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こちらの商品はSOLD OUTしました
アンティークのベッドサイドカップボード。
1920年代頃のフランス製です。 「ベッドサイドカップボード」。あまり馴染みのない名前かもしれません。 間食の習慣があったイギリスが発祥で、ベッド脇に置いて、中に入れたパンやチーズ、ビールなどをベッドの上で摂っていたのだそう。 そんなヒストリーを偲びながら、現代でなら上にランプを載せてナイトテーブルやソファ脇のテーブルとして使ったり、花台や置物の台としてお楽しみください。
こちらは、ルイ15世様式の一台。
寄木細工やオルモル。宮廷家具の装飾が随所にほどこされています。 外観はエレガントですが、寄木やオルモルが重厚感を添えて、かつ天板に黒い大理石が嵌め込んであるからなのか、家具はクラシカルで、マニッシュなまでの雰囲気を放っています。
背丈のあるコンパートメント(天板奥の仕切り板)の存在も、家具の雰囲気づくりに大きく貢献しています。 寄木装飾がされた曲面のパネル。こちら、扉と同様の作り・仕上げのものが用いてあり、視覚的な面白さもあります。
材質はマホガニー。寄木など部分的にローズウッドも使われています。
コンパートメントは、角が面取り仕上げされています。 トップには、重厚なモールディング仕上げのフレームがあしらってあります。 天板はモールディング仕上げ。
大理石は天然のもの。オレンジや白のマーブル模様が現れていて、美しいです。角は面取り仕上げされています。 天板が窪み仕上げになっていて、そこにぴたりと嵌め込んであります。 ひきだし面の精巧で美しいダイヤモンド・ストリンギング(線)も、寄木細工によるもの。このストリンギングは、サイドパネルやエプロンにもあしらわれています。 取っ手はロココハンドル。 ひきだし内部は組み木仕上げ。経年を思うときれいな状態です。
ハッチの取っ手もロココハンドル。
取っ手は、オルモル同様、真鍮製。年月でブロンズ色に深まりを見せています。 脚は、四本とも猫脚。 裏側は塗装されていません。
脚には、左脚(向かって)の内側に豆粒サイズのものが二つ、すべての脚の付け根(下から覗き込まないと分かりません)にコイン大のつき板の剥がれがあります。
また、コンパートメントと天板のつき板に、杢目に従った亀裂も見られます。ボロボロと落ちてくるようなものではありません。
コンパートメントの寄木細工にもひとつ、右側サイドパネルの裾の寄木細工にもひとつ、それぞれ豆粒サイズの剥がれがありました。
塗装は、ときおり色褪せや深まりが見られます。(寄木細工部分で色味が違うのは、寄木の特性ですのでこちらは含みません)
これらを価格に反映いたしました。
しっかりとした状態です。
商品数:0点
合計(税込):¥0