ビンテージの鋲打ちウイングバックチェア

ビンテージのウイングバックチェア。

1960年代頃のアメリカ製です。

大きめのウイングバックが特徴的な一台。

真鍮の鋲打ちがされていて、ミッドジョージアンなスタイルですが、マロンブラウンの張地がハードさも醸し出し、クラシカルモダンの言葉がぴったりと当て嵌まる佇まいとなっています。

真鍮の鋲は、エッジを際立たせてもいます。
これがないともう少しぼんやりとした印象になっていたはずですので、チェアはスパイスがきいていて格好良く、そしてとても美しくて風格ある面持ちです。

クラシックな空間、書斎、フローリングの現代空間、好きなもので溢れた個性的な部屋など、どんな空間にも良く似合います。

ウイングはもともとは暖炉の灯から頭を守るために作られたものですが、デザイン的な魅力に富んでいて、横から眺めたところなども良いです。
ウイングに頭を預けて仮眠したり、物思いにふけったり・・・。生活の良き相棒になってくれそう。
 

張り地は、合成皮革。カーフの型押しがされていますし、手触りもしっとり、艶も上品で、大変上質なものが使われています。
マロンブラウンと前述していますが、深みのあるキャメル色とも言えます。
クッションの縁や、ウイングトップの角に擦れが見られます。浅くて気にならない程度の引っ掻き傷も、時おりですがあります。右肘の内側には白い線状の塗料痕が一本ありました。クッションの厚み部分にはシワがありますが、経年の味わいを感じます。不快なものはないですし、経年を思うと状態の良い方だと思います。

座はスプリング式。座ったとき沈み込みはありませんが、硬くはないです。
落ち着くような座り心地です。

前脚は猫脚。後ろは半曲線を描いています。
脚元を中心に、全体的に小傷があります。

H字形のストレッチャーが付いていて、強度を保つ役割を果たしています。
低位置にありますが、こちらもウイングバックチェアの特徴です。

しっかりとした状態です。

サイズ
H117.8cm/W95cm/D81.5cm
SH46cm

クッションのサイズ
厚み9.5cm/W52cm/D52cm