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入荷後の店内にて

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いつも入荷後には

店頭・HPあわせて沢山の方にご来店いただきまして

ありがとうございます。

 

 

前にも同じようなことを書いたかもしれませんが

(最近こんなフレーズが増えましたね。。)、

 

店内の景色も変わるし、

色んなお客さまに会って刺激をいただくからなのか、

ここに居ながらにして旅をしているような・・・・

そんな感覚に入荷後はいつもなります。

 

 

 

 

入り口はいってすぐのところ

 

 

 

今回の入荷で、店内を見回して思ったのは、

「背の高い家具がずいぶんと増えたなあ」ということ。

 

なんだか森みたい(笑)

 

森みたいで、自分自身なかなか楽しいですし、

お客さまも楽しいと言ってくださり、滞在時間も延びました。

 

 

しかし、同時に足りないものも見えてきます。

 

なんだろう・・・

 

大きな家具が“木”で、

ランプの明かりが森に差し込む“光”だとすると、

 

“小さな虫や動植物・・・・・”

Kioの森には、まだまだ多様性が足りていないような気がする。

 

(それでも過去を振り返ると、良いように変わってきてるなあと自負しているのですが。。笑)

 

 

 

今後の買い付けへ向けてさっそくの課題でもありますし、

バックヤードに在庫しているものも、

たとえばそれがあきらかにペイントの具合が原因であると分かるものは

リペイントしていくなどして(さっそくやっています!)(*HPへの掲載のない商品です)、

豊かな空間づくりや、品揃えをしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

コテージルーム。

いつもベッドのアングルばかりなので、反対側を。

 

 

 

店内、クリスマスの雰囲気はまだ扉を開けて正面の壁のところだけなので、

週明けからクリスマスムードを出していきたいと思っています。

 

 

白山町は木々も色づいてきれいですし、

皆さまのご来店をお待ちしております!

 

 

アンティークたち、明日からお披露目です

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HPトップページでのご案内だけで、

ブログのほうがお披露目前日になってしまいましたが、

 

コンテナは水曜日に荷受けすることが出来、

明日(19日日曜日)からお披露目の運びとなりました。

 

 

 

 

 

荷下ろしを終えて。

 

空っぽのコンテナの扉を閉めようとしたとき、

干からびたコーヒー豆がいくつか扉の内側に張り付いているのを発見。

 

コンテナ、

色んなモノを載せて、色んな国を旅しているんだね。

 

トレーラーの運転手さんも、コーヒー豆を摘まんで、

「おおぅ、お前、こんなのも運んだんか~」と。

 

「しかしお前、ちょっと汚いぞ。お客さんに見て貰うモノを運んどるんだからな。ええか」

続けてそんなことを。

 

コンテナって世界中にどれくらいあるんだろう。

もう無数ですよね。

だから運転手さんにとってもコンテナは、一期一会。

それでもそんな物言わぬ“相棒”にきっと毎回声を掛けてあげてるんだろうなあ。

 

 

帰り道も、中身は空なのに信じられないくらいゆっくり走行で。

 

荷下ろしのお手伝いに来てくれたSさんも

「ちゃんと今日じゅうに名古屋まで帰れるのかなあ?」と、心配げ(笑)

 

きっと行きも、中身をいたわりながらゆっくり来てくれたんだろうな。

 

ありがとうございました。

 

お陰でアンティークたち、無事でした!

 

 

 

 

 

 

店づくりが終わり、

HPへの商品アップも楽しみです。

 

 

実は壁も、ついに本番用に塗り替えたんです。

 

コテで何層にも塗り重ねて下地から仕上げたので、

質感が面白くなりました。

 

アンティークも映えると思うので、

HPもぜひ覗いてみてください。

 

 

 

店頭ならびにウェブショップにて、

皆さまのご来店をお待ちしております!

 

 

買い付けフォトギャラリーと、お知らせ

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まずはお知らせから。

 

 

買い付けのコンテナですが、

珍しく入港に遅れが出てしまい、

お披露目が予定より少しだけ先に延びました。

 

 

7日・水曜日に荷受け
10日・土曜日まで開梱&ディスプレイ作業で臨時休業
11日・日曜日からのお披露目

 

 

まだ通関が終わっていないので

予期せぬ変更もあるかもしれませんが、

上記の予定となります。

 

店頭やメールなどで「おそらく9日からお披露目出来ると思います」と

お伝えしていましたが、

遅れてしまいますこと、お詫びいたします・・・

 

またはっきり決まりましたら

HPトップページやこちらでご案内していきますので

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

冒頭の画像も買い付け商品のひとつ。

 

40号くらいあり、かなりの大作です。

 

花の油絵、これまでも何枚か買い付けてきましたが、

ここまでのサイズは初めてなので、

再会がとても楽しみ。

 

以前、お客さまのお家で、こういった花の静物画を見せていただいたことがあるのですが、

それはほんとにうっとりするほど素敵な絵で、

それで私がそんな感想を伝えると、

お客さまは「なんだか花がこぼれてくるようでしょう」と、おっしゃったんですね。

 

その“こぼれてくるよう”という表現を聞いて、

私の審美眼は一気に更新され(笑)、

以来、そう感じられるものだけを買い付けてくるようになりました。

 

この絵に描かれている花たちも、

なんだか手のひらに包むことが出来るようで・・・・・

 

どんな方とのご縁になるのかも楽しみです。

(あ・・、そんなことを言ったら、ぜんぶがそうですね・笑)

 

 

 

そしてフォトギャラリーを少しだけ。

 

 

 

サンセット大通り。

映画『サンセット大通り』の舞台は、もっと西に行った高級住宅街。

こちらは東側。サブカルチャーの町です。

 

 

 

 

 

いつも教会に入っていくときのような気持ちにさせられる、

ディーラーのウエアハウスの入り口。

 

 

 

 

 

大きなモール。

1940年代頃に出来た古い建物。

 

アンティークディーラーの他にインテリアショップも入居しているので、

キャンドルやグリーティングカードなども調達出来ます。

 

 

 

 

 

そして運送会社さんの倉庫に集まるKioのビンテージ&アンティーク。

 

買い付けに専念出来るのも、

スタッフの皆さんがどんどんと梱包を進めていってくれるからこそ。

 

ひとりで動いているわけですが、

行く先々で色々なひと達の助けがなければこんなことは到底出来ないので、

感謝しかありません。

 

(そういえば花の絵も、通りがかりのひとが駆けつけてくれ、

ディーラーのおばあちゃんと三人で車まで運んで積み込んだのでした)

 

 

遅れたコンテナですが、

週が明けてからの通関だと聞いているので、

名古屋港にはもう入ってるんじゃないかな。

 

 

コンテナの中身、ひとつひとつが個性的なモノになっていますので、

今回もご注目いただけたら嬉しいです!

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『ビクトリアンなもの達との出会い』

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主な買い付け先のひとつに、アンティークモールがあります。

 

モールの規模は大なり小なりですが、

どこもブースで区切られていて、

ブースごとにオーナーがいます。

 

やはりオーナーのカラーが出るもので、

「ここ、すごく好き!」と思えるブースからは何点か買い付けが出来たりしますし、

 

たとえばですが、モノが3つしか見つからなかったモールがあったとして、

その3つは、ぜんぶひとつのブースからの出物・・・

なんてことも、ときにあります。

 

 

 

今回、数年ぶりに訪れたモールがありました。

 

ブースもけっこう入れ替わっていたのですが、

その中にウエスタン&ビクトリアンのモノを集めたブースが出来ていたんです。

 

 

 

↑こんな手工芸の技が光るチャイルドチェア発見。

Kioの子になりました!

 

 

↑あと、こんなガラス棚も買い付け。

 

 

今年になってからくらいかな・・

「アンティークのレースってやっぱりいいなあ」ってしみじみ思うようになり、

まだスポット的な感じなのですが、

Kioでも扱うようになりました。

 

レースの似合うシチュエーションについてもよくイメージするようになったのですが、

いつもまず頭に浮かんでくるのが、

“アンティークレース×ビクトリアンな香り漂うウエスタン家具”という組み合わせなんですね。

 

「素朴さのなかに、ロマンチックで香りづけした風景」みたいなイメージ・・・・。

 

 

そんなことを思い描くようになった中での

スペシャルなウエスタン&ビクトリアン家具との出会いだったので

ちょっと興奮でした。

 

 

 

 

ウォッシュキャビネットを買い付けるにあたっては、

このブースの中に陳列されていたレースやらカップ&ソーサーやらを使って、

雰囲気のチェック。。

 

そんなことをやっていると、

モールスタッフから「あなた、映画スタジオで働いているの?」と聞かれました(笑)

 

ハリウッドからずいぶん離れた田舎町に

ぽつんと一軒だけあるアンティークモールなのですが、

こんなところにも映画スタジオのひとが来てるってことなんだあ。

 

 

 

↑こちらも欲しかったのですが、中のダメージが大きかったので、見送りに。

 

 

 

そしてこの翌日になるのですが、

午後遅くになるまで集まりの悪い日、

最後に行ったアンティークモールで出てきてくれたのが

こんなビクトリアンな雰囲気をたたえるソファでした。

 

 

 

 

張地がどこかシノワズリーな感じがするからなのかな・・、

スタイルはフレンチですが、ビクトリアンな雰囲気のする作品です。

 

レースをイメージしながら集めた前日の家具たちですが、

このソファと合わせると、すごく印象的なビクトリアンスタイルになりそう・・・!

 

 

それもだけれど、

「これは!」と思えるようなソファが今回まだ皆無だったなかでの出物だったので、

この目が覚めるように素敵なソファが視界に飛び込んできたときは

感激のあまり絶句でした。

 

 

自分でも可笑しいのですが、

買い付けの現場で

素敵なモノが一箇所でいくらでも見つかる状況と、

そうではなく、何軒も何軒もまわらないと見つからない状況、

どちらかを選ぶとなったら、

後者です(笑)

 

 

これからも目が覚めるような、言葉も出なくなるようなモノとの出会いに期待して、

楽しみながら買い付けを続けていきたいです。

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『フレンチドレッサーとマダム』

今回、フレンチスタイルのドレッサーが見つかりました。

 

 

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これを買い付けたのは、

二回ほど買い付け紀行に記事を書いたがありますが、

喜びをしかめっ面で表現する(笑)ディーラーのマダム。

 

何度か通っているうちに

Kioのテイストもすっかり分かってくれるようになりました。

 

ディーラーとの付き合いが増えて助かるのは、やはりこういった理解が得られること。

 

 

ドレッサーを見つけて、はっと立ち止まる私にすぐ気づいたみたいで、

奥の方(マダムのウエアハウスはかなり広いのです)から、だだだーっと飛んできて、

 

「これ、まさにあなたの好みでしょう!!」と、

ドレッサーの天板をしかめっ面で二度ほど叩いて言います。

 

はたから見るとすごい怒ってるみたいですが、、

「まだおととい入ってきたばかりなのよ!あなたが今日来てくれて良かったわ!」って、

マダムは本当に喜んでくれいるのです。

たしかにちょっと変わってますが。。。

 

 

他にも面白いというか、助かったことがありました。

 

マダムのところにはウエアハウスの一角を間借りしている中国人男性がいるのですが、

たくさん入荷があったのか、今回盛んに絨毯をすすめてきてくれたんですね。

 

素晴らしいものばかりだったのですが、

どれも色味が好きになれませんでした。

 

「じゃあ、これなら好きかな・・・」と、

新たに、奥の方から引っ張り出そうとしています。

 

なかなかの商売熱心な彼。

 

長引いてしまうのでは・・と危惧していると、

「ノー!それも彼女は好きじゃないわ。 

とにかく色々見せてくれてありがとう、ハン」と、

マダムは強制終了に出たのです。。

 

ハンのブースを出ると、

「ぜんぶ見ても、あそこにはあなたのテイストの絨毯は無かった」

そうきっぱりとマダム。

 

Kioのテイストではなくても、いい物だから見ていると純粋に楽しい、

でも時間も気にしなければならない、

そんなせめぎ合いの中で、マダムの助け舟はやはり有り難かったです。

 

 

 

しかしハンからはこんなフロアランプを買い付けました。

 

 

あとマダムからこんなチェストも。

 

 

ハンドペイントがほどこされた、古い古いフロレンタイン。

 

高価なもので、Kioにとってはチャレンジですが、

前にも同じようなことを書いたような気がしますが、

一回の買い付けで、思い切ったことをひとつでもすると、

壁もひとつ越えられたような気持ちになれます。

 

 

マダムと別れ、

40分ほど離れた次の町に移動。

 

「Kioらしくて、Kioのお客さまも好きそうな、

いいモノが買い付けられた!」

 

するとエンジェルススタジアムも見えてきて、

なんだか嬉しさ最高潮でした。

 

 

 

 

 

おまけ。

 

次の町。

 

 

 

 

 

景色はいかにもアメリカな感じですが、

アンティークの買い付けをしていると、

クラシックへの愛着も深いことが感じられます。

(この町に限らずですが)

 

 

アメリカ買い付け紀行『海辺のアンティーク。果樹園のアンティーク』

9月27日から10月5日までアメリカ買い付けでした。

(買い付け紀行のスタートが遅れまして。。。)

 

 

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今回アリゾナには行かなかったのに、

買い付けを終えて走行距離をみると、けっこうな距離になっていてびっくりでした(笑)

 

 

 

 

 

ディーラーのアニバーサリーやリニューアルオープンなどのイベントがいくつかあり、

豊富な品揃えの中から選ぶことは出来たのですが、

いざ自店の商品に・・・・となると、なかなか思うようには集まりません。

 

 

ある日などは、まずハリウッド界隈のディーラーからスタートして、海辺の町まで移動、

 

そこでのイベントを終えれば、この日はそれで終わる予定だったのですが

(現時点ですでに12軒のディーラーをまわっている)、

 

車のなかはまだ三分の一に満たない量。

 

 

あまりモノがなく、足早にまわったため、

時間だけはまだたっぷりとあります。

 

そこで賭けに。

地図とリストを照らし合わせて、

今いる場所からうんとは離れていない町で、

まだ行ったことのないディーラーに行ってみることにしたのです。

 

 

道はずっと、明るい陽光の降り注ぐきれいな景色のカントリーロードでした。

 

しかし途中、S字とヘアピンの連続する峠道に。。

 

 

 

 

見晴らしが良かったのと、車線が広く交通量も多かったのとで、

心細い思いをせずにすんだからか、

成り行きでこんな道を走っていることに苦笑いでした(笑)

 

 

峠を越えると、畑が。

 

 

 

 

オレンジもあり、それはすぐに分かったのですが、

もう一種類、無数に植えられている木があり、それが何なのか分かりませんでした。

 

 

 

畑が終わると、そのとたんに新旧入り混じったような町が現れました。

目的地に到着です。

 

 

 

 

ディーラーは何軒かあり、どこも規模としては小さい方ですが、

一軒一軒まわっていくと、モノも増えていきます。

 

やっぱり、このやり方しかないのかな。

初めて訪れる小さな町で、そんなふうに思っていました(笑)

 

 

ある一軒では、こんなキャビネットが手に入りました!

 

 

 

 

クラシックも、フレンチも、シャビーシックも、ハリウッドリージェンシーも、

やっぱりぜんぶやりたいのです。

嬉しい出会いでした。

 

ディーラーのマダムも新顔の私に興味津々で(笑)、

色んなお話をしました。

 

「来る途中、山道がちょっと怖かったけど、素敵な景色だった」と言うと、

「そうなのよ!素敵な町よ!畑は大きかったでしょう。オレンジと、アボカドが穫れるのよ」と教えてくれました。

 

そうか!あれはアボカドの木だったんだ。

 

 

この記事、じつは買い付け終盤のことを書いています。

 

私、買い付け前の日記で、「アーチスト達の集まる農場を訪れたい」と書いて出発しましたが、

さすがにそこまで時間が作れなかったんですね、

 

あるアーチストはアボカドを栽培しているのを知っていたので、

少し不思議な感じがしたのでした。

 

あのゆったりとした山並みを背にして、どこまでも続く果樹園の風景、

初めての場所だからかもしれませんが、今回の買い付けでいちばん頭の中に残っています。

 

 

まだ少し動ける時間があったので、30分離れた別の町に移動。

 

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ここも初めてです。

 

向かったのは、中規模のアンティークモール。

 

 

収穫はひとつでした。。

 

 

「このエリアに他にアンティークディーラーはありますか?」とモールスタッフに訊ねると、

私がイベントで訪れた町の名前を挙げます。

 

え・・・

そこって、ここからだとすごい遠いでしょう・・・・・

 

とにかく町にはもうディーラーはないらしく、

そうなるともうタイムアウト、

LAに戻るべく、カーナビを設定しました。

 

縦横無尽にフリーウェイが走っているカリフォルニアですが、

どうもこの一帯はそうではないみたいで、

田舎道を20分は走って、やっとフリーウェイのインターに。

 

 

感覚ではまだ山のふもとくらいのつもりだったのですが、

フリーウェイに乗って走り始めると、視界に海が・・・?!

 

 

 

 

しかも町なかの建物には見覚えが・・・・。

 

この日、イベントで訪れた町だったのです。

 

たしかに最後の町に行くときから地図にはもう目を通してなかったですが、

長年通った南カリフォルニアの土地勘はだいたいあり、

なので海の方へ向かっていることは無かったかと・・・・

 

なんだかキツネにつままれたみたいな気持ちの帰路、

 

思えば終日において、なんだか変わった一日でした。。。

 

けれどもこんな珍道中の上に、商品も商売の気持ちも乗っかっているなあって、

そう思うとすべてが愛おしいです。

 

 

 

買い付け出発前の日記

 

 

 

 

ヘンな夢をみました。

 

買い付け先のアンティークモールが

通っていた小学校の校舎になっていて、

ぜんぶの教室が売り場と化しているのです。

 

ただし、机はそのままで、きちんと整頓もされていて、

カタチは教室そのものなのですが、

 

椅子はというと、

背もたれのスティックがブロンズの透かしだったり、

木の実のビーズや、花の形に彫刻した大理石があちこちにデコレーションされていたり、

座の張地から、床にするほどの長い房が垂れたものもあります。

 

なかには横幅が20cmくらいしかないのもあったりして、

どれもみな、すごく個性的なのです。

 

「こんなのもあるんだなあ」

なんだかアールヌーボーの時代のデザイナーズ家具みたい!

せっかくなので、ひとつお気に入りを探して買っていこう。

と、そうこうしているうちに、夢は終わりました。

 

 

 

今日から買い付けです。

 

リストに挙げたもの以外に、

どんなモノがあるといいだろう、

自分も嬉しい気持になれて、お客さまも喜んでくれるだろう、

 

「こんな感じのもの」「あんな感じのもの」・・・・・

 

このところはいつにも増してそうやって考えているものだから、そんな夢をみたのかもしれません。

 

(でも夢に出てきたのと、頭に思い描いていたものは、

どちらかというと、系統が違うのですが・笑)

 

 

でも面白いもので、

細かいディテールまで思い描くわけではないからかもしれませんが、

そんなふうに思っていると、

集めたい感じのモノがだいたい毎回見つかるのです。

 

だけどもちろん、思いもしなかったモノにも出会いたい・・・!

 

そのためには、とにかく沢山、一軒でも多くまわること。

 

まわるディーラーの数を言うと、びっくりされることがありますが(笑)、

それこそ今日の夢ではないですが、

「こんなのがあるんだ!」、

そう思える瞬間があるから、

沢山のディーラーをまわることはたしかに労力を要しますが、

それ以上に楽しく、スリリングで、心の報酬にもなってくれることなのです。

 

 

 

今回は南カリフォルニアのディーラーのイベントがいくつかあり、

どれも見逃したくないものばかりでしたので、

前回、前々回と立て続けに訪れたアリゾナへは行かず、

南カリフォルニアのみまわるプランにしました。

 

 

 

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あと、買い付けとは関係ないのですが、

さいきん南カリフォルニアで、音楽や芸術などのアーチストが自然発生的に集まり、

本来の仕事をやりながら、農場などもおこない、

その活動を通すことでまた新たなウェーブを作る、

そんなエリアが出現してきているのですが、

そこを時間を作ってでも見学・・

というか、その場の空気だけでも吸ってこれたら(笑)・・と思っています。

 

それが今後のKioの目指す方向に近いのかと言うと、そういったことはありません。

だけどどうしてか分からないのですが、すごく気になっていて、

そんなに気になるんだったら、

どんなふうにアウトプットされるかは未知にせよ、

これからのKioに良い還元をしてくれるような気がするので、

見てきてみたいなあと。

 

 

 

「買い付け紀行」はいつものように帰国後からになりますが、

先月からスタートしたインスタグラムのほうで、

14年目にしてはじめて、アメリカからタイムリーに発信する予定ですので

(と言っても、日に一回くらいになると思いますが。。)、

よろしければインスタのほうも覗いてみてくださいませ。

 

https://www.instagram.com/kio_deco/

★↑こちらです★

 

 

 

それでは、行ってきます!

 

 

 

モリスの壁紙でリフォーム マダムのお部屋

以前、このダイアリーにときどきご登場いただく名古屋のマダムに

フィレンツェのデスクをお届けしたときのことを書きました。

 

 

それからほどなくして、

マダムのお部屋は、それまで全面ホワイトだった背景から、

いちぶモリスの壁紙にリフォームされました。

 

 

 

 

近々モリスに張り替えるご予定とのこと、お届けのときに聞いてはいたのですが、

それでもマダムのインスタの投稿写真を見た瞬間、

あまりの素敵さに絶句・・・・・・・

 

 

ぜひKioのダイアリーでもご紹介させてくださいとの旨、

マダムにお願いをしたところ、

たくさん写真を送ってきてくれました。

 

 

 

 

 

ここは和室をリフォームした空間なんです。

 

モリス柄、襖の黒い縁にこんなにも映えるんですねえ!

 

フィレンツェのデスクと合わせた感じ、

漆塗りのナポレオンチェアと相まって、シノワな雰囲気もどこか漂い、

深いため息がでてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

襖は、三枚のうち一枚が鏡張りになっています。

 

 

 

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襖の位置を替えることで、景色も変わる。

 

これも、いいですね!

 

 

集合住宅にお住まいの方が、

標準仕様の和室の使い方でよく悩まれる場面に出会うのですが、

こんなふうな襖のリメイク術も、これからおすすめしていきたいと思いました。

 

かく言う我が家にも同様な和室があるので、倣いたいです。。

 

 

 

 

 

 

マダムは廊下のニッチの壁にもモリスを張りました。

 

 

 

 

 

Kioからのインテリアをいつも飾ってくださっています。

 

しかし壁紙一枚で、

雰囲気が変わる・・・を超えて、

大袈裟かもしれませんが、小さな世界が新たに出現したかのようになって、

まるで魔法だなあって思います。

 

 

 

 

 

そしてモリスは、トイレのニッチにも。

 

Kioからの孔雀さんたちがこちらに引っ越していました。

 

これくらいの分量の壁紙づかいも、美しいですねえ!

はっとさせられます。

 

 

 

19世紀末、ウイリアム・モリスの時代は、

過去のあらゆる時代のインテリア様式のリバイバルがなされたとき。

 

とくに中世への回顧が強かったようです。

 

フィレンツェの家具も中世ルネサンス時代から続く伝統装飾によるもの。

 

それだから二者が吊り合うのかなあと思うのは、きっと理屈ですね(笑)

 

21世紀の今の時代に、

19世紀末とルネサンススタイルのこんな素敵なミックスコーディネートを手掛けてくれたマダムに、

ひとりのインテリア好きとして感謝を。

 

 

マダム、今回もありがとうございました!

 

 

★マダムのInstagram

https://www.instagram.com/eimieko/

 

★あとFacebookのアカウントのある方なら、

マダムは「中道未枝子」さんで検索していただけます!

 

アンティークと花とうがらし

近所の産直の店で、こんな花とうがらしの鉢を買いました。

 

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このお店、

軒先が小さな園芸コーナーになっていて、

切り花や、花の鉢が売られているのですが、

 

鉢は、野菜を出している農家の方が

本業の傍らで作ったのをたまに置いていかれるみたいで、

いつも5、6鉢程度が並んでいるだけ。

 

 

それでも行く度にたいてい入れ替わっていて、

ときに華やかなバラだったり、

軽やかな緑のフウセンカズラだったり、

可憐なサクラソウだったり、

年の瀬には葉牡丹を見かけたこともあります。

 

とにかくいつもバラバラの品揃えで、

定番のものもありません。

 

けれど、骨董屋さんの軒先で、

籠に入れて売られている半端になった豆皿を探すのが楽しいみたいに、

数少ない鉢の売り場で

お気に入りが何かないか目を配るのは、

ただそれだけのことなのに、なんだかわくわくするものがあるのです。

 

 

「一点ものとの、思えばどこか不思議な出会い」

 

そんな意味では、アンティークとの出会いと似ているのかも・・・・・。

 

 

 

花とうがらしは

色濃い紫と赤、紫に染まる手前のピンク紫、

その色合いと、艶々とした質感にひと目ぼれでした。

 

 

大きくなるまで店内と玄関先を行ったり来たりさせているのですが、

Kioのアンティークたちとの相性もすごくよくて・・・

 

「これも売り物に見えますね・笑」とか、

こないだの週末には「ここにあるとシノワズリーの雰囲気がしていいわねえ」と

言ってくださったお客さまが。

(なるほど! シノワな感じの鉢に入れてもいいかも!)

 

 

 

昨日、薄紫の小さな花が咲いていました。

 

 

 

 

うちに来てくれてほんとにありがとう!

 

 

 

パリスグレイの壁のこと。色々なこと。

台風にそなえる記事のまま更新もせず、

ご心配いただいたりしましたが、

こちらは大事にいたるようなことはありませんでした。

 

しかしここからそうも遠くない関西の各地では大きな被害となってしまいました。

 

そして、北海道での地震・・・・・

 

 

被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

そして一日でも早い復旧がなされますようにとお祈りしています。

 

 

こうやって日常が送れていることに感謝しながら、

日々精一杯やっていきたいと思います。

 

 

 

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さいきんKioのHPで、

商品ページの背景の色が変わったことにお気づきの方もいらっしゃるかと思います。

 

 

以前のボルドー、

モノも映えて良かったのですが、

退色し始めてきたら、先代のブルーが透けて見えるようにもなってきて、

塗り替えどきがきてしまいました。

 

せっかくなので違う色に・・と、

チョークペイントの「パリスグレイ」という色で塗ってみました。

 

グレイの壁、初挑戦です。

 

色が変わると、モノの見え方や印象も変わるので、面白いですね。

 

主役は商品なので、

そこのところがどんなふうなのか・・、

またよかったら皆さまの声もお聞かせください!

 

 

しかし、実はこのグレイもいっときの繋ぎ・・・・

 

この壁のある空間は、二階の住まいのキッチン。

生活空間ですが、天窓からの自然光が唯一入る、商品撮影には最適の場所なんです。

 

住まいだというのに越して来て三年半、

簡易的なリフォーム(と呼べるのか否か、、)しかせずに過ごしてきました。。

 

頭にはいつも外国のコテージのようなキッチンを思い描いて・・・。

 

その間、シンクなどコツコツ集めてきたのですが、

ようやく諸々が集まってきた・・・・

・・・いや、まだ色々足りないのですが(笑)、

「足りないものはあとから足していこう!」と、

来月の頭に買い付けから戻ったら、いよいよ着工です。

 

いつどんなことが起こるか分からない。

だからこそ出来るときにやれることをやっておきたいと思う今日この頃です。

 

このキッチンも壁だけの登場じゃなく、

今後は撮影スタジオのように使っていきたいです。

 

 

それでグレイに塗った壁も、せっかく塗ったばかりですが、

違う素材になる予定。

 

リフォームまであとちょっとだったんですけど、

ボルドーの壁、もう待てないくらいの劣化だったのでした。。。