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ビンテージ&アンティーク「買い付け紀行」

アメリカ買い付け紀行/第四話『オレンジ郡とシネマ』

日曜日。

 

この日からお天気は一転して曇天。

 

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霧がかかるダウンタウンLAを出て、オレンジカウンティへ。

 

 

向かったのはアンティークモール。

 

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<元気な多肉植物さんがお出迎え>

 

 

規模としては小さいほうなのですが、

毎回楽しみにしている買い付け先のひとつ。

 

フレンチだったり、宮廷スタイルだったり・・、

Kioの必須アイテムが充実しているのかと言えば

そんなことはぜんぜんないのですが、

 

各ブースのオーナーさん達の丁寧なバイイングぶりが品揃えにあらわれていて、

いると心地良くなってくる場所。

 

なんだか、普通にショッピングに来ているときの感覚ですが(笑)、

ここが好きなのはそんな理由。

 

(ロフトまでびっしりモノの詰まった暗い倉庫でワイルドに買い付けるのも楽しいですが。。)

 

移動、移動・・の日々の中でのオアシス的なディーラーです。

 

 

家具も見つかるときは、積み込む様子を見てお客の男性が手伝ってくれるほどなのですが

(ここはマダムばかりなので)、

 

買い付けられたのは小物ばかり。

(どうも今回はこんなパターンが多い。。。)

 

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<今回見た中ではいちばん感じ良かったんですけど、惜しいことに傘受けが無くなっていて、

代用品もそう上手くは見つからないだろうと見送ったホールツリー>

 

 

「もう一回、見ていったら?」と笑うモールオーナーのマダムに別れを告げて

少し離れた別な町へ。

 

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ここはちょっとした観光地。

いつの間にか晴れてきていました。

 

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ここではサボテンさんがお出迎え。

 

 

 

訪れたのは今度は大型のアンティークモール。

レストランやお土産屋さんが立ち並ぶ通りにあります。

 

日曜日とあって、大賑わい。

 

カウンターを任されている女の子、

ちゃきちゃきのアメリカ人って感じの子なのですが、

自分にかかってきた電話に

「私いま、スーパー・ビジーなの! 

スーパー・スーパー・ビジーなんだってば!」って怒っていました(笑)

 

 

そんな彼女や、他のスタッフにいくつかオーダーを入れ

(彼女はお客さんには親指を立てて「グッチョイス!」とか言ってくれます・笑)、

 

まずまずの成果が出たことにほっとなりながら

モールのいちばん突き当りのブースに来たとき、

それがありました。

 

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<1800年代後期頃のカップボード>

 

買い付け前日の日記で書いた「夢に出てきた二台の階段」、

一台はネイビーとダークレッドの配色で、

もうひとつは古い木の質感が前面に出たもの、

 

その両方を合わせたような雰囲気の家具が佇んでいたのです。

 

十秒くらいぼーっと突っ立ってから、

次に慌てて状態確認に入りました。

なんかもう買うのは決めていたみたいです(笑)

 

 

解説に「映画スタジオの小道具ハウスからの出物」とありました。

「これまで何本もの映画に登場しました」とも。

どんな作品なんだろう。

 

映画や夢に出たことも嬉しかったですが(笑)、

これはどう使ってもすごくいいと思う、

そんな子に巡り会えたことに感謝の思いでした。

 

 

この日は終日オレンジカウンティをまわり、

満載になったバンでLAに戻りました。

 

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フリーウェイを降りて、ダウンタウンのイースト。

もう少し先は運送会社さんがある倉庫界隈です。

 

しかし日曜は運送会社さんはお休み。

荷下ろしは翌朝です。

 

 

前日の土曜から始まった映画のロケ。

けっきょく水曜日まで続き、

その間、倉庫街は完全封鎖。

 

黄色いテープが張られ、何人もの警官や関係者が立つ

通りの入り口の前を通り過ぎる。

 

「やってる、やってる!」

 

巨大クレーンで吊られた照明が、あちこちで見える。

 

「昨日は中に入るのひと苦労だったけど、明日はどうかな?

もう分かって貰えてるから大丈夫かな?」

 

 

バンの中にもひとつ、映画に携わったモノが入っている。

 

 

モノも集まったからか疲れもなく、

良い日曜日の夕暮れでした。

 

 

 

アメリカ買い付け紀行/第三話『土曜日の買い付け』

土曜日。

 

この日は内陸のエリアをまわりました。

 

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まずは大型のアンティークモールへ。

 

こちらも10年ぶりくらいの訪問です。

 

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出物が減ったのを機に足が遠のいていたのですが、

当時と比べるとKioの幅も広がり、

今なら違うモノが色々買い付けられるのではないかとの期待を込めて。

 

 

エントランスを入るなり、その期待は確かなものになりました。

 

出迎えてくれたのは、ルイ15世様式をはじめとする宮廷スタイルの家具・・・!

 

やっぱり足を運ばないとダメだなあ・・・・・

 

ひょっとしたらモールの内容も変わったのかもしれないけれど、

ずい分ともったいないことをしていました。

 

 

 

ただ残念ながら、家具ではぴんと来るものが無く・・・・、

 

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<↑時代はあるのですが、もうひとつ決め手に欠けたミラーバックのキャビネット>

 

その代わりテーブルランプのいいのが何台か集まりました。

 

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「あなた、デコレーターなの?」

ランプばかり集めてくるからそんなふうに見えたのか、カウンターのマダムにそう訊かれました。

 

「日本でアンティークショップをやっていて、家具の買い付けで来てるの」

 

するとカウンターにいたもう一人のマダムが顔を上げ、

「スケート好きで日本びいき」とのことで、

真央ちゃんの話題になりました。

 

(この町からも見える大きな山のふもとのリンクに

たしか真央ちゃんはかつて練習拠点を置いてたことがあったはず)

 

真央ちゃんファンですし(笑)、

束の間でしたが日本に話題がおよんで、

なんだか嬉しかったです。

 

 

今回はランプばかりでしたが、

家具だってきっといい出会いがありそうなので、

このモール、次からもまた訪れたいと思います。

 

 

(真央ちゃんがいたリンクからさらに山寄りのところにも

アンティークのディーラーがいるんですよね。

 

ストリートビューで見ると、カリフォルニアとは思えないような雪景色。

ディーラーのウエアハウスも、何世代も引き継がれてきたような古い小屋で・・。

それに惹きつけられながらも、どうしよう、どうしよう・・と長年迷ってきましたが、

これを機にそこにも次回足を伸ばしてみよう!)

 

 

 

二軒目もアンティークモール。

 

何台も家具が買えることのほうが多いのですが、

ここもまた小物にとどまる結果に。

 

 

けっきょく見送ったのですが、

珍しくホテルに戻ってから夫にメールで意見を聞くほど迷ったビクトリア時代のバンブー・ドレッサー。

 

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夫は「これは好きなひとにはたまらないと思うよ」と、押してくれたのですが、

こういった特殊アイテムを買うときに必要なのは「どうしても」という気持ちが伴うかどうか。

そこまでにはいたらならなかったので、やはりやめました。

 

イギリス製とありました。

色濃くて、はっきりとした柄の壁紙を張った部屋にあったような気がする・・・。

 

 

 

山からどんどん離れるルートで

小さなディーラーを何軒かまわり、
ひとつずつと言った感じでモノを集めていき・・・・、

 

さいごに、フリーマーケットで知り合ったマダムのウエアハウスへ。

 

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こんなテーブルをはじめ、いくつか家具を買い付けた頃には

バンの荷台もいっぱいに。

 

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フランス製の古いキッチンハンガー。

これもここで買いました。

 

ボウシェイプや、木の感じがたまりません。。。

『マルセルの夏休み』とかに出てきそう。。

 

きっとそれなりの値段だと思い、やはりそうでしたが、

これは「どうしても」(笑)欲しかった。

 

 

よくお客さまが「アンティークにはストーリーがあっていいですね」とおっしゃいますが、

またちょっと違ったストーリーを持つような子も同乗して、

帰り道は賑やかで楽しかったです。

 

 

 

おまけ。

 

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ダブルのロッキングチェア。

数が少ないのかな。特殊ではないと思うのですが、出会ったのははじめて。

張り替えがされていて、残念ながらその仕上がりがあまり良くなかったので見送りましたが、

こんなのもいつか買い付けてみたいなあ。

 

ロッキングチェアの座り心地って、思いのほかすごくいいし、

ダブルというのがまたいいですね~。

 

 

 

アメリカ買い付け紀行/第二話『サンディエゴ~ワインカントリー』

今回はじめてサンディエゴに泊まりました。

 

初日のワンナイト・ステイです。

 

毛布(家具の当て)をお借りしに寄った運送会社さんを14時半に出て真っすぐ向かったのですが、

順調なら2時間で行けるところ、

渋滞で18時の到着になってしまいました。

 

買い付けは翌日からに。

 

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朝。

いつもとは違う景色に気持ちも変わります。

 

 

最初に向かったのは、知り合って9年、

回を重ねるごとに信頼も厚くなり、今ではもっとも取引きの多くなったディーラー。

 

ウエアハウスに入ると、なんだか様子が違う・・・・

 

宮廷スタイルやハリウッドリージェンシー、それにフレンチ、

そこの特色だった品揃えの半分は影をひそめ、

代わりに開拓使時代の道具や、ラスティックな家具たちがスペースを埋めています。

 

もちろんそんなモノ達だって大好きですが、

Kioの主力商品ではないし、買い付けの先頭にもってくるものとも違う・・・・・

 

私の呆然とした顔に気づいたスタッフが声を掛けてきました。

「少し変わったでしょう・・?少しね」

 

少し? 

・・・・・・・。

 

 

とにかく買い付け開始。

 

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オーナーは不在でしたが、彼女のセレクションの中からいくつか買えました。

しかし、それ以上が難しい。

 

すると背後から「ハイ、Kioサン、オハヨゴザイマス!」と陽気な声。

若い頃、仕事で日本に住んでいたことのあるオーナーの旦那さまでした。

 

明るい声もそこまでで、

「JとBがリタイヤしたんだよ。Bは高齢のお母さんのもとに行かなければならなくなってね・・・・」

すぐに彼のほうから事情を聞かせてくれました。

 

8月のことだそう。

前回の買い付けの直後だったんだ。

 

オーナー夫妻同様、二人とも本当にいい人でした。

商品だって、繊細で上品でお洒落で・・・。

これまでどれだけお世話になっただろう。

さいごに会ってお礼が言えなかったのが悔やまれます。

 

 

そのあともサンディエゴのディーラーを何軒かまわりました。

 

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ランプ専門のディーラーも見つけたので足を運んでみたのですが、

ほとんどが近年の中古品でした。

 

一台、真鍮の扇風機と一体になった古いフロアランプがあり

(写真撮らせて貰えば良かった。。

扇風機の両脇に、同じ支柱から枝分かれした二灯の燭台形ランプが付いたデザインでした)、

とびきりかっこ良かったのですが、

数千ドルもしていました。。。

 

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古い建具をメインに扱うディーラーにも久しぶりに行きました。

 

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以前は豊富だった照明器具の品揃えもめっきりと少なく・・・。

 

 

JとBの不在の大きさを感じながら

30分離れた次の町へ移動。

 

 

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この日の買い付け結果は、前回のダイアリーに書いた通りですが、

量は少なかったとは言え、買えたモノ達には満足しています。

 

 

10年ぶりくらいに、こんな椅子も買いました。

 

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花柄ビニールレザーシートのモダンチェア。

オープン当初のKioの代名詞的な存在でした。

 

Kioのテイストが少しずつ変わっていったこともあるかもしれないけど、

まず出会い自体が減り、

そんななかで久しぶりに可愛い子が出てきました!

 

当時はスターベースのモダンテーブルと組み合わせて販売していましたが、

今だとペイントのテーブルやデスクにも合わせてみたい。

 

このビニールレザー、

戦後の好景気に沸いたアメリカの最高の技術が使われているんです。

航空機のシートを作っていたカンパニーが手掛けたりしていて、

だから今でもしっとり・ふっくらとした感触や質感とともに生き続けている・・・・。

その良さを伝えたくて、しゃかりきになっていたオープン時のことを思い出していました。

 

 

ごつごつしていてもいいから(品物がじゃないですよ。。)、

もっとダイナミックなKioになっていきたい。

思えばそんなふうに幅を広げたり、掘り下げていくなかで、

お客さまに喜んでいただいてきたのだから・・・・。

 

 

そのあとは、ウエストレイク時代の小さなシェルフを買い付けたり、

 

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その隣に掛かっていた大昔のベッドウォーマーも欲しくなってきたのですが、

 

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「これは今はまだかな。。」と見送ったり・・・・・

 

 

バンの荷台はさびしい結果ではありましたが、

買い付けの現場は悲喜こもごもでございました。。。

 

 

 

おまけ。

 

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「マダム達のフリーマーケット」にも出している雑貨店がいちばん最後に行ったワインカントリーにあり、

買い付けが終わってから寄りました。

ここではチョークペイント(石膏質のペンキ)が買えます。

 

四日後のハロウィーンは通り越して、もうクリスマスモードに入っていました。

ディスプレイが上手くて羨ましい!

 

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什器で使っていたアンティークのカウンター。

ただならぬ雰囲気に思わず譲って貰うことは出来ないか訊いてみると、

「あなたみたいにすごく気に入ったひとがいてね、こないだ売れちゃったのよ」と。

うーん、残念。。。

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行/第一話

10月26日から11月3日まで、アメリカ買い付けでした。

 

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前半は晴れで猛暑、

後半は曇天で、夕方からは肌寒い日もあったり。

 

なんとも両極端な気候の今回でした。

 

 

買い付けでは沢山のモノを集めることが出来ましたが、

大勢いるなかでKioにとっていちばん頼りのディーラーが

主力バイヤーふたりが辞め、内容ががらりと変わってしまっていたという

考えたくもなかったことが起こっていて、

出鼻をくじかれる・・・・、

そんな幕開けでした。

 

 

「出発前に買い付け先を洗い直したのも、何か虫の知らせだったのかも・・・」

 

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ちょうどそのあとからは新規のディーラー数軒と、久しぶりの町をまわるスケジュールだったので

気持ちを切り替えてのぞむものの、

ここでも成果があがらず。

 

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慌てて別の町に移動するも、フリーウェイが渋滞。

 

閉店まで残り20分となったアンティークモールに到着。

初回から訪れているので親しいスタッフばかりですが、

みんな終わる気、満々で。。。

 

大急ぎで見て回って買えた二点が、

半分に満たない積載量のバンの荷台に追加されました。

 

 

滑り出しはそんなで、

さすがにこのあと大丈夫なんだろうか・・と不安になりましたが、

捨てる神あれば、拾う神あり?、

 

もう今回はホテルでもずっとディーラーを調べていたのですが

終盤、ちょっと検索ワードを変えてみたら新たに出てきたディーラーがあり、

良さそうだったので行ってみると、

フレンチの素敵な品を豊富に揃えた内容だったんです。

 

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しかも、隣には宮廷スタイルをメインに取り扱うディーラーがあり、

その新たな二軒は、ふたりのバイヤーが辞めたディーラーの穴埋めをしてくれる存在になってくれたのでした。

 

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↑ピンクの張地のセティを買い付けました!

 

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しかしこの町、

ここも初回からずっと来ているところで、

長年付き合っているディーラーからも目と鼻の先だったというのに、

なんで今の今までこのディーラー達のことを知らなかったんだろう。。。

 

それは非常に情けないにしても、不思議なタイミングです。。

 

 

 

そしてこれからのKioに新たな風を送り込んでくれるようなモノ達との出会いもありました。

 

これもまた不思議なのですが、

「買い付け前日の日記」で書いた夢に出てきた二台の階段を合わせたような(?)家具がありました!

 

 

今まででいちばん忙しかったですが、

すごく楽しかったですし、

 

それから買い付けとは関係ないのですが、

運送会社さんのある倉庫街が後半、映画のロケで完全封鎖されて

思いがけず大がかりな撮影風景が見れたりと、

思い出深い買い付けになりましたが、

 

なんだかほんとに、ひと区切りがついたんだろうな・・・・・

 

次からは他州へも行こうと思います。

そのための色々だったんじゃないかなって。

 

 

買い付け紀行、次回からは商品のことなども書いていきますね。

 

あ、階段のイメージの家具のことも・・・(笑)

 

 

それではまた・・・!

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『ダウンタウンLA・後編』

<前回の続きです>

 

ディーラーのウエアハウス。

 

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こちらはアンティーク建材をメインに扱うディーラー。

 

Kioの玄関ドアや、カウンターブース内の洗面台もここで買いました。

 

 

建材を増やしていく予定は今のところないのですが

(敷地を活用して、いずれやりたいという思いはあるのですが)、
 
Kioでやっているようなフレンチ系家具の肉付け(モノ自体は骨っぽいですが、、)に
アーキテクチュアル系のモノはとてもいいのです。

 

 

ここは、NYのプラザホテルやJFK空港など、

名だたるところからの出物が多い。

 

(ディーラーが語るサルベージのときの話は、ちょっとした冒険談で面白いです。

「NYが眠らない街だと言われているのは、ウチがいつもサルベージをやっているからだよ」
なんてことを言ったりも・笑)

 

モノが良いので、

それで店にぴったりそうなものがあると

無理のない範囲で買い付けてきます。

 

 

ここでしかないようなモノに出会えるのも楽しみ。

 

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今回は入るなり、ギリシャ神話の登場人物「イカロス」のブロンズ像があり、

いきなり圧倒されてしまいました。

 

ハイズマン・トロフィを手掛けた彫刻家の作品とのこと。

 

値段にも圧倒されました。。

 

 

けっきょく、ここでの買い付けは出来ず。

 

 

でも、お隣りにある別なディーラーのウエアハウスで絨毯が手に入りました。

 

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そこではこんなビンテージのギターもありました。

 

ギターの知識はゼロですが、好きな感じの子でした。

(買ってはいません)

 

「楽器職人が家具を作ったら、やっぱりすごく美しいのかな?」

以前に夫とこんな会話になったことを思い出しました。

 

 

 

ダウンタウンLAのディーラーのウエアハウス、

お次はこんなところ。

 

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地域柄、ひょんなところからも個性的なモノが出てくるので、

期待を込めて、まわれる限り、まわります。

 

 

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ランプが得意なディーラーからは、球体のペンダントランプを買い付け。

 

(この子たちは手荷物で持ち帰ってきて、店頭で早速ご成約となりました)

 

 

ダウンタウンLAのディーラー、まだ何軒かありますが、

モールではなくて、どこもみな個人でやっているので、

こうやって書いていても、それぞれの顔が浮かんできます。

 

これも縁なのでしょうね。

 

 

 

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今回泊まったところ。

 

50年代に建てられたのかな。

よく見ると?モダンなデザインなのですが、あまり手を掛けられておらず、

せっかくルーバーまであしらった外観も、なんだかボロボロっとなってきています。。。

 

 

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室内はきれいで、

窓が壁一面に取ってあり、それが気持ち良かった。

 

 

 

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ホテルのすぐ先に、メキシカンたちが営む食料品店や食堂が集う小さな商店街がありました。

 

その中の一軒で夕食を。

(空は青いですが、これで19時くらいです)

 

小さな扇風機がまわる店内。

オレンジ色の花柄ビニールクロスがかかるテーブル。

パイプ椅子に座って料理を待っていると、汗ばんできます。

壁に設置されたテレビは、スペイン語の音声によるサッカー中継をやっていて・・・。

 

メキシコの町角にいるような錯覚になりますが、

こんなのもダウンタウンLAらしい風景のひとつ。

 

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建物の外壁にこんな祭壇が。

 

メキシカンディーラーと付き合っていて実感したことなのですが、

彼ら(メキシカン)は、信仰心がすごく篤いんです。

 

ディーラーのウエアハウスにもこんなふうな色鮮やかな祭壇があります。

 

 

 

だんだんとりとめが無くなってきましたが、、

今回の滞在ではいつも以上に街にカラーやカルチャーを感じたダウンタウンLA、

自分の覚え書きにもしておきたくて書きました。

 

 

買い付け紀行もこれにておしまいです。

 

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!

 

 

アメリカ買い付け紀行『ダウンタウンLA・前編』

運送会社さんの2ブロック先。

 

4番ストリートの手前で信号待ち。

 

ロサンゼルス川にかかる橋のたもとでスチール撮影をやっていました。

 

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このあたり、40年代に建てられたレンガ造りの倉庫が建ち並ぶ界隈で、

こんな撮影風景によく出くわします。

 

 

橋を渡ったところは、

そんなレンガ倉庫を再利用したコーヒーショップやアートギャラリーが増加中。

 

 

2028年ロサンゼルスオリンピックが決まったみたいですが、

それも見越してだったのか、

ここ数年、ダウンタウンLAは再開発の勢いがものすごいです。

 

 

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↑ブルーボトルコーヒーのダウンタウン2号店が出来ていました。

 

 

そんななかまったく変わらないのが、

服屋におもちゃ屋、花屋が集まるディストリクト。

 

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オーナーはたいていメキシカンということもあってか、

この界隈だけは異彩を放っています。

 

 

そして安いのか、買い物客で大賑わい。

 

渋滞をかわしながら走っていると、うっかりここに出て、

すごいときはまるで縁日のように人や車でいっぱいの通りにはまり、

「しまったぁ」と思うことがときどきあります。。

 

 

今回もそうやってノロノロと進んでいると、

一軒だけ大きなウィンドウを携えた瀟洒な店の前に出ました。

 

こんなのあったっけ?

 

どうやら新しく出来た店のようです。

 

ウィンドウにはタッセルのついたカーテンがディスプレイされていますが、

店内には積み上げられたロール状の布地が見えます。

 

じつは日本にいるときから家具のリメイクに使うための布地を探していたのです。

 

なんと、こんなところに布地屋さんが・・・!

しかもぜったい素敵そう!

 

ちょうど店の前の駐車スペースが一台分空いていたので、

すぐさまに立ち寄りました。

 

 

イメージ通りの布が見つかりましたし、

それにここ、椅子の張り替えや、ガラスキャビネットの背板に張ったりと、

今後も仕事に使えそうな生地でいっぱい!

 

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こんなのを見てると、オリジナルのカーテンやクッションを作って販売、

そんなことまでやりたくなってきますね。。

 

専門店みたいなことはとても出来ませんが、

その代わりなんていうか、「1点もの」みたいな感じでガロン飾りなんかもあしらって手掛けたら、

それを喜んでくれるひともいるんじゃないかな。

 

いかん、いかん、買い付けの途中です。

 

いったん引き揚げて、頭を冷やすことに。。。

 

でもなにかこう新しい風が入ってくるような感覚は、いいものですね。

 

 

そういえばここのオーナーはティム・ガンにそっくりで、いかにもな感じの紳士でした(笑)

 

また次回はリストを作って、ゆっくり訪れたいです。

 

 

数は少ないですが(私の知る限りですが・・)、

ダウンタウンにはアンティークのディーラーもあります。

 

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大きなところでは、こんなウエアハウスも。

 

 

続けて書くと長くなりそうですので、

また後編として後日にアップしたいと思います。

 

 

それでは、また・・・!

 

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アメリカ買い付け紀行『霧の向こうの買い付けの町』

日が前後しますが、

買い付け二日目、サンディエゴへ。

 

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LAを出るときには晴れていたのに、

オレンジカウンティを過ぎ、

海兵隊基地に差し掛かったあたりから思いがけず霧。

 

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しばらく続きましたが、

濃霧にならなくて助かりました。

 

 

(これくらいの時期は、朝、わりと霧が出ます。

 

もうずいぶん前ですが、ホテルの部屋のドアを開けて外に出ると(外廊下のホテルでした)、

分厚い雲のなかにいるほどの霧だったことが。

視界は本当にゼロで、あまりの状況にしばらく意味が分からなかったくらい(笑)

 

車はおろかロビーにも行けず、部屋に戻ることしか出来ませんでした。

30、40分くらい待機したんだったかな。

 

あんなのはあれ一回きりだなあ。というか、あんな霧あるんですね。

町のみんなはどうしてたんだろう?!)

 

 

 

サンディエゴとひとくちに言っても、東京都の5倍ほどの広さがあります。

 

目的地は快晴。

 

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平屋のコテージからサーフボードを抱えたトランクス姿のサーファーが出てきて、

歩きながら海へと向かう。

 

ビーチがある場所ではそういったのが日常的光景のサンディエゴですが、

古い家が多く、東海岸で暮らす人びとの別荘もあったりすることから、

良いアンティークの出物が多い。

 

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手荷物で持ち帰ってきて、アップ後にさっそくご注文もいただきましたこのレディランプも

ここサンディエゴで。

 

 

これを買い付けたのは、

総勢10人近いバイヤーが日々ハウスセールなどをまわって

アンティークやビンテージを集めてくるディーラー。

 

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とても温かい人柄のオーナー夫妻。

 

 

「そういえば、レイチェル・アシュウェルが日本にふたつ店を出したのね!

Kioの店には近いの?」

 

えっ、急に近いっかって訊かれると。。。

 

ひとつは車で1時間半くらいと言うと、

「わあ、近くじゃないの!」と。

たしかにアメリカの感覚だと、すごい近いってことになるんでしょうね。。。

 

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「パリのホテルから出てきたものなのよ」

1930年代のキャビネットをディスカウントまでしてすすめてくれました。

 

正面の扉が取れていますが、オープン式として使ってもいいなと思った。

(じっさいこの状態でホテルで使われていたのだそう)

 

ただ、脚が半分ごっそりと欠けていて、

これはさすがに・・・。

 

最高に素敵なのに、ああ残念!

 

 

アップマーケットのアンティークのペイント家具。

 

今回は縁が無かったけど、

こうやって画像を振り返ると、これから挑戦していきたくなる。

 

彼らだったらまたいいのを仕入れてきてくれるような気がするから

今後に期待!

 

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こちらはロンドンの近衛兵を描いた19世紀のポスター。

 

値段がまったく合わないので買えませんが、

出会えただけで嬉しくなる。

 

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ところで、ランプ以外にも色々と買い付けしています(笑)

 

家具が中心ですが、変わったところではこんなベッドのヘッドボードも。

 

(ちなみに今回はディーラーがこちら一軒のみの登場ですが、

帰り道のオレンジカウンティも含め、

この日は8軒のディーラーをまわりました)

 

 

 

「Kioはいつ来たの?」と訊くので、昨日(6日)だと答えると

「あとちょっと早ければ、『4th of July』でとっても賑やかだったのに」と。

 

そう、7月4日はアメリカの独立記念日。

 

「ビーチでは花火がいっぱいあがってね。

セレブレーションよ」

 

いつも通りで見かける寡黙そうなサーファーたちが

夜のビーチで大はしゃぎしている様子が浮かびました。

 

 

サンディエゴ。

スローな空気と、クラッシーな雰囲気がとけ合う町。

 

ここがとても好きだと言うと、

「KioもいつもLAばかりじゃなくて、サンディエゴにも泊まってみたら。

朝が素敵なのよ」と、オーナー。

 

 

うん、そうだ、

次回はほんとにそうしよう!

 

空港から真っすぐ向かって、

二日目まで滞在するのがいいかもしれない。

 

願わくば道中は霧になりませんように。。

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『オイルラッシュに沸いた町で』

日曜日。

 

普通ならフリーマーケットへ行くところなのですが、

なぜか金曜日くらいから「ある町」へ行かなければならない気持ちが湧いてくるわ消えないわで(笑)

 

そんなときにはそれに従ってみようということで、

LAから二時間弱の内陸の町へ出かけました。

 

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延々と続く山道の途中、こんな遊園地が見えます。

 

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山道が終わると、今度は果てしないと思えるくらいに続く農場の中を走ります。

 

 

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ようやく町が現れ、ダウンタウンに向かうと、

そこはかつてオイルラッシュに沸いた面影の残る町並み。

 

今はあまり産業の賑わいは感じられず、

そんななか軒を連ねるアンティークモールが目を引きます。

 

ヒストリックな建物を今ではディーラーたちがモールに改装して商売をおこなっている、

現在この町は、そんなアンティークロウでもあるのです。

 

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↑ウールワースの店舗跡も、アンティークモールとして使われています。

看板はそのままに。

 

 

ひと頃よく来ていたものですが、何年ぶりかよく思い出せない。

とにかく久しぶりです。

 

ディーラーは10数軒。

ぜんぶを回る作戦です。

 

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こんなハリウッドリージェンシーのベンチとか、

ユニークなモノが見つかるのですが、小物が中心。

 

ローズボウルのフリーマーケットをやめて来たからには

ここはどうしても手ごたえを感じるような成果を出したい。

 

 

半分くらいのディーラーを回って

もう15時になろうとしていたでしょうか、

大きなキャビネットが一台見つかったものの、

車の荷台はいまださっきのベンチがゆっくりと鎮座している状態。

 

 

どうして「ここ」だったんだろう。

自分の意識下からの声に疑いしかなくなった頃、

最後から二番目に訪れたディーラーがヒットでした。

 

フレンチテイストのものが充実していて、

大小何台かの家具を買い付けることが出来ました。

 

「お客さまと早く分かち合いたい・・・」

そうだ、この気持ち、この感触だ!

 

やっとこの日を立て直すことが出来ました。

 

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ここのモール、地下に映画館のセットが作ってあります。

 

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モノクロ映画のセリフや音楽が響く地下の古着ブース、

この階には私ひとりしかいないこともあって、

すごくシュールでした。

ときどき夢で見るような光景です。

 

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ここも地下ですが、こんな空間も好き。

街なかで今でもやっていたら、こういった内装を求めてただろうなあ。

・・・というか、名古屋時代の店に似ている(笑)

 

 

余談を挟みましたが、

そして、もうすぐ閉店だけどまだ間に合うから見ていこうと、

そう思って入った最後のモールが極めつけだったのです。

 

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うそ、うそ、うそ、うそ・・・・・!!!

 

こんな素敵なソファ、

すごい・・・。

 

しかも二台あるなんて・・・!!

 

 

それなりの値段でしたが、でもどうしても欲しいと思いました。

 

それで、モールのマダムにお願いして、ブースオーナーに値段交渉をして貰うことに。

 

小幅なのでなんとか通るかな・・・・・。

 

「She said YES!」

祈る私に向かって、マダムが親指を立てながらそう言いました。

 

 

ありがとう!ありがとう!

 

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ほんとに今日に、ありがとう。

 

この子たちが呼んでくれたのかな。

 

 

さて、積み込み。

 

今となっては満杯近いバンの荷台(笑)

 

モールのマダムの旦那さん、

しまいがけにディスプレイ替えに来ていた、とあるブースのオーナー夫婦も手伝ってくれて、

いちぶ積み替えをして、なんとかソファ二台もうまく載せることが出来ました。

 

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この日も40度近くありました。

 

終日ひと影まばらな町をあとに。

 

しかし振り返ると、モールを回る順番が完全に逆だったんですね。。。

 

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ソファの積み込みを応援してくれた夫婦の車に追いつきました。

 

こちらに気づいていたみたいで、

交差点での別れ際、窓から大きく手を振りながら去って行きました。

 

 

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帰路ロサンゼルスへ。

 

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遊園地のあたりで少し混雑。

 

 

スピード、ファンタジー、電飾、音楽、色彩、

そしてどこかシュールな雰囲気、

 

遊園地には自分の好きなものがぜんぶある。

 

子供の頃から好きで、それはそうだとしても、

この歳になった今でも大好きな自分がおかしくなる。

 

いや、ほんとに好きで、住めるものなら住みたいくらいなのです(笑)

 

 

アンティークが好きな気持ちともだぶんどこかでリンクするんだろうな。

 

バックミラーに映るソファの、何とも言えない色や雰囲気に魅せられながら

そんなことを考えたりしていました。

 

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『いちばん暑かった日』

7月6日から14日までアメリカ買い付けでした。

 

 

アメリカ西部、熱波だと聞いておりましたが

南カリフォルニアも暑かったです。。

 

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土曜日、とくに暑いと言われる内陸の町へ。

 

 

住民は日中の外出はままならないのか

ひとつめの目的地に着くと、町はゴーストタウンと化していました。

 

オールドタウンに古くて瀟洒なリゾートホテルがあり

そこだけが唯一、観光で来た車の出入りで混雑をしていて、

町とホテルのそのコントラストが、なんだか白昼夢のようで異質でした。

 

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こんなのを皮切りに、

この日はバンの荷台にいっぱい、たくさんの品物を集めることが出来ました。

 

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ここは「マダムたちのフリーマーケット」で知り合ったディーラーがオープさせたショップ兼ウエアハウス。

 

いつもなら賑わっているはずの店内も、人影なし。

 

 

「あなた、さいきんフリーマーケットで見ないじゃない」

カウンターに座り、バケツくらい大きな紙コップに刺さったストローで中のドリンクを飲み続けていたマダムが

私に気づいてそう言いました。

 

いちど行きそびれたら、それ以来タイミングが合わなくなってしまった・・と答えると、

「じゃあ、この次ね」と。

しばしば慣習で発せられる「NEXT TIME」 のことば。

いつも嬉しい気持ちにさせてくれる。

 

 

「暑いわね・・・」と、今度はエアコンのきいた店内に扇風機まで回し始めるマダム。

 

私が来る少し前まで倉庫で作業していたから、暑くてたまらないのだそう。

 

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大きなテーブルも買うことに。

バンへの積み込みを手伝って貰うのが悪い気がした。。

 

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ラスティックな鏡や、ガーデンの雰囲気を取り込んだ、素敵な店内。

 

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場所は変わって、ここは大型アンティークモール。

 

とあるブースにあった、全長2mは超えていたであろうランプ。

さすがに大き過ぎて見送りましたが、

こんなのに出会えるのが楽しい。

 

 

このモールでは素敵な椅子を筆頭に、

雑貨をたくさん集めることが出来ました。

 

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ディスプレイ用にですが、

さいきん昔のカードが売られていると、

その中から気に入りのを何枚かピックアップするのがささやかな楽しみ。

 

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新品のカードもよく混じっています。

画像だと分かりづらいですが、上が新品で、

下がアンティーク(この子はいまKioにいます)。

 

 

この界隈を6軒こなして、

20分離れた町へ移動。

 

 

途中、給油に寄り、ついでに水のボトルを買うことも忘れずに。

 

 

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いちばん最後に訪れたアンティークモール。

曇っているわけではないのです。暑さで空が妙な気配。

ここもいつもと違って、駐車場はガラガラ。

 

 

バンはもう満杯近く。

 

もし出物が多かったら、後日取りに来るのは時間的に難しいから、

積み替えないといけなくて、

それはいちばん考えたくないことでしたが、

それでもいったんモールの中に入ると、何か出てきて欲しいと思う気持ちだけになる。

 

天の助けだったのか、、

けっきょくサイドチェアが一台見つかるだけにとどまりました。。

 

 

 

三日目。

もっとも暑かった日の買い付けが終わりました。

 

いい出物がたくさんあり、

次の日への気持ちを膨らませながら眠りについた日でもありました。

 

 

ちなみに翌日も同じように暑くて、

ローズボウルのフリマを直前で辞めにして、

別な内陸の町へ行ったのですが、

ここでの出来事はまた後日綴りたいと思います。

 

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『ハリウッドアパートメント』

今日の買い付け紀行は、番外編的なお話です。。

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ダウンタウンLA。

 

再開発によって、ホテルが高騰。

ここ2年くらい、宿探しがひと苦労です。。

 

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今回泊まったところ。

ホテルの予約サイトで取ったのですが、
到着すると、なんとフロントがどこを探してもありません!


着いたらオーナーに電話をして、ドアロックの解除コードを教えて貰うシステムだったのですが、
そんなこととはつゆ知らず(メールの重要事項にも書いてなかった)、
アメリカではWi-Fiでしか使えないスマホも役に立たず、

(というか、この時点ではそもそもホテルがほんとにここで良いのかも不明でした。。
看板も出てないしで。。。

たまたま歩いていたおじさんに訊いても
「ホテル?!俺はこの近所に住んでるけど、こんなとこにホテルなんかないよ。
ビバリー・ブールバードはあっちだよ(すぐ先の大通りにたしかにホテルがありました。もちろん別の。。)」
との返答で。。。)

何がなんだか分からなくなり、
とにかくWi-Fiに繋がせて貰おうと、運送会社さんに引き返しました(同じダウンタウンで良かった!)。


・ずっとアパートメントだったところを、つい最近ホテルに商売変えした。
・それで看板もまだ出ていないし、近所のひとも知らない。

要はこういうことでした。


「岡田さん、今日はバンの荷台で寝なきゃなんないかもですね(笑)」と、ふざけて言ったものの、
ホテルのオーナーには運送会社の担当さんが電話をかけてくれて、
それでチェックイン完了、
ドアコードとWi-Fiコードも知ることが出来ました。

助かりました。ほんとにありがとうございました!


しかし、私はまだ頼れるところがすぐにあったけど、
同じようなことですごく困ったひと、いたんじゃないかなあ。


ちなみに、予約サイトを今日見たら、
「このホテルにはフロントがありません。到着後はバウチャー記載の番号に電話してください」
に変わってました(笑)
 

 

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メゾネットの3つのベッドルームがそれぞれ客室に改装されていて、
一階には共有のキッチンが。

ほかのグループ客が夜な夜なパーティをして、眠れなかった日が二回くらいありました(笑)


チェックインをしてしまえば、フロントがないのもかえって気楽で、
町の住人になったみたいでなかなか楽しかったのですが、
タオル交換やドライヤーもなく、滞在日数のことを思うと、もう次はないかな。。。



おまけ。


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ダウンタウンの夜。

 

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ダウンタウンの映画館。
こういう、ファンタジックと融合したヒストリックな建物にめっぽう弱いです。
ここは残念ながら閉鎖されましたが、内装もきっと素敵だったんだろうなあ。
いちどアメリカの劇場で映画が観たいなあ!