アンティーク版画の額絵

1890年代頃の版画を、アメリカのギャラリーが1960年代頃に額装した作品です。

 

子どもたちが何かの〝発表〟ごっこに興じる様子が描かれています。

スツールの上に立って胸を張り、威厳ある大人のふりをした少女と、そのスピーチを聞く三人の友達、あとの観客は無関心な幼女に、そして人形が続き・・・・。

 

子供の一面をユーモラスに描いた一枚。
大人が見ると子供時代の自分を思い出したりもして・・・。

 

子供たちの服装や髪型も素敵。

子供版の「アンティークのファッション画」の側面もあります。

 

細やかなモールディング仕上げの栗色のフレームに、薄いシナモンブラウンのマット紙、深いティグリーンの縁取り。
絵にぴったりな額装で、クラシカルな雰囲気が漂います。

 

壁に飾る以外にも、チェストやコンソールに載せて壁に立て掛けて飾ってもいいですね。

 

 

額は木製。
細やかなビージング仕上げで、表情があります。
ビージングですが、向かって右側に3cmほどの欠損があります。画像でもご確認いただけます。上からタッチアップされているので意外に目立ちません。同じサイズのゴールドフレームがありましたので交換しようかとも考えましたが、この額の色味や質感が良かったので、このままにしました。欠損を価格に反映いたしました。

 

絵は発色がきれいです。
画像よりも実物の方が、色も線もくっきりとしています。

 

ガラスが嵌っています。

 

裏側には壁掛け用の金具が付いています。
また裏側ですが、クリスマスがテーマであるかのようなタイトルが上部に貼ってありますが、おそらくギャラリーの管理者が間違ったのではないかと思います。こちらもそのまま残しました。