ホーム>Diary>2022年4月

2022年4月

「焚き火カフェ」

2022424161548.jpg

 

焚き火が好きです。

 

薪木が燃える炎を眺めるのも、

ぱちぱちという音を聞くのも好き。

 

 

でもなかなかそんな機会もなく、

ここへ(名古屋から白山町へ)越して来たら敷地でやろうと、

出来れば日常的なものにしたいなあと、

楽しみにしていました。

 

その頃ちょうど読んだ村上春樹の短編小説集に

海辺で焚き火をする男の話があり、

焚き火の一連の描写がとても丁寧に描かれていて、

そんなのにも触れたものですから、余計に楽しみだったのですが・・・・・

 

しかし店の周辺は、思っていたよりも民家や車の往来が多く、

夜に野焼きでもやっているのかと皆さんを不安にさせてしまうかも・・と思い、

焚き火の夢は諦めたのでした。

 

 

 

さて、先週のお休み、

ひとあし早い母の日の親孝行ということで

志摩にある「ネムリゾート」での一泊旅行に

母とふたり行ってきました。

 

 

 

 

 

サイクリングやカヤックなどが楽しめる体験型の施設なので

高齢の母向きではないのですが、

広大な森の中の宿でゆっくり過ごして貰えたらと思い

こちらを選びました。

 

ところが母、

「焚き火カフェなんていうのがあるわ」と、

フロントで貰ったパンフレット掲載のそんな珍しい“カフェ”に

思いがけず興味を持ち・・・・・

 

 

そんなわけで21時頃からだったでしょうか、

ホテルを出て、真っ暗な中を、薪が燃える匂いを頼りに(笑)、

こんもりとなった敷地の一角に設けられた「焚き火カフェ」へ。

 

 

 

 

キャンプファイヤーのような大きいのを想像していたのですが、

直径70㎝くらいの鉄の台での焚き火でした。

 

ところがかえってそれが不思議な感覚にいざなってくれて・・・

 

 

 

 

まあるい焚き火台のうえで薪が赤く燃える様子、

 

いつまでも見ていたくなりました。
 

母もそんな感じでした。

 

 

人生初の焼きマシュマロもさせて貰って、

振る舞われたコーヒーと一緒にいただきました。

 

いい時間でした。

 

 

 

 

 

日が経つほどにあの小さな焚き火が忘れられず・・・・

 

「これくらいの焚き火台でだったら、ウチの裏でも出来るよね!」

と持ちかけると、

慎重派の夫も賛成の面持ち。

 

 

ということで、移転して八年目にして、

焚き火の夢が叶えられそうです。

 

友人家族だけでなく、お客さまとも楽しめないかしら・・・と、

台も薪もまだ無い段階から早くも妄想中です(笑)

 

 

Kio的モノがあってシンプルな暮らし。

2022416164721.jpg

 

以前に「モノは景色でもあり・・・」というダイアリーを書きました。

 

「きれいな景色を作るためなら、モノを積極的に取り入れても良いと思う」と

そんなようなことを書いて締めくくったのですが、

 

だからと言って際限なく・・・、

あるいはきれいな景色が目的で何でもかんでも取り入れるというのは

自分の中には今も昔も無いことで、

なんだか不完全燃焼の記事だったなあという思いがあり、

今日は続編と言いますか、加筆です。

 

 

生活で必要なモノ・・・

たとえばいきなりですが野菜ストッカー(笑)とか、傘立てとか・・・

そういったモノも私は景色の一部にしたいと思っているので

見ていて楽しくなるモノが欲しいのですが、

でも余分と見立てることも出来るモノです。

 

“余分”と見立てれば、野菜も傘も作り付けの収納棚に納めて・・・

そうするとすっきりとしたミニマムな暮らしになりますね。

私はそんな暮らしもまた良いと思っていますし、

そうやって出来上がった美しい空間も大好きです。

 

けれども“景色”と見立てると・・・、

 

私は野菜ストッカーにはビンテージのホーローのモノを、

傘立てもビンテージでアイアンのモノを使っているのですが、

 

すると、ホーローのストッカーがあるとエッグホルダーなんかもあればもっと楽しくなるなとか、

キッチンのワークトップには庭で摘んだ花も飾っておきたい、間接照明や蝋燭があるといい、

パンはアンティークのブレッド缶に仕舞いたい、

カッティングボードもアンティークの丸いのが欲しい・・・!、

とかなってくるわけです(笑)

 

でもうまく説明出来ませんが、

私にとってのシンプルな暮らしってこんな暮らしのことなんです。

 

ちなみに傘立ての上には小さな絵を飾っているのですが、

いずれ絵の上に小さな木のシェルフを取り付けたいと思っています。

 

 

一昨年だったかキッチンシンクを念願だった白い鋳物製のにしました。

 

それを機にモノはさらに増えましたが(それまでが少なかったというのもある・笑)、

でもホーローの鍋や水切りなどどれも愛着の湧く実用品ばかりですし、

そんなふうにするようになって、

モノだけでなくて生活が愛おしくなりました。

 

「赤毛のアン」とか「ターシャ・テューダー」とか、

ほんとうに理想です。

 

 

キッチンシンク下の収納はまだオープンのままなので、

ビンテージの布でカーテンを付ける予定。

 

そっくりにしたいとかでは全然なくあくまで様式として

アンの家(とくに「アンという名の少女」のアンの家!)みたいにまでなったら、

もうそんなにも欲しいモノも無くなるのかもしれないなあ。

 

キッチンも自分達で手作りしてやっているのでなかなか進みませんが(笑)、

完成した空間でゆっくり過ごしたりお菓子作りしたりする時間がたくさん持てたら

満足です。

 

(それでもなんとか6割くらいまで進んだことを良しとしよう。

そしてとりあえず8割がたまで出来上がったら、ひとまずはいいと思えるんじゃないかな!)

 

 

あれ??

モノのお話しから脱線してしまいましたね。。。

 

写真も以前のインスタグラムの使いまわしですみません。。

シンクにカーテンが付いたらまた載せてみたいと思います!