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2018年1月

伊勢へ ハンドメイドショップ「チクチクナール」さんのお店とお家~外宮界隈

先週の定休日、お届けで伊勢に行きました。

 

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まず向かったのは「チクチクナール洋品店」さん。

 

ハンドメイド作家さんでもあるオーナーさんが

ご実家の電気屋さんのいっかくを改装されたお店で、

ご自身の作品や、マルシェや展示会で出会った作家さんの作品、

そしてビンテージやセレクトの雑貨、洋服などが並んでいます。

 

 

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フランスの壁紙を張った壁には

女性家具作家さんが作ってくれたというマントルピース形の素敵な棚が備え付けられ、

天井からはレインボーカラーのシャンデリアが吊り下がっています。

 

小さな空間ということも功を成していて、

「なんだかお洒落な部屋みたいで、いいですね~」と言うと、

 

「あっ、そうなんです、 “ひねくれた子供の部屋”がテーマなんですよ」と、

嬉しそうに笑いながらオーナーさん。

 

ひねくれた子供・・・・『地下鉄のザジ』みたいな・・・?、

そんな意固地なのだけれども愛すべきキャラクター像が浮かんできました。

 

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商品もくせのある物が沢山あって、すごく楽しい!

 

「くせのある物だらけのウチで見ていると、強烈かもしれないけど、

黒い服にひとつ合わせたりなんかすると、面白いと思うんですよね」と、オーナーさん。

 

Kioも個性的な物が多いけれども、

それをあえてモダン空間にひとつふたつ仲間入りさせてみるのもまた面白い、

そんな日頃からの考えに通じるものがあったので、

「分かります~」って、共感でしたし、嬉しくもなりました。

 

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商品陳列に使われているのは、ビンテージのアイロン台。

 

こちら、お店オープンのときにKioでお求めいただいたものです。

 

「感じもいいし、折り畳めて持ち運びもしやすいから、すごい気に入ってます」とのこと。

マルシェに出るときにも大活躍なのだそう。

 

 

 

あ、ところでそれで、今日のお届け物は何なのか?なのですが、、

 

今回はお店用にではなくて、ご自宅用にお求めいただいたテーブルのお届けです。

 

 

お店は伊勢の市街地にあるのですが、

ご自宅は小高い山に面したところにある古民家でした。

 

 

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居間にKioから黒いテーブルが仲間入り。

 

古民家にフレンチスタイルの家具。

素敵なチョイスだと思います!

 

 

上手く写りませんでしたが、縁側からは伊勢の夜景が遠くにのぞめて

ロケーションも素敵でした。

 

お家は色々と手をくわえていかれたいみたいで、

きっとお店同様、世界観のある楽しい空間になっていくんだろうなあ。

 

チクチクナールのオーナーさんファミリー、

本当にありがとうございました。

 

 

 『チクチクNÅL洋品店』

 伊勢市黒瀬町1597-3

 

 

おまけ。

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チクチクナールさんからの帰り、

お届けまで時間があったので伊勢神宮の外宮周辺を散策しました。

 

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外宮参道

 

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サンフランシスコ発のクラフトチョコレート店『ダンデライオン』にも。

 

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店内は、最近のアメリカ西海岸のファクトリー風に。

 

マダガスカル産カカオの酸味があると、

エクアドル産のカカオ85%のブロックチョコレートを買いました。

 

 

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そして、店が入っている建物の佇まい!

 

大正時代の建築で、

当時は郵便局の電話分室として使われていたものなのですって。

 

屋根のてっぺんが神社風?

 

 

 

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『豚捨』で、早めの夕食。

 

ハンバーグ、すごい旨みがありました。

ソースは最後のほうちょっと辛かったけど、ワインの風味がたってお肉に合ってました。

「一時間くらいだったら、ここ、ときどき来たいね」と、夫と。

 

 

おまけなのに長くなりましたが、、

ちなみに外宮から(地図見ると内宮もかな?)チクチクナールさんへは車で10分くらいですよ!

 

 

 

チクチクナールさんで買った、テキスタイルデザイナーさんが手掛けた靴下。

 

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すごいお気に入り。

黒に合わせて履いてます!

 

 

 

トワルドジュイの布を使って、アンティーク家具のリメイク

HPにアップをしたキュリオキャビネット。

 

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こんなアンティークモールで買い付けました。

 

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オーク素材だからでしょうか、

どこかフォークロアな雰囲気もあって、

そこにも惹かれました。

 

アンティークのオーク家具で、こういったフレンチなスタイルのものって

わりとリペイントして売り出されているものが多いので、

新鮮でもありました。

 

 

出会ったときはこんな様子。

 

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底敷きの板は無くなり、中板の張地も擦り減ってしまっている状態でした。

 

 

どうやって出そうか・・・・・

 

 

いっそのことガラス棚にして、背板も鏡面仕上げにしてしまおうかとの案も出たのですが、

このオークの質感には合わない感じがしましたし、

 

この家具を見たときに、

アメリカのディーラーのマダムが得意なディスプレイで、

洋書のシーンによく出てきたりもしますが、

ドライにしたアナベルや、花びらが幾重にも重なりふわっとした感じのピンクのバラ・・・・

そんなロマンチックで野趣にも富んだ花を飾るとすごく似合いそう!と思ったんですね。

 

ドライだったら花はキャビネットに飾ってもきっと素敵・・・・!、

 

それで「だったら、じゃあクロスだ!」ってなったときに、

ストックしていたトワルドジュイを思い出し、 

 

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冒頭の画像のように完成したというわけです。

 

 

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たとえば、塗装がざっくりと剥がれたものも、

それが面白い表情になっていれば、その状態を“見立て”として買い付けてきているので、

メンテナンスのメインは、本体の調整や直しなのですが、

こういった“リメイク”の余地があるものを手掛けて販売するのも楽しいです。

 

そこを気に入ってお求めいただくと、

なんだかビンテージの服のリメイクをしているデザイナーさんの気持ちと通じるような、

そんな喜びがあります(笑)

 

(ひとつの商品ラインになるくらい、ほんとはもっとリメイクものもやりたいのですが、

さすがになかなかそこまで手がまわりません。。)

 

 

今回のリメイクのキャビネット、

ほんとう、花でデコレーションしてみたら素敵だろうなあ!

 

 

 

 

『ミュージアム・ビジター』

今日はHPに花柄のモダンチェアをアップしました。

 

そしてコーディネートブログのほうにも

このチェアを使った記事を・・・・

 

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なんだかすごいチェア推しみたいですが(笑)、

こちらでは壁に掛けた絵のことを少し・・

 

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『Museum Visitor』というタイトルのついたこの作品、

一年くらい前の買い付けで出会ったもの。

 

ローレンス・ビール・スミスという画家の1946年のリトグラフ作品です。

 

出会った瞬間、好きになりました。

それにすごく「自分らしい」感じがしたんですね。

 

買い付けではめったに自分の買い物はしませんが、

これはぜったい欲しかった。

(高くもありませんでしたし。。。)

 

 

女の子、何歳くらいなんだろう。

まだ子供ですよね。

 

「身体に力や熱が入ってて、頑固そうな子だなあ」

とは、この絵を見たときの父の感想。

 

自分らしい感じがしたのは、ひょっとしたらそこ?!(笑)

 

なんて・・・・・

 

絵全体の感じがすごく好きで、

自分が使っているソファが自分らしいと思うように、

この絵も自分らしく思えるのです。

 

 

あとカーキの背景にグリーン系統の被写体という、色使いも好き。

 

カーキって私にとっては不思議で、

目に入ると「すごい好きだ!」と思う色なのに、

いざ「好きな色は?」と訊かれると、出てこない色。

 

そして、にも関わらずというか、だからというか、

いつの間にかいくつも持っている色です。

 

 

 

絵はずっと二階の住まいに飾っていましたが、

私物で恐縮ですが店に展示してみました。

 

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ちょっと照明の具合で暗っぽく写ってしまいましたが、

実際には先の画像のような色調です。

 

 

しばらく掛けておきますので、

また観てやってください!

 

 

 

 

 

旅する部屋

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年明け、

二階の住まいに新たに一台、

テーブルランプを仲間入りさせました。

 

<画像はイメージです 名古屋のマンション時代のもの>

 

 

間接照明の良さ、

すっかり分かっているつもりでしたが、

新らしくもたらされた明かりの感じはとても新鮮で、

 

心を落ち着かせてくれるいっぽうで、

高ぶらせてもくれて・・・・・

 

なんだかどこか別なところに来たみたいな、

楽しくて幸せな気持ちになりました。

 

 

思えば、インテリアが、部屋が好きな最大の理由はそれかもしれません。

 

そこにいながらも、どこかに連れていってくれるような感覚にさせてくれる存在であり場所。

それが私にとってのインテリア、部屋です。

 

 

そして思えばKioに集まってきてくれるお客さまとも

これまでそんな気持ちや感覚を分かち合ってきたような気がします。

 

 

機能と合わせてそんな“何か”も持ち合わせたモノを手掛けて、

今年もまたお客さまと喜びや楽しさを分かち合っていける年に出来たらいいなと思います。

 

 

 

遅れましたが、

新年あけましておめでとうございます。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

皆さまにとって幸せな一年でありますように。

 

 

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*長くお休みをいただいておりますが、

Kioはあさって8日から2018年の営業スタートです。

 

休みは半分は店のことですが、ゆっくりもさせて貰っています。

 

画像は近くの榊原温泉郷。

 

4、5日と宿をとって両親を招待し、私たちは夕食だけ合流。

温泉にもつかってきました。

 

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まず私ひとりで両親を宿まで送ったあと、周辺を散策。

 

小雪も舞って気温はひじょうに低かったのですが、

澄み切った空気の中を歩くの、とても気持ちが良かったです。

 

 

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正直、私は街歩きが好きで、

名古屋を離れてからは散歩の量が減っていたのですが(笑)、

今年からこっちでももっと歩くようにしたいと思います!