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こちらの商品はSOLD OUTしました
アンティークのファイヤースクリーン。
1910年代頃(あるいはそれ以前)のフランス製です。
ファイヤースクリーンとは、暖炉の熱を遮るため炉前に立てて使う衝立のこと。アイアンのものがポピュラーですが、古い時代のものになると木製のものも多く、パネルに刺繍をほどこした布が張ってあったり、フレームが曲線的だったり、装飾性の高いものも見られます。
こちらは、スワッグでデコレーションされたトップが、宮廷風な可愛らしさや優美さを醸し出した作品。
ブランコに乗る貴族の女性の絵が装飾してあります。これはフラゴナールの名画のプリント画。ロココや中世の名画のプリントを額装した壁飾りも素敵ですが、それと同じような位置づけで見ると、こちらは飛び抜けて素敵なパネルです。
唯一の存在感を持ったひと品。間仕切りとして、何かの目隠しとして、そして腰壁のような感覚で手前に椅子などを配して使ってみてはいかがでしょう。
ショップ空間にも。
フレームは木製。モールディング仕上げで、ガドルーニング(丸ひだ飾り)がきれいです。
トップのスワッグですが、リボンの透かしの左側のリーフの先端が欠損しています。欠損してからも相当年数が経っている様子で、目立ちませんし不快感もありません。
パネルも木製で、コテで仕上げたような凹凸のある塗りがほどこしてあります。ビクトリア時代のパネルによく見られる技法です。
絵は鋲のような木製のビーズ装飾がされています。
絵の表面は、経年で薄らいでいますが、油絵のタッチを感じるようなコーティング仕上げがされています。女性の足から上に一本、擦れた線状の痕があります(画像でもご確認いただけます)。
裏側も表と同じ塗りがされています。こちらは縁は籐のバンドがあしらってあります。
脚はアカンサス(古代神話に出てくるリーフ)モチーフがあしらってあります。金彩されていた部分は、擦れたり深まったり、緑青も見られます。
色味は、宮廷家具によく見られるかなり黄色味のあるアイボリー。装飾部分は金彩されていますが、年月で燻したようなゴールドに深まっています。
しっかりとした状態です。
サイズ
H105.5cm
W82.5cm/D31cm
厚み/2.5cm
絵の大きさ/H44cm/W38.6cm
脚の幅/4cm
商品数:0点
合計(税込):¥0