フィレンツェのネストテーブル

こちらの商品はSOLD OUTしました

商品コード：TSD298

フィレンツェのネストテーブル

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1940年代頃のイタリア製です。

Florentine Wood(フィレンツェ家具)と呼ばれる、ルネサンス時代から続く伝統的な装飾技法を用いた、素敵な装飾によるものです。

こちらはネストテーブル。

装飾模様はベーシックなもので、同じくベーシックな金彩もされているのですが、フィレンツェ家具では珍しい臙脂と深緑色で彩色がされていて、中世の本の装丁のような深い趣きがあります。

そして天板だけでなく幕板までもモールディング仕上げとなった作りは、先端がスペードシェイプになった脚と相まって、力強く、こちらも中世前期を感じさせます。

装飾や色味は年月を経て、少し深まったり逆に少しかすれたり、シワ感が生まれたりしています。
それが家具にいっそうの趣きを与え、入れ子式にセットされたその様はネストテーブルでありながら、彫刻作品のようです。

静謐な感じもして、美しく素敵な存在です。

普段は入れ子にして、ソファ脇でランプの台に。
画像のように少し引き出した状態で全体の佇まいを楽しみながら、ゲスト時には予備のテーブルとして活躍させてあげたり。

高低差を活かして、ディスプレイを楽しんでみてもいいですね。
うえに置いたモノがとってもきれいに映えます。

もちろんバラして使っても。

木製本体のうえに、石膏のような質感の下地を塗り、そこに型押しで装飾をほどこし、彩色仕上げがされています。
スモールサイズだけ正方形のため、模様のレイアウトが少し違っていて、それもまた面白いです。

幕板のモールディングは、裾がビーズ状の装飾がされています。数珠繋ぎになった小さなオーバルの模様も描かれています。

色は金箔のような上質なゴールドと、臙脂と深緑(青味を帯びた色で、ピーコックブルーといった色調です)色。ダークカラーでさっとぼかしも入れてあります。

ラージサイズですが、天板に筋が一本、幕板にクラックが数個見られます。どれも製造時からのもの(クラックは木の節に従って出来たものです。表面的なもので、そこから割れてくるようなものではありません)で、雰囲気を損ねるものではありません。脚の一本に、金彩が縦にこすれた痕もありました。(画像でもご確認いただけます)。