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ビンテージ&アンティーク「買い付け紀行」

アメリカ買い付け紀行『ローズボウルフリーマーケット』

かつてはフリーマーケットで全体予算の2割くらいを使っていました。

 

しかし今では

フリーマーケットで出会ったディーラーの倉庫やショップへ直接買い付けに行くケースが増えたのと、

 

以前はどこへ行くよりもソファが多く見つかり「フリーマーケットはそんな場所」との認識だったのですが、

ここ数年で素敵なソファの出物はめっきりと減ってしまい、

 

そんなこんなで、フリーマーケットからだんだん足が遠のきつつあったのですが

(「マダムたちのフリーマーケット」は、主催者の方向性が変わり、残念ながら幕を閉じてしまいました)、

今回、久しぶりにローズボウルに行きました。

 

 

 

 

 

 

ローズボウルとは、LA近郊の町にあるフットボールの競技場。

 

その駐車場を使って第二日曜日に開かれる

南カリフォルニア最大のフリーマーケットです。

 

 

間に川まで流れるだだっ広い駐車場で、

そこにみっしりとディーラーのブースが集結しています。

 

世界中からやって来るバイヤーに、広域から訪れるショッパー。

 

その規模や熱気に、初めて訪れたときは圧倒されたものでした。

 

 

あまりの広さに

買い付け商品を預けたディーラーのブース番号をノートに控えても、

ピックアップのときになかなか見つけることが出来なかったり、

 

ピックアップの順序も上手く組み立てられず、

無駄に場内を行き来して、そんなことに体力を消耗してしまったり、、、

 

 

思い出すと、懐かしい。。。

 

 

 

 

 

そんな新規バイヤー泣かせ(笑)の会場ですが、

山並みが望めたり、バラのガーデンがあったり、

丘のうえに建つ瀟洒な家々が間近に見えたりして、

なかなかの素敵なところであります。

 

家具の搬出だけは大変ですが、

今だと「あともうちょっと広くてもいいかな」、なんて思ったりもします。

 

 

 

 

2019614182813.JPG

 

 

 

さて、バイイングですが・・・、

 

ソファはけっきょく一台も買い付けることが出来ませんでしたが、

箱物の家具が思った以上に集まりました!

 

 

 

 

 

大きい物も小さい物も揃い、

バランスの良い出来高。

 

 

 

 

 

 

そうなってくると決まって、

“何かスペシャルな物”を仲間入りさせたくなります。

 

 

するとあったのです。

こんなピアノが!

 

 

 

 

ピアノの周りを何周もして、食い入るように見て、

ぜったいに買おうと思ったとき、

ディーラーの女性がブースの奥から現れ、

手に持っていた紙をぺたりとピアノに貼りました。

 

見ると「SOLD」の文字!

 

「え!いつ売れたの?!」と訊くと、

「今」だと言います。

 

私の他に見ているひとはいなかったのに、

今ってどういうこと・・・!?

 

「あなたより前に気に入ったひとがいてね。ホールドになってたのよ。

今電話があって売れてしまったの。ごめんなさいね」

 

縁が無かったというのは、こういうことなのか。。

 

だけどこんなのは後にも先にも、見つからないだろうな。

そう思うと、さすがにショックでした。。。

 

このブースの前をもっと先に通っていれば、買えていたかもしれない。

やっぱり会場、広いですね。。。(笑)

 

でも見れて嬉しかった!

 

 

そして、ローズボウルに来て良かったです!

 

 

 

そういえば今回いちばん感じたのが、

古着のセクションが再び勢いづいていたということ。

 

流れとして、次に家具にそれが飛び火すると思うので、

これからまた楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

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