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ビンテージ&アンティーク「買い付け紀行」

アメリカ買い付け紀行『アリゾナへ』

2月7日から17日まで、アメリカ買い付けでした。

 

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今回は前半、初めてのアリゾナへ。

 

 

ロサンゼルスから車で向かったのですが、

飛行機が遅れたのと、

LA近郊のフリーウェイの渋滞で、道中に7時間かかり、

アリゾナのホテルに着いたのは23時近い時間でした。

 

 

そんなことで、行きはパームスプリングスから先・・・

肝心の初めて走る道は、ずっと真っ暗、、、

 

 

砂漠の中の一本道。

 

5年前に旅したテキサスの草原の、

自分以外に一台も走っていない真っ暗闇の中のドライブがよみがえってきましたが、

 

さすがアメリカを横断しているルート10、

もちろんさみしい交通量でしたが、他の車のテールランプやヘッドライトが見えないときはなく、

心強かったです。

 

 

「フェニックス(アリゾナの州都)まで100マイル」、

 

そんな標識が見えてくると、

あいかわらず砂漠の中だというのに、町がいっしゅん現れたり

(町の明かりがかなた先に見えてきたとき、暗黒の空に星のかたまりがあるみたいで、すごくきれいでした)、

白く浮かぶガソリンスタンドがときおり出てきたり。

 

 

私のカーゴバンの、残りのガソリンでの走行距離、

96マイルとなっている。

 

なんとかフェニックスまではもちそうだけど、

こんな夜の砂漠で、もしガス欠にでもなったら・・・・・!

 

想像しただけでぞーっとする・・・・・

 

大事をみて、次にスタンドが出てきたら給油することに。

 

 

それから40マイルくらい走り、

ちょっと心配になってきたところへスタンドの明かりが。

 

LAでは30度近かったのに、

夜の砂漠は底冷えがする。

 

ガソリンを入れて、売店で飲み物と夜食を買って

(従業員はどこから通っているんだろう?と疑問がわいてきた)、

再びフリーウェイへ。

 

覚悟してたからか、不思議とそんなに長距離を走っている感じはなかったのですが、

でもとにかく早くホテルに着きたかった(笑)

 

 

そしてまた町の明かりが現れたと思ったら

明かりはそのまま途切れることはなくなり、

いつの間にかフェニックスに入っていました。

 

 

セントラル・フェニックスは、思ってた以上に巨大な都会でした。

光りが洪水のよう。

 

この町で生き残ってきたアンティークがいっぱいあるんだろうな。

この町に日々集められてくるアンティークもいっぱいあるんだろうな。

 

翌日からの買い付けが俄然楽しみになった。

 

 

ホテルはフェニックスの隣の、メサという町。

 

砂漠では寒かったけど、町なかは日本の初夏の夜のような気持ちのいい気候。

 

 

ホテルは出来れば変えたいくらいだったけど(自分で取ったのだから仕方ない、、、、)、

場所はオールドタウンの一角。

 

けっしてお洒落でも華やかでもないのだけれども、

町全体が同じトーンのほの暗い明かりだったからなのかな、

 

ローカルな夜の感じが妙に居心地良くて、

なんだか夢見心地な気持ちにさせてくれるところでした。

 

 

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じっさい翌日の夜のことですが、

レストランからの帰り、ホテルを通り越してしまい、先の信号でUターンしたのですが、

そのとき白熱灯の明かりで満たされたアンティークショップが交差点の角にあり、

「なんか夢に出てくる夜の町みたい・・・・」なんて思ったのでした。

 

 

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買い付け紀行、次回はそんなアンティークショップのことも含め、

アリゾナでの買い付けのことを書きたいと思います。

 

 

今日は旅紀行みたくなりましたが、

お付き合いくださり、どうもありがとうございました!

 

 

 

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