ホーム>Diary

Diary

だから部屋作りは面白い

20211122163441.jpg

 

今と違って、子供時代はなかなか寝付けないタイプでした。

 

そんな時よくやっていたのが、

ベッドで仰向けになったまま

天井を床に見立てて空想でおこなう「逆さまの部屋づくり」。


 

梁とか天井のちょっとした段差が“床”になる。

それだけで空間を考えるのって、

けっこうエキサイティングなものになってくるんです。

 

それで、こんな部屋、あんな部屋って、

飽きることなくやっていたものでした。

 

そもそもそんなことしてたから、寝れなかったのかな。。。

 

 

2021112217147.JPG

 

先日はお客さまとテーブルランプの話題になりました。

 

「ランプがあることで物理的には場所を取ってしまうけれど、

視覚的には奥行きが生まれるし、

感覚や意識の世界となってくると、今度はもう途方もないくらい大きく広げてくれて、

だからこんなモノがあるのは、ほんとにいい」

 

そんなふうにお話しは行き着きました。

 

 

部屋づくりをするのは

「楽しいから」「家族も喜んでくれるから」「気分が良くなるから」

そんな純粋でシンプルな理由からだと思うのですが

(というか、わざわざ考えたりもしないか。。)、

 

だけどそんな中にも意外と

「意識を広げてくれるから」

こんな理由も潜んでいるんじゃないかなあって、

お客さまとのお話し以来よく思うこの頃なのです。

 

そして、冒頭の子供時代のことが思い出されたりしたのでした。

 

 

2021112217730.jpg

 

 


 

お客さまのお家/岡山市M様 

2021101015637.jpg

 

「これは、あるだけで、それでいい」

 

たとえばそれが古い扇風機だったとして、

それはたとえ動かないものだったとしても、

そんなふうに思えるものと巡り会えたら幸せだと思う。

 

 

今日はそんなふうにあらためて思わせてくださったお客さまのお部屋のご紹介です。

 

岡山市在住のM様。

 

 

19世紀末のラジエーターをお求めいただいたのですが、

到着後にお送りくださったお家の写真には

長い年月をかけて集めてこられたというアンティークの数々が集結していました。

 

 

リビング。

 

20211010161533.jpg

 

ショップ空間さながらのボリューム!

 

しつらえがとても美しくて、目や心が洗われるような感覚になります。

 

 

 

20211010162831.jpg

 

左端のチェアは、ウイリアム4世時代の作品とのこと。

 

すごく古いのに、M邸で佇む姿からは若々しさを感じます。

 

 

 

20211010165348.jpg

 

ラジエーターは、寝室に配されました。

 

隣りのビクトリアンのロッキングチェアとは、おそらく同世代。

 

ぴったりですね!

 

以前Kioでもこのタイプのロッキングを扱ったことがあったので、

ラジエーターとのツーショット、なんだか不思議な感じもします。

 

 

 

20211010165715.jpg

 

ピアノスツールに置き換えた写真もお送りくださいました。

 

アンティークのラジエーターをお探しだったところに

Kioにてご縁があったのですが、

剛毅な鋳物にロココ調の装飾がされたこの作品は

M様のイメージ通りだったみたいで、

とっても気に入っていただけました。

 

これを買い付けて良かった!

 

 

 

2021101216858.jpg

 

洗面室までアンティークのしつらえ。

 

勉強になります。

 

 

 

 

20211012163223.jpg

 

書斎。

 

どんな内装になっているんだろう?って思ってよく見てみると、

カウンターだったのですね~。

このアレンジ、すごいですよね!

 

 

 

20211012162632.jpg

 

奥に佇むのは、アンティークの蓄音機。

 

実際に音を奏でることが出来るのだそう。

 

古いジャズが好きだとおっしゃるM様。

お家での至福のひとときに思いを馳せてしまいました。

 

蓄音機にはずっと憧れがあったのですが、

私まで欲しくなってきました。

蓄音機から流れる音楽と蝋燭の灯で、夜を過ごせたら・・・・・


 

 

以上、私見をいっぱい交えてしまいましたが、、

M様のお家のご紹介でした。

 

ラジエーターのお求めだけでなく、

素敵なお家やアンティークを見せてくださり、

M様、本当にありがとうございました!

 


 

九月の出来事。コキアの丘。

2021926172055.JPG

 

前回のダイアリーを書いてから
まだ10日くらいしか経っていない感覚だったのですが、
ひと月近くにもなっていてびっくり・・・!

 

この九月は、色々な出来事が目白押しだったからかもしれないな。
 
 
法要で母とふたり、京都にも行きました。
 
本能寺にある、とある院を訪ねて。
 
築400百年を迎えたというその院は
外観も内観も寸分の狂いもなくて、
そこまでの年月が経っているのが信じられないくらいでした。
 
それでも毅然としているというよりかは、何とも柔和な佇まいで、
空気も、澄んでいるというよりもむしろ穏やかで、
そこに身を置いての時間は、瞑想体験にも似たようなものがありました。
 
この時のことを思い出すと、時間感覚が正常(ゆっくり?)になります(笑)
 
(写真を撮らせて貰えば良かったなあ)
 
 
 
「ベッドはどれですか?」
 
前回書いたメンテナンス途中のベッドのこと、
店頭で何人かのお客さまが訊いてきてくださいました。
 
ベッドのところまでご案内すると
「素敵になりそうですね!」と、口を揃えていただくのですが、
店頭ではお伝えしておりますが、
実は元の塗装がかなりの頑固で、
剥離に思ったより何倍も手間取っています。
 
物自体も大きいですので、完成お披露目はまだまだ先になりそうです。
すみません・・・・・・・
 
 
ベッドのことが気になっておりましたので、
今日は近況とあわせてのご報告でした。
 
 
冒頭は、Kioから車で10分ほどのところにある農園。
 
出荷用なのかしら?
モコモコといっぱい寄り集まったコキアがかわいかったです!
 


 

ひまわり畑と、八月の終わりに思うこと。

八月ももう終わりですね。

 

2021831173454.jpg

 

 

画像は、Kioの目と鼻の先にあるひまわり畑。

 

畑の持ち主さんが遅がけに植えた子達が

見ごろを迎えました。

 

畑の上をとんぼの群れが舞って、

夏と秋が入り混じった様子が、

いかにも八月の終宴といった感じです。

 

 

Kioでは以前からに引き続き、

「要メンテナンス品」として、長らく後回しになっていた家具達の手直しをしています。

 

主には、リペイント。

 

手間がかかるモノがここでも後回しになっているため(笑)、

商品アップのペースが落ちてしまっていて、

とても申し訳なく思っておりますが、

 

間もなくしますと、アンティークの木製ベッドのペイントにかかる予定でして、

かなり素敵になるだろうと自分達でも期待しているところですので、

お楽しみにしていていただけたら嬉しいです。

 

 

敷地では、ブルーベリーが実っています。

 

木が一人前ではないので、まだまだ微々たる量しか収穫できませんが、

朝摘みの青い実を自家製ヨーグルトに入れて、

銀のアイスクリームスプーンでゆっくり食べるのが

毎朝のささやかな楽しみです。

 

 

店も、手作りの暮らしも、「ライフワーク」として、

双方の境界線も無くしてしまって、

 

そんなふうにやっていきたい・・・・・

・・・・これは、それこそ移転した頃から思っていたことでしたが、

 

こうやって前みたいに買い付けに思うように行けず、

ストックのモノ達に手を入れることをしているなかで、

あらためて鮮明になった思いです。

 

 

ご来店のお客さまも楽しんでいってくださっていて、

「Kio」としてもっと出来ることを見つけていきたいと思った

八月の終わりの日。

 

搬入日記「グランドピアノのあるお部屋/大阪府H邸」

202189151215.jpg

 

今日お家をご紹介するのは、

大阪は八尾市にお住いのHさん。

 

Kioの近所にあるアマゴ料理店の帰りにうちを見つけ、

慌ててUターンして来てくださって以来、

子供の頃からのお気に入りだというアマゴのお店に来るたび

Kioに寄っていただいています。

 

 

お買い物はいつも車に積んでお持ち帰りいただいてたのですが、

この日は鏡のついたキャビネットだったため、

私達もドライブがてら大阪にお届けにあがることに。

 

 

インテリアもアンティークもアートも、

そして建築も大好きなHさん。

 

築年数のあるご実家をリフォームされたとのことだったので、

お邪魔するのが楽しみでした。

 

 

Hさんは、ご自宅でピアノ教室を主宰されています。

 

リビングに入ると、黒く艶めくグランドピアノが、

和とモダンを融合させた内装の中で

気配や輪郭を浮き彫りにさせながら美しく佇んでいました。

 

そんなピアノのかたわらに鎮座することになった

Kioのキャビネット。

 

 

 

 

良く似合ってくれたと思う!

 

Hさんも喜んでくれて、ほんとう嬉しかったです。

 

 

 

リビングの続き間は、Hさんのお部屋。

 

20218915843.jpg

 

モダンなビンテージ家具やライトなどがあり、

ああ、私はこんな空間もほんとに大好きだなあ!って、

自店や自宅の雰囲気とは違うのですが、

でも大好きなのだから仕方がない!私の真実だ!と、

誰に聞かれて答えるわけでもないのに、

なんだかどんどん興奮状態になっていってしまったのでした(笑)

 

 

 

20218915957.jpg

 

 

 

Hさんのお家に着いたのは、夕暮れ迫る頃。

 

ピアノのレッスンを終えた子供たちがちょうど帰る時で、

キャビネットの到着を待ってくれていたそうなのですが、

H邸の間際まで来て道に迷ってしまったため

間に合わせてあげられず・・・・・・。

 

元気のいい子供たちと道ですれ違ったのですが、

こっちをちらって見てたし、

きっとあの子たちが生徒さんだったんだろうな。

 

素敵な人柄のHさんと

あんな空間のもとで音楽を学べるなんて、

とても良い体験になっているに違いないだろうなあ。

 

キャビネットのことも、気に入ってくれてますように!

 

 

以上、Hさんのお家のご紹介と、その日の日記でした。

 

Hさん、どうもありがとうございました!

 

(毎度同じ締めくくりの言葉で恐縮ですが、

搬入日記、とても遅れておりまして、、、、

Hさん、公開がたいへん遅くなってしまってすみませんでした、、、)

 

 

 

202189151053.jpg

↑以前お求めいただいたベビージーザスに再会することも出来ました。

 

 



 

鳥羽水族館

2021722162858.jpg

 

どうしてか、魚が泳ぐところがむしょうに見たくなって、

 

そう思ったらそのことで頭がいっぱいになって(笑)、

 

鳥羽水族館に行ってきました。

 

先週のお休みの日のことです。

 

 

三重生まれなので

子供の頃はよく行っていたものでしたが、

大人になってからの記憶はあまりない、

とにかくものすごく久しぶりでした。

 

 

「伊勢志摩の海」と題したセクションには

スナメリの水槽もありました。

 

 

 

 

優しげで、かわいい。

まるで水の中の妖精です。

 

ここからすぐのところにある海に

こんな子たちが暮らしているんだ・・・!

 

何も知らないものだから、驚きでした。

そして海を大事にしなくては・・・と思いました。

 

 

 

鳥羽水族館の人気のひとつ、

ジュゴンの水槽。

 

 

 

 

この水槽の隣にもうひとつ水槽があり、

大きなウミガメが、背中を蛍光カラーで染めた魚たちと一緒に泳いでいたのですが、

この水槽がいちばん気に入り、しばらく眺めていました。

 

 

 

 

魚たち、みんな美しく泳ぐなあって

そんなことを思いながら見ていました。

 

みんな泳いでいて、それでもう完全で。

 

 

照明が暗いこともあってか、

そのうちに宇宙船の窓から宇宙空間を見ているような、

とても不思議な感覚になったのでした。

 

 

 

 

今も魚たちが水中を漂うリズムが頭に残っていますし、

そのせいでかは分かりませんが、それ以降なんだか頭もすっきりしている気がするのです。

 

疲れていたのかな?(笑)

 

 

行って良かったな。水族館。

 

たまに思い出しては、また出掛けて行きたいです。

 

 

 

 

 

おまけ。

 

 

 

 

水族館の前に寄った赤福茶屋で、大好物の赤福氷を。

 

 

ここは伊勢神宮内宮そばのお店なのですが、

江戸情緒のある空間が気に入っています。

 

 

 

 

 

 



 

搬入日記「名古屋のSさんのお部屋」

2021711155141.JPG

 

 

名古屋時代の店舗、

もう懐かしいと感じてしまう。

 

でも、それもそのはず。

6年以上前になるのですものね。

 

 

さて、今回ご紹介させていただくのは、

そんな名古屋時代のKioの、ご近所のお客さま宅です。

 

 

お家の住人は、Sさん。

 

何度か店頭で家具をお求めいただいていました。

 

そんなSさんから、ある日インターネット経由でご注文が。

 

ペンダントランプだったので、取り付けもさせていただきたかったですし、

Sさんも町も懐かしくて、

店を終えて夜の名古屋へお届けに向かいました。

 

 

名古屋、ときどき行きますが、

行くたびに新しいものが出来ている。

 

暮らしているときはそれが当たり前の感覚でしたが、

今の場所にいると、街が進化するそんなスピードにも驚いてしまいます(笑)

 

Sさんのマンションの近くにも大きくてスタイリッシュなスターバックスが出来ていて

びっくりでした。

 

 

Sさんのマンションも、街に似合う設計。

落ち着いた照明のエントランスは、シティホテルのラウンジのようで、

夜のお届けで得をしたような気分になりました。

 

 

お届けしたのはペンダントランプ三台。

 

一台は、こんなワイヤーのバスケットのような作品。

 

 

 

 

Sさんのお部屋の天井は、

シーリングがニッチにも設けられた、なかなか珍しい仕様。

 

それを活かしてランプを取り付けたら、

こんなカフェのようなスペースが出来上がりました!

 

 

(壁際のコンソールテーブルも、以前Kioでお求めいただいたものです)

 

 

 

あとの二台は、ペアのグラスシェードランプ。

 

 

 

 

数年前にこのマンションにお引越しされて以来、

代用のランプをお使いだったところ、

HPでこのランプを見つけ、即決してくださったとのこと。

 

 

冒頭の写真は消えているところですが、

ステイ金具のゴールドがカーテンにぴったりで、かっこいいですし、

 

色んな要素が見事にブレンドされたお部屋は、

外国の集合住宅の一室のよう!

 

 

 

 

 

こちらのキャビネットも、Kioにてお求めいただいたもの。

 

使いやすいと言って、とても気に入っていただいています。

 

お届けにあがると、

以前の家具との再会もまた懐かしいです。

 

 

Sさんは本当に幅が広くて、

写真を撮りませんでしたが、フィレンツェのテーブルなんかもお使いです。

 

もう無くなってしまいましたが、

名古屋にインテリアのセレクトショップがあり、

そこが大好きだったのですが、

その店のことが思い出されました。

 

 

SさんとSさんのお部屋の明かり、

そして、かつて毎日を送っていた街の明かりにも見送られて、

帰路は、心にも温かい明かりが灯っていました。

 

 

Sさん、どうもありがとうございました!

 

(お届けした皆さんには公開の都度謝っていますが、、、)

ものすごく遅くなってすみませんでした、、、!

 

素敵に受け継がれた30年代のピンボール / 埼玉県K様邸

2021612152658.JPG

 

 

HPからのご注文で、

埼玉へ旅立って行ったビンテージのピンボールマシーン。

 

特殊なアイテムだったので、

どうやって使ったり、あるいは飾ったりされるんだろう?って興味がありました。

 

 

すると到着後、

お客さまからお写真が!

 

窓辺をどんなふうにするかで悩まれていたところへ

このピンボールが見つかったとのことで、

出会いをとても喜んでくださいました。

 

 

 

2021612152737.JPG

 

冒頭の写真もそうですが、

お客さまのお部屋、まるでお店やアーチストのアトリエのよう!

 

ディスプレイも素敵ですし、

モノのひとつひとつにストーリーが感じられて、

写真を眺めているだけでお店に来ているみたいな楽しい気持ちになりました。

 

色もあるのもまた楽しくて。

 

ピンボールのカラーがぐっと引き出されたのが、

買い付けてきた私としては感激でした。

 

 

 

 

 

1930年代のアメリカ製。

もう90年も前のモノ。

 

当時の色香や時代の背景を残しつつも、

今の時代の空気感を軽やかにまとって、楽しくお洒落に再生されたピンボール。

 

彼(ピンボール)自身も嬉しくて、

夢の中では、玉をどんどん入れてチューリップを咲かせているだろうなあ。

あれ?!、それではパチンコですね。。。

いやでもきっと、それくらい嬉しいはず!

 

 

 

2021612152832.JPG

 

埼玉のK様邸。

 

カフェだったらいいのになあ。。笑

 

 

K様、この度は本当にありがとうございました!

 

 

 

海女さんのお話し。

2021522164340.jpg

 

父の日と母の日の親孝行・・・ということで、

この間のお休みの日、

志摩の「海女小屋」に行ってきました。

 

 

海に面して建ち並ぶ数棟の小屋。

 

中には炭をくべた囲炉裏があり、

目の前で海女さんが獲れたての海の幸を焼いてくれます。

 

 

 

本来の海女小屋とは、

海女さんが漁で疲れた体を、薪を焚いて温めたり休めたりする小屋のこと。


朝と昼からの漁の合間には

仲間と炉を囲んで食事しながら和気あいあいと過ごす、

そんな場所でもあります。

 

 

 

↑海女小屋を再現した展示コーナー

 

 

 

海女小屋が体験出来る施設が志摩には何軒かあり、

いちど行ってみたかったのですが、

今回母のリクエストで叶いました。

 

 

 

 

 

 

炭の火力は思いのほか強く、

イカもサザエも伊勢エビも・・・、

瞬く間に香ばしい色に焼きあがり、とても美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

私達を担当してくれたのは、

10代から漁を始めて50年になると言うベテランの海女さん。

 

「好きなことだから毎日が楽しくて、ストレスもぜんぜんない」のだと。

 

「いちばんいいお仕事ですね」と私が言うと、

満面の笑みで大きく頷いてくれました。

 

母も伊勢エビを指さして「こんなのが見つかったら嬉しいでしょうねえ」と言うと、

今度も屈託のない笑顔が返ってきました。

 

大らかで、海女さんがまるで海みたいだと思いました。

 

 

 

 「とくかく海が好きでな。

 陸で10万円稼ぐより、海で5万円稼ぐほうがいい。

 海で何かを探して獲ったときの気持ちはお金には代えられん。

 ワクワクするわけだ。

 海にはときめきがある。

 海女さんて、そんなもんや」

 

 「あ・・・!これって、買い付けと同じだ!!」

 

これは、ある海女さんのインタビュー記事を読んだときに書いた

数年前のダイアリー記事のいちぶなのですが、

その時のことを思い出したりしましたし、

 

今回の海女さんも

インタビュー記事の海女さんなんじゃないかと思えるくらい

受ける印象が同じでした。

 

海女さんて、みんなこんな感じなのかな。

 

 

ダイアリー以来、いちど実際に海女さんとお話しがしてみたいなあって

じつは秘かにずっと思っていたんです(笑)

 

それが実現して、

そして、雨のせいかひと気のない浜辺の静かな小屋で

心も体も寛ぎ、温まり、

まさしくの海女小屋体験となったのでした。

 

 

なんだか自分のための日になってしまったような。。。

 

 

お客さまのミックススタイルのお家/津市M邸

 

 

今日ご紹介するのは、津市のMさん邸。

 

 

Mさんは「アンティークに限らず、どんなインテリアでも大好き」とおっしゃる方。

 

家具職人さんが作った家具もお使いですし、

「コンランなんかも昔から変わらず好きですね」とのことで、

デザインされたインテリアもお持ちのご様子でした。

 

そんなわけで、どんな感じのお家なんだろうと、

とても気になっていたのですが、

 

フロアランプと絨毯をお求めいただいたのを機に、

お邪魔出来ることになりました。

 

 

 

フロアランプは「玄関ホールの廊下用に」とおっしゃってたので、

間取りにも興味があったのですが、

 

リビングがガラスの観音開き扉ということもあって、

広々とした端正なホールに感激してしまいました。

 

 

 

 

 

ソファの横に配されることになったフロアランプ。

モダンとアンティークの対比が、かっこいいです!

 

こういった場所にシーテイングセクションがあるのもいいですね。

雨の日とか、こんなところで本を読んで過ごしてみたいなあ。

 

 

 

 

 

 

リビング&ダイニング。

 

 

 

 

ダイニングセットが、家具作家さんの作品です。

 

窓に嵌っている美しい枠もまた、同作家さんによるもの。

 

目隠し用に何か・・と相談を持ち掛けたところ、

こんな他にはないような枠が出来上がったのだそう。

 

枠に嵌め込まれたガラスは、M氏の奥さま作。

(至近距離でも撮影させていただけば良かった。。。)

 

作家ご夫妻は白山町在住で、Kioのお客さまでもあります。

 

彼らの作品も見れて嬉しかったですし、

オーダーする醍醐味みたいなものも学べました。

 

 

 

絨毯は、アンティークの廊下敷きを。

 

 

202151617215.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

実はしばらく経ってから、また新たなお届けでお邪魔したのですが、

絨毯の位置がリビングにかわっていました。

 

 

 

 

廊下敷きのこんな使い方、良いですよね!

 

 

 

新たにお届けしたのも廊下敷き絨毯。

こちらはビンテージ。

 

 

 

 

リフォームしたキッチンの床に敷かれたのですが、

サイズも雰囲気もこの場所のためにあつらえたかのようにぴったりで、

Mさんも私も興奮気味になってしまいました。

 

 

キッチンには、北欧やアールデコのモダンさを思わせる素敵なタイルが張ってありました。

 

 

 

 

 

色んな要素のもので、美しく完成されたMさんのお家。

 

壁にはアートも掛けられています。

 

 

 

 

美術館に行ったような印象が残ったのは、

アートの存在もあったからだと思うけれども、

Mさんのキュレーションの技のようなものも感じられたからのような気がします。

 

 

 

 

お求めだけでなく、楽しませてもいただきました。

 

Mさん、ありがとうございました!

 

それと、最初のお届けからのことを思うと、

公開がものすごく遅くなってすみませんでした・・・・!