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久しぶりの買い付け

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アメリカの同じ地域で買い付けをしているバイヤーさんで

「卸売り」を営んでいる方がいて、

年にいちどくらい、現地の運送会社さんでばったりお会いする機会があります。

 

インダストリアルがお得意で、

運送会社さんの倉庫には珠玉の工業系アイテムが毎回集結。

 

個人的には大好きなアイテムですが、

Kioのバイヤーである私の視線は、

インダストリアルの山に時おり見え隠れする

フレンチ風の家具や、クラシカルなランプにいつも注がれておりました(笑)

 

 

さて・・・・・。

 

買い付けに行けないまま、ついに一年が経ちました。

 

在庫の見直しが出来たことを良しと思える一年でしたが、

買い付け再開目処はなかなか立たず、

 

(ロサンゼルスの入国後2週間の自主隔離が免除になったので

踏み切ろうかと思った矢先の再度ロックダウン、、、、、)

 

商品補充をどうするのか、

決めていく必要がさすがにでてきました。

 

 

そんなとき頭に浮かんだのが、前述のバイヤーさん。

 

倉庫での記憶に期待を込めながら、

電話アポを取り、

この間の木曜日にお邪魔をしてきました。

 

 

 

 

 

その方も同じく買い付けに行けていないので

在庫不足とのことでしたが、

Kioのために残ってくれてたんじゃないかしら!と思えるようなアイテムを、

けっして多くではありませんが、買い付けることが出来ました。

 

昨日HPへアップをしたグラスペンダントランプもその時のものです。

これからぼちぼちあげていきますし、

店頭にも並んでいますのでよろしくお願いいたします!

 

 

少し商品補充が出来たことも嬉しかったですが、

そのバイヤーさんの倉庫が、

雰囲気とか、明かりの感じとか、においとか、

アメリカのディーラーのウエアハウスそのもので、

現地の空気を久しぶりに吸ったような感覚になれて、

それもすごく嬉しかったです。

 

 

 

 

Kioも、お客さまからもときどき、

「外国のお店に来たみたいな感じになります」

と言っていただくのですが、

そう言ってくださっているときの気持ちが良く分かって、

 

そんな気持ちにも寄り添っていけるようにしていかなければと思えた『久しぶりの買い付け』は、

大収穫だったと思います。

 

 

チョークペイントで生まれ変わったフレンチスタイルデスク

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ここ数年、

Kioで家具をリペイントするときには

すっかり「チョークペイント」で定着しました。

 

 

コロナで買い付けに行けなくなり、

代わりになかなか着手出来ずにいた“要リペイント家具”に手を入れることが出来ていますが、

そこで決まって使うのはチョークペイント。

 

 

何回か書いているような気がしますが、

チョークペイントは、ただ家具の色を変えるだけでなく、

キメ細やかな質感まで作って、洗練された表情を与えてくれる、

いわば「家具のお化粧品」でもあるのです。

 

 

 

さて、こちらのデスク。

 

過去に取り扱った商品なのですが、

 

 

 

 

たまたまKioと縁があるのか、それとも比較的多く生産されたのか・・・、

これまで色違いで白やクリーム色も扱ったことがあります。

 

そしてこのゴールドと同じ色の子も、もう一台ありました。

 

天板トップにかなり気になる変色があったので、リペイント目的で買い付けた子。

バックヤードで順番を待っていました。

 

 

何台かのリペイントが終わり、

次はこの子の番かな?ということで、

「白ですっきり仕上げよう」と夫と話していたちょうどそんな折りです、

 

「ビーンシェイプのデスクは、今お店にないでしょうか?」

HPをご覧になったお客さまからお電話がありました。

 

「実はこんなふうで、これから白くペイントする予定のデスクがあるんです」

と画像をお送りしたところ、

「イメージ通りです」とお喜びのお客さま。

 

とんとん拍子でデスクのお嫁入が決まりました。

 

 

お客さまも白がご希望だったのですが、

「ゴールドでラインを入れていただくことは出来ますか?」とのリクエスト。

 

お客さまのお家には、

業者さんにお願いして、ブラウンから白にゴールドラインを入れて塗り替えたピアノがあり、

デスクもそれに合わせることが出来たら・・とのご希望だったのです。

 

 

画像をすでに冒頭においてしまいましたが、写っているピアノがそうです。

ブラウンだったのがイメージ出来ないくらい、

このフレンチデザインにぴったりですね!

 

横にいるのが、Kioからのデスク。

 

お客さまが送ってきてくださいました。

 

 

ピアノはペイントに入る前に画像を拝見していて、

珍しいフレンチスタイルのピアノにぴったりな彩色に感激していた私たち。

 

お客さまの想いや世界観もひしひし伝わってきて・・・・・。

 

ペイント担当の夫は、

緊張しながらも、「応えたい」と。

 

 

 

まずは、本体のペイント。

 

 

 

 

①幾重にも重ね塗りをして、チョークペイント専用のクリアラッカーで仕上げます。

ラッカー仕上げすることで、保護膜が出来るのです。

 

②ラッカー塗りしただけだと厚化粧になるので、いちばん目の細かいペーパーを丁寧にかけます。

すると、なんとも滑らかな手触りになります。

 

磨いた石のような・・は言い過ぎですが、

チョークペイントの石膏のような質感が下地にあるからこその、この最終的な仕上がりが、

個人的にとても気に入っています。

 

 

ゴールドラインには、同じくチョークペイントから出ている塗料を使いました。

 

剥がれた金彩のタッチアップにはよく使用していたのですが、

ラインは初挑戦。

 

メンディングテープや色々な筆を駆使しながら、

こまめに集塵機をかけながら・・・・、

細心の注意で挑みました。

 

 

そうして生まれ変わったデスク。

 

 

 

 

お客さまは、イメージ通りで音楽室にもぴったりと大喜びしてくださいました。

 

本当に良かったです。

 

 

それにしても、なんて素敵な音楽室なのでしょう!

 

デスクはピアノと饗宴(共演?競演??)をしてるみたいな気持ちなんじゃないかしら。

 

 

 

 

 

お客さまは千葉県にお住まいのY様。

 

お電話とメールで何度もお付き合いいただきました。

 

デスクのお求めもですし、

デスクへの素敵な機会もいただいて、

本当にありがとうございました!

 

 

ゴールドラインが似合いそうな家具、

見回すと何台かあります。

 

これを機に、これからのラインナップのひとつにしていきたいと思います!

 

 

キセキノカワ

その川は本当にブルーでした。

 

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少し前のことになりますが、

お客さま宅を訪ねて尾鷲に行きました。

 

その帰り。

 

ずっと前から行ってみたかった銚子川に寄りました。

 

水が青色に見えることや、

間近だと3mの川底まで透けて見えるほどの透明度から、

「奇跡の川」と言われる川です。

 

 

夏に行こうとして行けずじまいで、

機会をうかがうことにしたのですが、

 

尾鷲行きが決まり、

もしかして近いのでは・・・?と地図を見ると

お客さま宅から15分もかからない距離。

(三重県南部の地理は未だよく分かっておらず、、、、)

 

今にも雨が降り出しそうな空でしたが、

またとないチャンスだと思い

(さらには、これは川が呼んでくれたに違いないとまで思い、、)、

行ってみることにしたのです。

 

 

「曇っているからそんなに青くないかもしれませんね」と

お客さまはおっしゃっていましたが、

 

それでも・・・・・・

それでも、目をみはるようなブルーを川はたたえていました。

 

 

 

 

私は色々と画像も見ていましたが、

私に誘われるがままにやってきた夫は、

「なんだこれは!!!」と、驚くことしきりでした。

 

 

 

 

 

 

Kioの近くを流れる雲出川。

 

まずこの川が大好きなのですが、

そこから伊勢に向かって、櫛田川、宮川、五十鈴川とあり、

どれもがきれいで、すごいなあといつも思っていたのですが、

さらに南にはこんな川があったのですね。

 

 

 

 

 

 

こちらに越してきてから「紀伊半島」という土地のことを

よく思うようになりました。

 

連綿と続く神秘的な山々のこと。

そこに涌く水のこと。

 

 

ちょっと日本から切り離されたような、

それでいて太古の日本を思わせてくれるような、

なんだかすごく不思議な土地だなあって、

 

今回銚子川を訪れて・・というか、

尾鷲から大台ケ原を抜ける道すがら、

紀伊半島にたいするあらたな思いが加わったのでした。

 

 

 

 

 



 

お客さまのお部屋 /神戸市 H様邸

フォレストグリーンをまとったデスクが、

素敵なお部屋に迎えられました。

 

 

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神戸市のH様邸。

 

以前にもいただいたお写真の掲載をお願いしたことがあるお客さまです。

 

そのときの記事

https://www.kio-deco.com/blog/2018/11/-h.php

 

 

色濃いイエローの古いドアとのコントラストがドラマチックですし、

その中でスパイスに使われたゴールドが、なんとも絶妙に感じられます。

 

*ブラケットランプもKioでお求めいただいたものです。

 

 

「ビンテージ感」

 

具体的な意味って無さそうなので、

あやふやな言葉なのでしょうけれども、

それでもH邸のデスクまわりを眺めていると、

そんな「ビンテージ感」という言葉がわいてきて、

自分の中でとてもしっくりおさまります。

 

「感」はとって、「ビンテージ」でいいのかもしれませんが、

お部屋なので、あえてビンテージ感。。。

 

お洒落で格好良くて、

色香と渋さのあるイメージ。

 

 

それにしても上手な色使いだなあと思います。

 

KioのHP写真と見比べてみてください。。

 

 

このデスクはフォレストグリーンが“顔”なのに、

私、フレンチスタイルであることを前面に出した画作りをしてしまいました。

 

結果、デスクの魅力があまり伝わらない写真になってしまって、

自分でも気に入らないので、トップページのPickupのところにもほとんど載せませんでした。。。

 

そんなこともあったので、

H様からのお写真、感激したのと同時に、

「これこそ・・・!」と思ったのです。

 

 

 

デスクはさっそく猫ちゃん達のお気に入りにもなったとのこと。

 

 

 

 

なんだか外国のお家みたいですね!

 

 

H様ご夫妻、

今回も本当にありがとうございました!

 

 

ハロウィンかぼちゃ Kioの秋便り第二号

今年もジャック・オー・ランタンが作りたくて

ハロウィンかぼちゃを探しています。

 

 

 

この時期にアメリカ買い付けになると

いつもあちこちでどっさりと出回っていたっけな。

 

 

 

 

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この間のお休みの日、

両親と姉と連れ立って宇陀の室生寺に行きました。

 

 

帰りにふらりと立ち寄った小さな産直の店で、

二つのハロウィンかぼちゃが

売り場の隅で身を寄せ合っているところに出会いました。

 

 

なんだか買い付けで、

思いがけないところでとても素敵なものが買えたときのような

嬉しい気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

この子たちは彫刻が難しそうなので

そのまま飾りに。

 

「ハロウィンが終わったら、スープにするのがおすすめです」

と添え書きがあったので、そうしてみるつもり。

 

 

 

秋はまだ始まったばかり。

 

 

そのうちに主役のジャック用かぼちゃとの出会いもあるといいな。

 

 

 

 

 

 

 

秋の日便り第一号は「皆さまへのお詫び」です

昨日までの四連休は、

いかがお過ごしでしたでしょう。

 

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白山町も行楽日和が続き、

Kioにも大勢のお客さまにご来店いただきました。

 

ありがとうございました。

 

 

それだというのに、

私が不在で申し訳ありませんでした、、、、、

 

実は連休初日に突然激しい腹痛に見舞われまして、

四日間ずっと床に伏しておりました、、、、、

こんなことは初めてです、、(涙)

 

 

病院もお休みでしたし、

そのうちに良くなるだろうと思っていたのですが、

いっこうに治まらないので

昨日近くの総合病院に電話をしてみると

救急外来で診ていただけるとのこと。

 

診断は、急性大腸炎でした。

 

 

薬を出して貰って

(乳酸菌の整腸剤だったので、見た瞬間から安心しました)、

その効果もさっそくあってか、

昨夜には回復しました。

 

何の症状か分からないうちから

“毒消し”だと思っていっぱい飲んでいたマコモ茶や、

お腹に手をずっと当て続けていたことも良かったみたいで、

「もうしばらくかかるかもしれませんね」

とのことでしたが、

これを書いている今ではすっかり元通りです。

 

 

ご来店の中にはKioを楽しみに

わざわざ遠方から来てくださったお客さまも何組かいらっしゃいました。

 

また、HPのほうも商品アップがストップしておりました。

 

この場を借りまして皆さまにお詫び申し上げます。

 

 

 

今日明日と定休日ですので

金曜日からになりますが、

また皆さまにお会い出来るのを楽しみしています。

 

商品アップも再開してゆきますので!

 

塗装状態が極めて悪かったリビングテーブルを

夫がリペイントしましたので

(今朝久しぶりに店にいったら、

ビフォーを知っているだけに、見違えるようになったテーブルにびっくりでした)

そちらも近くご紹介出来ると思います。

 

二倍働いてくれた夫にも感謝です。。。

(夫は皆さまといつもに増してお話が出来て、

とても楽しかったみたいです)

 

 

 

寝室には開け放った窓から

金木犀のにおいが毎日入って来ていました。

 

少し出遅れましたが、

私も秋を満喫していきたいと思います!

 

 

 

ウインドベル物語

エントランスのところにある「ショーケース」も

以前と比べて賑やかになりました。

 

 

こんな大きな三角錐のベルも仲間入り。

 

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農場からの出物とのことで、

70-80年くらいは経っていそうです。

 

 

八年くらい前のフリーマーケットで

ペンダントランプを買い付けたディーラーの足元に

無造作に置いてあるところを出会いました。

 

何だか分からなかったので見ていると、

「これ?これは素晴らしいんだよ!」と言って、

ディーラーはその“塊り”を重たそうに持ち上げて

テントのポールに引っ掛け、

ハンドルを振りました。

 

すると鳴り響いたのは、

見た目からは想像出来ないような厳かな鐘の音。

 

見た時には買うだなんてまったく予想もしていなかったベルだったのに

後先考えずに決めてしまいました。

 

 

天井への取り付けは、アイボルトを使って上手く出来ましたが、

しかし、店内の雰囲気に馴染みませんでした。。。

(外には吊り下げる場所はありませんでした)

 

そうこうしているうちに、移転計画が持ち上がり、

ベルは「その時」を楽しみに、寝かせておくことに。

 

 

そして今の場所が見つかり、

ようやくベルが取り付けられることになりました。

 

場所は玄関の軒下。

良く似合うだろうなと楽しみでした。

 

 

ところが引っ越してきて二日目の夜、

寒い季節特有の白山町の強風にさっそく見舞われ・・・。

 

まるで台風のような風の唸り声を聞いていたら

ベルは軒下になんてとても無理だと思いました。

 

そして「ショーケース」もまた然りだろうと。

 

 

こうして吊り下げが断念されたベルでしたが、

なんだか意地になった私によって

ディーラーがやっていたように直置き状態で「外」に居続け、、

気がついたお客さまに音を聞いていただいたりなんかもして、

それなりに楽しい存在になっていました。

 

 

そして今夏。

 

植物も飾って賑やかになったショーケースを見ていたら

封印していたベルの吊り下げをどうしてもやってみたくなりました。

 

試すだけでもと思いやってみると、

これがすごくぴったりなのです。

 

ちょうどお盆の頃で、

鐘を打つたび、天国にいる祖父母や愛猫さくらにも

音色が届いているような気がしました。

 

角にあるスリットの長さのせいなのでしょうか、

三枚のパネルは、ぞれぞれ異なる音を奏でます。

 

いよいよ外したくなくなり、

とりあえずそのまま下げておくことにしました。

 

 

二度三度ほど、森の木が大きく揺れるような風が吹きましたが、

ベルは大丈夫でした。

 

ここならいざとなったらすぐに外せます。

この場所がベルの定位置になりました。

 

 

お客さまにも好評です。

 

エントランスで滞在される方も増えました。

 

ときどきゴーンゴーンという音がして

しばらくしてから扉が開いて

お客さまが入ってこられることもあり、

そんなときは嬉しくなります。

 

 

ゴーンと鳴ったのに誰も入ってこないことがあり、

「?」と思っていると、

赤いバイクが去っていくのが見えました。

 

どうやら郵便配達のひとが

郵便受けの上にあるベルに当たってしまったみたいです。

 

ごめんなさい!

 

郵便受けの位置だけ替えなければ。。。。

 

 

 

反対側のショーケース

(アイビー、今はベルのほうにいます)

 

 

 

 

 



 

カウンターをリメイクしました

夏季休業中に、念願だったカウンターのリメイクが出来ました。

 

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飲食店時代に料理の提供台として使われていたもので、

レジカウンターではなかったのですが、

 

高さ90cmに横幅180cmというまさに理想的なサイズをしていたため、

それだけは壊さずに残し、

サファリブラウンに塗って使っていました。

(いつも後から気づくので、ビフォー写真がありません。。。)

 

 

天板の下(お客さま側)は、

お皿やグラスを仕舞うための棚と、ミニ冷蔵庫用の小スペースになっていました。

 

棚には小物、小スペースには小さな家具が飾れて

けっこう重宝したのですが、

何しろ料理のサービング台、

どう飾っても見た目が良くなることはなく、

お客さまのお会計の都度、気になっておりました。。

 

 

そこで、棚と小スペースをパネルで覆い、

装飾的なカウンターに変えることにしたのです。

 

 

パネルに付けたのは、アンティークミラーのフレーム。
 

フレームの内側の枠が大きく損傷して

ミラーとしては再生できなくなったものが寝かせてあるのを思い出し、

壊れた部分を慎重に取り外して、全体を組み直し、

もとのゴールドを活かしながらチョークペイントのピュアホワイトで塗装しました。

 

パネルと天板も、チョークペイントの同じ色で。

ミラーフレームと馴染むよう、ダークワックスで軽くエイジングをして仕上げをしました。

 

 

これだけだと間が空いた感じがしたので(この時点の写真もまた無い。。。)、

フレームの中にモールディングを付けようかと考えたのですが、

思い付きでブラケットと額絵を付けてみたところなかなか楽しくなり、

Kioっぽくなった気もして、

これで完成としました。

 

マリア像や、スモールシャンデリアにもやって来て貰ったら

今度はなかなかほんとにKioらしい感じです。

 

 

 

 

 

ちなみにシャンデリアも一部が破損したため

売り物にはならなかったもの。

 

そんな子たちも集まって、

みんなで頑張ってKioの番頭さんになってくれています!

 

 

*レジが壊れてしまったので替えなくてはいけないのですが、

これでビンテージのかっこいいのがあれば、さいこうなのですが。。。

 

 

 

コテージルームからの眺めと、お知らせ

 

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8月10日(月・祝)から20日(木)まで

夏季休業とさせていただきます。

 

オンラインショップからのご注文は随時承っておりますが、

発送は21日(金)からとなります。

 

大変ご不便とご迷惑をお掛けしますが、

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

休みの間は、また店づくりをおこなう予定です。

 

エントランスとカウンター。

お客さまに入っていただくところと、

お会計をしていただくところ。

 

この大切な二つの箇所を、

もう少し楽しい雰囲気に、

そして快適に感じたり使っていただけるようにしたいと思っています。

 

 

エントランスは、扉の前にショーケースみたいな小さな空間があり、

サファリブラウンにペイントして、ガーデン雑貨を少し置いているのですが、

 

このショーケース付近、まだまだ殺風景だからか、

今だと手指消毒液のボトルがいちばん目立つ存在になっているので(笑;)、

ここにも植物を飾るなどして、お客さまのお出迎えにもっとつとめたいですし、

 

カウンターは、もともとあった飲食店時代からのものをペイントして再利用しているのですが、

ここをがらりと変えたいのです。

 

 

あとは余裕があれば、

この間の営業自粛期間中に作業を進めていて

いちぶ塗り残しがあった天井の塗装も仕上げたいと。

 

 

本当は床も造作したいし、

壁もリメイクしたいところが色々とあるし、

挙げればきりがありませんが、、、

今回は「気持ち良く」をテーマに取り組もうと思います。

 

 

画像は、コテージルームからの眺め。

 

買い付けに行けてないので店内もモノが減りましたが、

その代わりに窓外が良く見えるようになりました。

 

するとこの眺めをお客さまがすごく喜んでくださるんですね。

 

(実は私もそうで、今日は定休日なのでPCをコテージルームに移動させてこれを書きました・笑)

 

 

総合的に楽しい店を目指したいです。

 

 

 

もちろんゆっくりする日も作ります。

 

急に川に行きたくなり(しかもまだ行ったことのない川)、

この間から川のことばかり考えているので(笑)、

前からずっと行きたかった三重県南部にある清流に行ってみようと思っています。

 

 

だんだんとりとめがなくなってきそうなので、

この辺にて・・・・

 

皆さまもどうぞお元気で良い夏をお過ごしください。

 

 


 

旧倭村役場再生プロジェクト

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今から遡ること、五年と九か月。

 

売り出し中だったKioの場所を見学するため

私たちは白山町を訪れました。

 

ゆったりと広がる里山の風景に感激しながら車を走らせていると、

一軒の古い木造の建物が視界に入りました。

 

 

 

 

 

 

和洋折衷の二階建てで、

昔の郵便局とか役場のような佇まい。

 

「わあ、あれ、いいね!」

「使われてないみたいだね」

「こんな建物も店にしてみたいね」

 

目的地直前でテンションが高まるなか、

好みの建物がふいに現れ、

夫と二人、大いに興奮したものでした。

 

 

やはり古い建物好きにはたまらないみたいで、

これまで何人もの方と、このオールドハウスの話になりました。

 

地元の方に聞いて、村役場跡だということが分かりました。

 

 

そして月日は流れて、

二か月ほど前のある日。

 

村役場が売れたとのニュースが飛び込んできました。

 

売りに出されていたことも知らなかったのとで

とてもびっくりしましたが、

老朽化とかでそのうちに取り壊されるんじゃないだろうかと気掛かりだったあの建物が

これで生き延びられるんだ!って嬉しくなりました。

 

 

手に入れられたのは、

白山町にあるゲストハウス「イロンゴ」のオーナーさん。

 

子供時代から慣れ親しんだ村役場が売りに出たのを知ったとき

オーナーさんはその行く末を案じ、

ご自身での取得を決意されたのだそう。

 

彼女とは交流があり、

先日Kioにみえたときそんなお話を聞かせてくれました。

 

 

役場は、ゆくゆくワークショッププレイスとして活用していきたいとのことで、

そのための再生プロジェクトとして、

建物と手前の空き地を使って、さっそくチャリティ市が行われることになりました。

 

日程は、今日明日(23日・24日)の二日間。

 

私たちも朝いちにお邪魔してきました。

 

 

 

 

役場はKioから1キロほどの距離。

同じ街道添いにあります。

 

何年も前から通るたびいつも外観を眺めていた建物に入れるとあって、

どきどきしました。

 

 

 

 

窓口。

大きな欄間窓があって、とってもユニークな造りです。

 

 

 

 

二階は大広間でした。

天井が高くて、光と新鮮な空気がたっぷり入ってきてて、

じつに気持ちのいい空間でした。

この広間は、建物見学の場として開放されていました。

 

 

じつはこのチャリティ市で、

Kioのお客さまのお嬢さん(6歳)がバイオリン演奏をするというので

それも楽しみにしてきたのですが、

演奏は午後からとのことで、

仕事に戻らなければならない私たちのために

お嬢さんが大広間でとくべつに披露をしてくれたのです。

 

 

 

 

「おぼろ月夜」

「われは海の子」

と続きました。

 

子供が一生懸命演奏している姿は涙が出てきますね。

 

音が良く響いていて、とっても素敵な音色でした。

 

「選曲もいいわあ」

いつの間にかひとも集まってきて、皆さんも楽しそう。

 

「アメージンググレイス」では、

この日のスタッフでもある尺八演奏家の方が飛び入り(実際にはゆっくり入り?)してくれて

バイオリンと尺八の思いがけないセッションが始まりました。

感動的でした。

 

 

 

 

関係者の皆さんが懸命になられているし、

それになんだかバイオリンと尺八の世代を超えたセッションが自然に生まれる場所なんて素敵であり、

この村役場の再生と活用の輪、

幅広く広がっていくように思えたのでした。

 

 

旧倭村役場のこれからを楽しみにしています!

 

 

 

 

 

チャリティ市ではオリジナルTシャツや食材や

作家さんの作品などが販売されていました。

 

 

 

屋外でもお嬢さんと尺八の方が、今度はギターの方もまじえて演奏披露してくれました。