二灯のアンティークテーブルランプ

二灯式の作品。
一本の支柱から、二本のアームがループを描いたように交差しながら伸びた様子が面白いです。

オーバルのベースは、クラシカルな装飾とアニマルフットを携え、存在感があります。左右にゆったり振り分けられたシェードを受けるにふさわしい作り。まるでフロアランプのベースのように重厚で、このランプの値打ちのひとつにもなっています。

そしてシェード。美術作品とは異なりますが、アールヌーボーの雰囲気が宿っています。ガラスの素地のフロストの質感や青味の感じも、アンティークガラスらしいです。

バランスが取れていて、立ち姿もきれい、それに格好いいです。

サイドテーブルに載せて、二台並べた椅子の間にセットすると実用的ですし、それ以上にサマになりそう。

背の高いテーブル、逆に低いテーブル、どちらの上に載せてもまた、空間の雰囲気が面白くなりそうです。

アンティーク家具にも、モダンな家具にも似合います。

 

シェードは、ブルーのグラデーションを付けたフロストガラスに、ハンドペイントで牧歌的な絵が描いてあります。
片方は、年月でブルーが退色している箇所があります(画像でもご確認いただけます)。壁際にセットした場合は、この部分を壁に向けることで見えなくなりますし、古い味わいの方が勝っているので不快さはないと感じます。
この退色部分は、シェード上部に破片ほどの大きさの色の深まりも数個あります(こちらも画像でもご確認いただけます)。

明かりが点いても、風景は色味がちゃんと出るよう、そんな塗料が使われています。そして明かりの質感は温かいです。

シェードは角度が付けられます。

電球は市販のE26口径のものがお使いいただけます。(白熱球・LED球など)　一灯あたり最大60ワットまで対応しています。
ボールチェーンの引き紐でのオンオフ式です。片方のみ点けることも出来ます。

ソケット(カバーの内側の電気部分)と配線コードは、新しいものにメンテナンス交換済みです。

金属部分は、霜降りのような感じで色の深まりが全体的に見られます。手に付いたりするようなものはありません。
アームと支柱が真鍮で、ベースと支柱中間の飾りが金彩された鋳物です。

持ち重りがあり、安定しています。