Diary
だから部屋作りは面白い
今と違って、子供時代はなかなか寝付けないタイプでした。
そんな時よくやっていたのが、
ベッドで仰向けになったまま
天井を床に見立てて空想でおこなう「逆さまの部屋づくり」。
梁とか天井のちょっとした段差が“床”になる。
それだけで空間を考えるのって、
けっこうエキサイティングなものになってくるんです。
それで、こんな部屋、あんな部屋って、
飽きることなくやっていたものでした。
そもそもそんなことしてたから、寝れなかったのかな。。。
先日はお客さまとテーブルランプの話題になりました。
「ランプがあることで物理的には場所を取ってしまうけれど、
視覚的には奥行きが生まれるし、
感覚や意識の世界となってくると、今度はもう途方もないくらい大きく広げてくれて、
だからこんなモノがあるのは、ほんとにいい」
そんなふうにお話しは行き着きました。
部屋づくりをするのは
「楽しいから」「家族も喜んでくれるから」「気分が良くなるから」
そんな純粋でシンプルな理由からだと思うのですが
(というか、わざわざ考えたりもしないか。。)、
だけどそんな中にも意外と
「意識を広げてくれるから」
こんな理由も潜んでいるんじゃないかなあって、
お客さまとのお話し以来よく思うこの頃なのです。
そして、冒頭の子供時代のことが思い出されたりしたのでした。
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