赤絵のバターケース

ビンテージのバターケース。

イギリス『Franciscan(フランシスカン)』社製。

ピンクヴィスタという赤絵シリーズから出された品。

さほど古くなく、1980年代頃の製造品かと思います。

アンティークのバターケースを復刻させたものでしょうか、縁がせり出したケースに、果実か木の実か・・植物をモチーフにした持ち手をあしらった蓋。
ケースには葡萄の葉(つるに咲いた花のようにも見えます)、蓋には荘園の風景が、それぞれ赤絵の転写模様で装飾されています。
蓋にはエンボス加工までされていますし、アンティーク食器の技法を受け継いで手掛けられたケースは、魅力や味わい質感も、まるでアンティークのよう。

アイロンストーンという陶器製で、これは磁器に代わる素材として19世紀にイギリスで発明された、高い強度を持つ素材です。
ガラス質であるため、どこかエナメルを感じる光沢があります。強くて洗いやすいので、道具でもあるバターケースにはぴったりの素材かと思います。

こんなバターケースがあると、食卓やテーブルコーディネートがさらに楽しくなりそう。

小物入れにもいいですね。
デスクでの使い道もありそうです。

赤絵は、やや色濃い赤です。とくに蓋部分。

ケースの縁ですが、中身が液垂れないような設計になっています。

欠けやガタツキなど無く、良い状態です。

サイズ
高さ8cm/幅18cm/奥行11.3cm

内寸
深さ3cm/幅14.6cm/奥行8cm