前に「クラシックなんだけどモダンなんだけど、それだけじゃなくて、

プラス、どこか“ざらつき”や色香のあるものが好き」

そんなようなことで意見一致したことがあるのですが、

それなのかなあ・・なんて思います。

 

Kioからもそういった雰囲気のものたちを

これまでに沢山お求めいただきました。

 

 

そんなお二人から

「家を建てることになりました。

瓦だって好きだからどんな外観にするかすごく悩みますが、

でもアンティークが似合う家にしたいと思っているんです」

 

そう聞いて、

どんなふうに作っていかれるのか、

とっても楽しみでした。

 

 

 

そして出来上がったご新居、

このような外観となっていました。

 

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新区画の土地だったので、けっこう手前でナビの案内が終わってしまったのですが、

遠目にこのお家が見えたとき、

夫と「すごくいい家があるね。 あ・・・、ぜったいあの家だよ!」と。

 

M邸は、プランニング段階で私たちが三重に引っ越してしまったため

以前ほどお会い出来なくなってしまい、

建具など内装のお話は聞いていたのですが、どんな外観かまでは知りませんでした。

でも間違いないだろうと。

 

当たったこともですが、

区画のなかでいちばんいいと思ったお家がM邸で、嬉しかったです!

 

 

この日は、リビングにシャンデリアを、食卓にペンダントランプをお届け&設置。

 

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↑二台のソファも以前にKioでお求めいただいたもの。

フィレンツェ家具やテーブルランプなどもリビング用にお持ちなのですが、

お子さんがもう少し大きくなられるまでの間は「ストックルームで保管です!」とのこと。

 

 

梁天井に、漆喰塗りの壁、踏みごたえのある天然木の床。

そしてキッチン側にはアンティークレンガがふんだんに使ってあります。

玄関土間にも天然石タイルが張ってありました。

 

「素材だけはこだわろうと思って・・・」と奥さま。

 

M邸の室内の空気、驚くほど軽くて柔らかだったのですが、

まず漆喰、それに床もレンガも入れたぜんぶの素材が貢献しているんでしょうね。

 

 

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レンガ張りの厨房は、油でべたべたすることもなく、手入れがすごく楽なのだそう。

(そういえば北海道の木村さんのお家の厨房も、アンティークレンガだったなあ・・・)

 

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Kioでお求めいただいたウォールランプ。

レンガの壁に合わせる“何か”をお探しだったお二人が直感で選ばれたのですが、

すごく良く似合っていて、感激でした。

 

「職人さん達も気に入ってくれたのか、

昼間でもなぜかこのランプだけはいつも点けてお仕事されてたんですよ・笑」

と、奥さまが施工中のエピソードを聞かせてくれました。

 

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オーダーメイドの扉のアイアンワークも、

職人さんが鍛治仕事で手掛けました。

 

 

良い素材が集まって、この山荘のような内装となって、

そしてそれが「アンティークが似合う家」にもなっていて・・・・・

 

 

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↑洗面室も素敵でした。

 

 

 

お子さんがもう少し大きくなられたら

本格的に部屋づくりをしていくのが楽しみだとおっしゃるご夫妻。

 

また良かったらKioにも見に来てくださいね!

 

Mさんご夫妻、今回はご登場いただき本当にありがとうございました。

 

そして公開がものすごく遅くなってごめんなさい、、、、

 

 

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フロレンタイン・ウッドのこと、いろいろ

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HPにアップをしたフィレンツェのデスク。

 

同じくフィレンツェのネストテーブルとくずかごを左右に置いて、

そして小箱をデスクトップに載せて。

 

商品ページでいちどやってみたかった

フロレンタイン・ウッド(フィレンツェ家具)のレイヤードです。

 

 

主体がぼやけてしまったり、

全体がくどくなったらやめようと思っていましたが、

そんなことにはぜんぜんならず。

 

むしろ私としては落ち着いた気持ちになりました。

 

 

いっそうフロレンタイン・ウッドだけでかためたら、どんな感じになるだろう・・・!

 

ルネサンス建築の金箔張りの格天井みたいな雰囲気にもしなったら・・・

そう思うだけで、なんだかぞくぞくしてきます。

 

 

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ところで突然ですが、羽田空港。

 

いま再び国際空港になりましたが、

私の幼少の頃の国際空港時代のお話しを・・・・

 

 

時は1970年代。

 

お洒落なスーツを着たマダムや

きれいな民族衣装をまとった紳士淑女、

アラブの富豪・・・・・、

当時の羽田空港のロビーはそんな人々が行き交い

とても華やかで大人な、例えるなら『007』の世界のような(笑)ムードでした。

 

とくに夜が素敵で、

東京の叔父叔母のところに遊びに行き

「どっかドライブに行くかい?」と仕事から帰った叔父が訊ねてくれようものなら

決まって「羽田空港!」と答えたものでした。

(旅行で行けてたら良かったんですけどね。。。)

 

 

幼少すぎて記憶がだいぶ曖昧ですが、

羽田空港のロビーには、良く言えば「ワールドバザール」、

でも私の記憶にもとづくと「世界中の物を売っているお土産屋さん」、

そんなマーケットプレイスというか売店ですね、がありました。

 

そこが好きだったんですね。

 

ビーズの刺繍がされた香港製のシューズを叔母に買って貰ったことがあります。

 

マトリョーシカを初めて見たのもそこでした。

 

そしてあったのです、そこにフィレンツェの工芸品が。

 

お土産なので、ペントレイとか小さなお盆、それくらいだったと思います。

 

どう感じたかは忘れてしまいましたが、

赤で点々と彩色された金箔塗りの木の質感を覚えています。

 

 

フロレンタイン・ウッドとはそんな小さな出会いですが、

羽田空港の思い出は自分のなかでかなり色鮮やかで大事にしている思い出のひとつで、

今のKioにも影響を及ぼしていると思っています。

 

フロレンタイン・ウッドのビンテージを扱うようになって、

その魅力にどんどんはまっていっていて、

なんだか繋がりや巡り合わせというものに

宇宙的な面白さや不思議さを感じます。

 

 

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しかし、なんでこんな背面なんだろう・・・・!

 

ほんとに完全に虜です。。。。

 

 

 

北海道へ おおきな原野の小さな家

6日から8日まで、お客さまを訪ねて北海道を旅してきました。

 

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釧路空港でレンタカーを借りて走ること一時間。

 

標茶町(しべちゃちょう)の牧草地帯に佇む、黄色い壁のコテージに到着。

 

お客さま・木村ご夫妻のお家です。

 

 

家具職人のご主人と、今はガーデン作りに専念する奥さまが、

35年の歳月をかけて築かれた、内も、外も、すべてが手作りのお住まいです。

 

 

インターネットでKioを知っていただいたのがきっかけで、

かれこれもう7年くらいのお付き合い。

 

「良かったらいちど遊びに来てください」

 

メールやお電話で暮らしの様子を断片的に聞いて、ずっと気になっていた木村邸。

 

三重の里山に移転してそれはますますのものとなっていた矢先、

思ってもないお招きをいただいて、

今回の訪問となりました。

 

 

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ガーデンに面したリビングには、造形も質感も美しいご主人作の家具が置かれています。

 

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そこに仲間入りしている、Kioからのフロアランプ三台。

 

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「夜になるのがすごく楽しみ」と言っていただけるほどのお気に入りになってくれていました。

 

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この子などは「この螺旋階段のために出てきてくれたみたいだ!」と大満足いただいています。

 

しかしです!

この階段こそがすごいのです。

こちらまでご主人がひとりで作られたのですから!

 

床も、昔の学校の体育館の床を剥がして、お二人で張ったのだそう。

 

 

 

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使い勝手がよくて生活感のこもった、素晴らしいキッチン。

アイランドも流し台も、ご主人作。

 

珍しい木製のコーヒードリッパーも、旋盤細工によるお手製。

 

 

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ご主人が焼いてくれたシナモンロールと、スコーン。

 

実はご主人、今月15日からご自宅の空間を使ってカフェをオープンされるのです。

 

シナモンロールとスコーンも提供されるのですが、

シナモンロールは華やかなシナモンの香りがいっぱいで、生地は味わうほどにしみじみ美味く、

スコーンは小麦粉の風味も食感も抜群で、

どちらも私のストライクでした。

 

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この空間と眺めが付いてくるんですものねえ。

 

紅茶だけでなくコーヒーもポットで供されるので、

ゆっくりと過ごすことも出来ます。

 

住所は最後に記しますが、

地元の方はもちろん、

北海道へお出かけの方、観光から離れた・・でも北海道の自然やぬくもりにひたることの出来る・・

木村さんのカフェへぜひお立ち寄りになられてみてはいかがでしょう!

 

 

 

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二階のゲストルーム。

ベッドもぜんぶご主人作です。

 

「どれがいいですか?」と、奥さま。

 

選べるんだ!と、わくわくしました。

 

真ん中と迷いましたが、なんとなくフィーリングで右端のベッドに。

 

もとからのシーツやカバーを外して、

ゲスト用のリネンでベッドメイキング。

 

奥さまと一緒にやったのですが、すごく楽しかったです。

 

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そして、Kioでお求めいただいた二台のソファと再会!

 

なかなか見ることの出来ない木工家具とクラシック家具の素敵な競演に感動でした。

 

ソファは他のゲストの方からも大好評なのだそう。

 

もちろん木村ご夫妻もお気に入り。

 

「Kioさんで買い逃して悔しい思いをしたソファがまだあるんですよ」

 

家具工房を営みながらも

アンティークが大好きだと言ってはばからないお二人が

素敵だと思いました。

 

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ソファの対面の壁には、Kioでお求めいただいた5灯のブラケットランプが。

 

大理石のパウダーを混ぜたという、質感だけじゃなく色味も絶妙の漆喰壁に、

しっくりとけ込んでいました。

 

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木村家の飼い猫・あやめちゃんが、二晩とも添い寝に来てくれました。

 

くずかごもKioからのものです。。

 

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階段室のブラケットもKioでお求めいただきました。

 

お家は、旧校舎の教員住宅をベースに
古い農家や旧国鉄の宿舎の柱やレンガ材、
学校の体育館の床など
捨てられる運命にあった古材を使って
改築したもの。

 

漆喰がぴたりとはまって、

まるでイギリスのカントリーハウスのよう。

 

 

 

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そしてバスルーム!

 

私の夢の空間がそのままカタチになって目の前に現れたものだから、

もうたいへん。

(私の悲鳴のような声を聞かされた木村さんもたいへんだったかと。。)

 

さいきんお求めいただいたピンクシートの椅子がぴったりでした。

 

 

見た目の方が勝って合理的でないイメージが強いホテルタイプのバスルームですが、

「洗い場を作らないお風呂の方が、水で家を傷めないんですよ」と木村さん。

 

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「大丈夫。鹿しか覗きに来ませんから」と、木村さん。。

 

 

 

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薪ストーブはリビングにもう一台ありましたが、

「これだけでじゅうぶん暖かいのよ」と奥さま。

 

北海道の冬、

ほんとにこれ一台で大丈夫なんだろうかと思ってしまいますが、

このお家はなんとガラスが4重(!)になっていて

そのお陰で断熱効果にとても優れているのだそう。

 

それは夏場にも言えていて、

私の滞在中は本州の夏のような気温だったにもかかわらず、

室内は締め切っていても冷んやり感じられるほどでした。

 

「家のランニングコストがあまりかからないですよ」と。

 

 

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二日目は奥さまとガーデン散策したり、

ガーデンのポリジの花やミントを摘んで、二人で砂糖漬けを作ったりして過ごしました。

 

こんなことが今の場所に越してきてやりたかったことなのに、

目の前の仕事が優先になって、なかなかじゅうぶんには出来ないでいる。

 

でもそこを少し・・、仕事の制約をちゃんと受け入れながらも時間を作って、

暮らしの彩りをもっと豊かにしていきたいと思いました。

 

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「今はガーデンがキャンバスね」

そうおっしゃるのは、長く美術に携わってこられた奥さま。

 

いちばんの見ごろは7月だそうですが、

色彩やバランスがとても美しくて、“絵”になっています。

 

 

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キッチンガーデン。

 

ここで採れたビーツやラディッシュ、ブルーベリーたちも食卓に並びました。

 

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名前を呼ぶと、いつも顔をこちらに向けてくれる、みかんちゃん。

 

 

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木村邸へのびる白樺の並木道は、

自生した苗木を集めて木村さんが作りました。

 

長い時を経て、こんな素敵な小道になったんですね。

 

 

私たちもこれからも作っていこう。

 

 

木村ご夫妻、

色んなことを学ばせて貰ったり、

温かいおもてなしと楽しい時間を、

本当にありがとうございました!

 

 

 

家具工房北欧舎
cafe & showroom

 

北海道川上郡標茶町北片無去313番地

OPEN 11:00-17:00
水・木 定休日
 
 
 
 
 
 
 
 
 

津市 Mさんのお家

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お部屋紹介で何度かご登場いただいたことのある名古屋のマダム。

じつは津市にとても仲の良いお友達がいらっしゃり、
移転を機にご紹介いただいたのですが、

なんとも有り難いことに
そのお友達の方にも今ではKioをすっかりご贔屓にして貰っています。

今日はそんなマダムのお友達、Mさんのお家のご紹介です。
 

 

まずは寝室。

< ナイトテーブル、テーブルランプ、聖母子の絵、壁飾り Kioでお求めいただきました>

 

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後ろを向くと、こんなコーナーが。

 

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<ミラー、コンソール、燭台型ランプ、ブックシェルフ、手前の椅子など Kioでお求めいただきました>
 

 

フレンチシャビーなテイストが好きだとおっしゃるMさん。

そこへ、黒やシノワズリーを大胆にミックス。

このコーディネート、ほんとにお洒落です!

さり気なくに作り込まれていて、色香や質感があって、
パーソナリティも感じられて・・・・、
外国のお洒落部屋のよう。

 

 

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ファッション画はマダム額装です!!

 

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香港で買ったキャンドルホルダーに似合いそうとのことで
ひと目ぼれしてお求めいただいたブックエンド。

ほんとにぴったりです!

 

 

 

そして・・・・・・・・

 

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フラワーデコのシャンデリアが仲間入り。

 

あらたにお求めいただいたのを、先週末取り付けにお邪魔してきました。

 

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「やっぱりいちばん気に入ったのを選んで良かった!」


はじめは大きさのことが心配材料としておありでしたが、
そんな言葉が聞けて、私たちもすごく嬉しかったです。

 

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ミラーへ映り込んだ様子が楽しめるのも、シャンデリアの醍醐味。

 

 

そしてカーテン脇には、シェルフがついたミラーがあらたに仲間入り。

 

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窓横の小さな壁を活かした素敵なデコレーション。

真似したくなります。

 

このデコレーションはマダムもお得意ですが、
壁の二面にモノを飾ることでかえって奥行きが感じられます。

 

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ミラーに合わせて額絵の配置換えをされたMさんから、お写真が届きました!

 

 

 

そしてMさんのお部屋の向かい側にはお母さまのお部屋もあるのですが、

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お母さまのお部屋もまたお洒落です!

 

Mさんとはまた違うフレンチチックな空間。

 

<グリーンのボード、手前の絨毯、ハンガースタンド、テレビ台、ナイトチェスト Kioでお求めいただきました>

 

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キューピッドもシャンデリアの日にお持ちしました。

コンテナ入荷時にお求めいただいたマリア様や女神像がきれいに並べられたオープンシェルフに
飾り付け。

「ほんとうにねえ、マリア様たちに毎日すごく癒されてるの」嬉々としながらお母さま。
ほんとに何よりだと、嬉しく思いました。

 

 

Mさんのお家、リビングもお洒落なのですが、
長くなってきましたし、せっかくなのでまたの機会にお届けしたいと思います。
 

 

Mさんの存在は移転するずっと前からマダムから聞いて知っていたので
Kioの移転先が津に決まったとき思ったのが、
「Mさんのお家の近くになって、マダムもびっくりされるだろうな」ということでした。

それがいまMさんとこんなお付き合いをさせていただくようにまでになり、
なんだかとても不思議に思えます。

これもマダムのお陰・・・・・
マダム、ありがとうございます!

<マダムのブログページ>
 

 

そして今回はMさん、お母さま、

Kioダイアリーを素敵に飾ってくださりどうもありがとうございました!

 

 

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Kioのイベントウィーク

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コンテナ入荷後には店頭、HPともに沢山のご来店をいただきまして

ありがとうございます。

 

 

お披露目からあっという間でしたが、

濃厚な一週間でした。

 

この三か月にいちどのコンテナ入荷が、

Kioにとっての“イベント”なのかもしれません。

 

 

「見たいんですよね」

そう言って、はるばる四国からご来店くださったお客さまもいらっしゃいました。

 

そして面白いのが、こんなときは引力でも働くのでしょうか?、

通りがかりのお客さまの来店も、

“イベント”(お披露目から一週間ほどの期間)のときのほうが多いんですよね。

 

 

あ・・、でもひとつお伝えしておきたいのが、

よく「いいのは店頭ですぐに売れてしまうんですよね?」というお声をいただくのですが、

さすがに大きな家具ものがメインなので、そんなことはないですので!

(力説するのもあれですが。。。)

 

 

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久しぶりに敷地にゆっくり出てみましたら、

終ったはずの紫陽花が何輪かあらたに花を咲かせていました。

 

八月は雨が多かったから、梅雨と間違えちゃったのかしら?!

 

 

刈り取った田んぼに落ちた稲穂でも狙っているのか、

前の森には大勢の鳥が、朝から日の暮れまで集結中。

 

 

 

これは“イベント”とは関係なくですが、

この場所で商売が出来ていること、

 

ここにまで足を運んでくださる名古屋時代のお客さま、

インターネットからお買い物くださるお客さま、

そしてこの地であらたに出会ったお客さま、

Kioに興味をもってくれたり、陰でささえてくれているひと達も含めて・・・・・

 

皆さまのお陰だと感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

ここから発信していることももっと楽しんでいただけるように

出来ることをこれからも探してやっていきたいです。

 

入荷後の店内で

お陰さまでコンテナの荷受けも無事に出来ました。

 

肉付けがまだ少し残っていますが、

店も何とかカタチになりました。

 

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玄関を入ってすぐのところ。

 

 

店内の奥のほうまで見渡していただけるように、

モノの配置を目線以下になるよう心がけてきましたが、

前回からは背の高い家具で“壁”を作る配置に切り替え。

 

かえって奥行を感じていただけるのではないかと思ってなのですが、

扉を開けて入った瞬間、

お客さまはどちらのほうがテンションがあがるだろう。。

 

バランスも大事なので、

モノをひとつ配置しては扉のところに行って確かめる、

ということを繰り返しながらやっていますが、

正直、“テンションがあがる”については、自店のことだと分かりません。。。

 

 

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家具全般に照明器具、インテリア小物。

それぞれまんべんなく探しているので、

「今回は、このアイテムを重点的に品揃えました」ということはないのですが、

 

面白いもので

買い付けを終えてみると、集まりの多かったアイテムというのが毎回あります。

 

今回は「椅子もの」と「傘立て」。

多いと言ってみたところで数はしれているのですけれども、

傘立ては年間でも3つくらいのところ、今回だけで4つ見つかりました。

 

 

そう思うと、なかなかいつでもご希望の品が揃っているとは言えませんが、

「わくわくなるような一点モノを扱うアンティークショップ」であると同時に、

「生活の道具を扱う家具屋」でもあるよう

これからもしっかりバイイングに励みたい、

 

入荷後の店内でそんなことを思ったりしていました。

 

 

 

新入荷のビンテージたち、

店頭、ウェブショップともに明日からお披露目開始です。

 

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

コンテナの輸入許可がおりました!

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通関業者さんから連絡があり、

Kioのコンテナ、無事に輸入許可が下りたとのこと。

 

毎度のこととは言え、
ほっと胸をなでおろす瞬間です。

 

 

(ちなみに通常、許可が下りないということはありませんが、

ランダムにおこなわれている税関検査に引っかかることがあります。

 

大型X線による検査が一般的ですが、

厳しいときはコンテナを開けて、中身の一部を調べる立ち入り検査、

さらにすべての商品をひとつひとつX線に通す、最恐の全量検査というのもあり、

 

段階を経るごとに時間も費用もかかるので

(全量検査になったら泣くしかありません、、、過去にいちどだけありました)、

何もなく通関が切れるのを毎回祈っているのです。

 

Kioをはじめたころ通関業者の担当さんに

「全量検査をやっても許可が下りないときっていうのは?」と尋ねたことがあります。

 

「大砲が入ってて、しかもそれの申告もされてなかった、とかですかね」との答え。

 

買ったものはすべて申告しているし、大砲も買わないから、

きっとこれからも大丈夫でしょう)

 

 

 

荷降ろしは明日の朝いちからとなりました。

 

つきましては、また開梱とディスプレイ作業のため

19日(土)から22日(火)まで臨時休業させていただきます。

 

新商品の店頭お披露目と、HPのアップ開始は、

定休日明け24日(木)からです。

 

 

店頭、ネットショップにて

皆さまのご来店をお待ちしております!

 

 

*何もないと淋しいので載せた画像は

アメリカのディーラーのウエアハウスです。

先月の買い付けにて。

 

 

伊勢志摩へ

コンテナがやってくると数日間また臨時休業になるので(今週末からの予定です)、

今年のKioのお盆休みは、いち日にしましたが、

 

夫と交代でそれぞれが2日ずつ休みを取り、

私は11、12日と、実家の両親やきょうだいの家族と一緒に

伊勢志摩に小旅行に行ってきました。

 

(猫がいるので夫婦そろっての外泊は出来ないので

近場でも夫は素泊まりすることもなく、ずっと留守番でした。。)

 

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こうやってみんなで出かけるの、

ほんとにどれくらいぶりだろう。

 

 

三重に越してきて実家に少し近くなったこともありますが、

春に父が半月ほど入院してからはとくに、

父にも母にも会えるときに会いたい、

出来るときに出来ることをしたい、

そんな気持ちがいつも頭のなかにあるようになりました。

 

 

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ホテルには、伊勢志摩サミットの議長国記者会見が開かれたという庭園がありました。

 

ここを散策していたら、ぽつりぽつりと雨があたりはじめ、

それから伊勢志摩地方には大雨警報が。。。

 

 

雨も落ち着いた夜八時ごろ、

露天風呂に入っていると、雷鳴はないのですがときおり稲光りがします。

 

真っ暗闇のなかに、英虞湾がいっしゅんだけ青白く浮かび上がる様子が面白く、

姿が見えた母と義妹を呼んできて

しばらく三人で真夏の夜の不思議なリアス式海岸を見つめていました。

 

 

 

翌日は、晴れたり曇ったりのお天気。

 

父をあまり歩かせないプランだったので

伊勢参りには行かず、

 

でも「赤福に行きたい・・」との母のリクエストで

参道の本店は混んでいるのは間違いないから

鳥羽店に行きました。

 

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みなで赤福氷を。

 

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赤福の隣に古民家が。

 

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こんなのあったかな?

 

鳥羽ゆかりの詩人・伊良子清白(いらこせいはく)の家とのこと。

 

大正時代の建物。

8年前にここに移築をしたそうで、

公開は無料でされています。

 

 

医師でもあったという清白。

 

診察室の家具や道具にいちばん見入っていたのは、私。。

 

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「きょうちゃん、ブログに載せるのにいいのがあって良かったね」

と、甥っ子。。。

 

 

 

そして伊勢志摩スカイラインで、朝熊山山頂へ。

 

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山中には、伊勢神宮の鬼門を守る寺もあります。

 

 

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山頂広場。

 

 

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円柱ポストが。

(じっさいに投函できます)

 

「天空のポスト」という素敵な名前がついていました。

 

 

この山頂には子供の頃から何度も来たことがありますが、

こんな作りの広場、むかしは無かったです。

 

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なんだかものすごく気持ちがいい空間で、

みなそう感じたのか、

それぞれ思い思いの時間を過ごしていました。

 

(母は「首を寝違えた・・」と朝から辛そうだった姉の首や肩のマッサージをはじめました。。

何もこんなところで・・と思いましたが、

そんなことをしたくなるような何かが、たしかにここにはありました。。)

 

 

 

そして帰宅(実家にです)。

 

父がへたり込んだらどうしようとか心配だったのですが、

玄関のドアを開けて家のなかに入るなり

「あー、楽しかった」と。

 

無邪気すぎる口調にちょっぴり面食らいもしましたが、

そうか、お父さん、良かった!

 

 

私も楽しかった。

 

またこんな時間がもてますように!

 

 

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アメリカ買い付け紀行『ダウンタウンLA・後編』

<前回の続きです>

 

ディーラーのウエアハウス。

 

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こちらはアンティーク建材をメインに扱うディーラー。

 

Kioの玄関ドアや、カウンターブース内の洗面台もここで買いました。

 

 

建材を増やしていく予定は今のところないのですが

(敷地を活用して、いずれやりたいという思いはあるのですが)、
 
Kioでやっているようなフレンチ系家具の肉付け(モノ自体は骨っぽいですが、、)に
アーキテクチュアル系のモノはとてもいいのです。

 

 

ここは、NYのプラザホテルやJFK空港など、

名だたるところからの出物が多い。

 

(ディーラーが語るサルベージのときの話は、ちょっとした冒険談で面白いです。

「NYが眠らない街だと言われているのは、ウチがいつもサルベージをやっているからだよ」
なんてことを言ったりも・笑)

 

モノが良いので、

それで店にぴったりそうなものがあると

無理のない範囲で買い付けてきます。

 

 

ここでしかないようなモノに出会えるのも楽しみ。

 

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今回は入るなり、ギリシャ神話の登場人物「イカロス」のブロンズ像があり、

いきなり圧倒されてしまいました。

 

ハイズマン・トロフィを手掛けた彫刻家の作品とのこと。

 

値段にも圧倒されました。。

 

 

けっきょく、ここでの買い付けは出来ず。

 

 

でも、お隣りにある別なディーラーのウエアハウスで絨毯が手に入りました。

 

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そこではこんなビンテージのギターもありました。

 

ギターの知識はゼロですが、好きな感じの子でした。

(買ってはいません)

 

「楽器職人が家具を作ったら、やっぱりすごく美しいのかな?」

以前に夫とこんな会話になったことを思い出しました。

 

 

 

ダウンタウンLAのディーラーのウエアハウス、

お次はこんなところ。

 

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地域柄、ひょんなところからも個性的なモノが出てくるので、

期待を込めて、まわれる限り、まわります。

 

 

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ランプが得意なディーラーからは、球体のペンダントランプを買い付け。

 

(この子たちは手荷物で持ち帰ってきて、店頭で早速ご成約となりました)

 

 

ダウンタウンLAのディーラー、まだ何軒かありますが、

モールではなくて、どこもみな個人でやっているので、

こうやって書いていても、それぞれの顔が浮かんできます。

 

これも縁なのでしょうね。

 

 

 

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今回泊まったところ。

 

50年代に建てられたのかな。

よく見ると?モダンなデザインなのですが、あまり手を掛けられておらず、

せっかくルーバーまであしらった外観も、なんだかボロボロっとなってきています。。。

 

 

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室内はきれいで、

窓が壁一面に取ってあり、それが気持ち良かった。

 

 

 

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ホテルのすぐ先に、メキシカンたちが営む食料品店や食堂が集う小さな商店街がありました。

 

その中の一軒で夕食を。

(空は青いですが、これで19時くらいです)

 

小さな扇風機がまわる店内。

オレンジ色の花柄ビニールクロスがかかるテーブル。

パイプ椅子に座って料理を待っていると、汗ばんできます。

壁に設置されたテレビは、スペイン語の音声によるサッカー中継をやっていて・・・。

 

メキシコの町角にいるような錯覚になりますが、

こんなのもダウンタウンLAらしい風景のひとつ。

 

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建物の外壁にこんな祭壇が。

 

メキシカンディーラーと付き合っていて実感したことなのですが、

彼ら(メキシカン)は、信仰心がすごく篤いんです。

 

ディーラーのウエアハウスにもこんなふうな色鮮やかな祭壇があります。

 

 

 

だんだんとりとめが無くなってきましたが、、

今回の滞在ではいつも以上に街にカラーやカルチャーを感じたダウンタウンLA、

自分の覚え書きにもしておきたくて書きました。

 

 

買い付け紀行もこれにておしまいです。

 

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!

 

 

アメリカ買い付け紀行『ダウンタウンLA・前編』

運送会社さんの2ブロック先。

 

4番ストリートの手前で信号待ち。

 

ロサンゼルス川にかかる橋のたもとでスチール撮影をやっていました。

 

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このあたり、40年代に建てられたレンガ造りの倉庫が建ち並ぶ界隈で、

こんな撮影風景によく出くわします。

 

 

橋を渡ったところは、

そんなレンガ倉庫を再利用したコーヒーショップやアートギャラリーが増加中。

 

 

2028年ロサンゼルスオリンピックが決まったみたいですが、

それも見越してだったのか、

ここ数年、ダウンタウンLAは再開発の勢いがものすごいです。

 

 

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↑ブルーボトルコーヒーのダウンタウン2号店が出来ていました。

 

 

そんななかまったく変わらないのが、

服屋におもちゃ屋、花屋が集まるディストリクト。

 

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オーナーはたいていメキシカンということもあってか、

この界隈だけは異彩を放っています。

 

 

そして安いのか、買い物客で大賑わい。

 

渋滞をかわしながら走っていると、うっかりここに出て、

すごいときはまるで縁日のように人や車でいっぱいの通りにはまり、

「しまったぁ」と思うことがときどきあります。。

 

 

今回もそうやってノロノロと進んでいると、

一軒だけ大きなウィンドウを携えた瀟洒な店の前に出ました。

 

こんなのあったっけ?

 

どうやら新しく出来た店のようです。

 

ウィンドウにはタッセルのついたカーテンがディスプレイされていますが、

店内には積み上げられたロール状の布地が見えます。

 

じつは日本にいるときから家具のリメイクに使うための布地を探していたのです。

 

なんと、こんなところに布地屋さんが・・・!

しかもぜったい素敵そう!

 

ちょうど店の前の駐車スペースが一台分空いていたので、

すぐさまに立ち寄りました。

 

 

イメージ通りの布が見つかりましたし、

それにここ、椅子の張り替えや、ガラスキャビネットの背板に張ったりと、

今後も仕事に使えそうな生地でいっぱい!

 

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こんなのを見てると、オリジナルのカーテンやクッションを作って販売、

そんなことまでやりたくなってきますね。。

 

専門店みたいなことはとても出来ませんが、

その代わりなんていうか、「1点もの」みたいな感じでガロン飾りなんかもあしらって手掛けたら、

それを喜んでくれるひともいるんじゃないかな。

 

いかん、いかん、買い付けの途中です。

 

いったん引き揚げて、頭を冷やすことに。。。

 

でもなにかこう新しい風が入ってくるような感覚は、いいものですね。

 

 

そういえばここのオーナーはティム・ガンにそっくりで、いかにもな感じの紳士でした(笑)

 

また次回はリストを作って、ゆっくり訪れたいです。

 

 

数は少ないですが(私の知る限りですが・・)、

ダウンタウンにはアンティークのディーラーもあります。

 

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大きなところでは、こんなウエアハウスも。

 

 

続けて書くと長くなりそうですので、

また後編として後日にアップしたいと思います。

 

 

それでは、また・・・!

 

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