フィレンツェのスモールキャビネット

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商品コード：SCT180

フィレンツェのスモールキャビネット

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ビンテージのスモールキャビネット。

1920-40年代にかけての頃のイタリア製です。

Florentine Wood(フィレンツェ家具)と呼ばれる、ルネサンス時代から続く伝統的な装飾技法を用いた、たいへん素敵な装飾によるものです。

三つの小ひきだしを携えた、小さなキャビネット。

伝統の装飾が天板やサイドパネル、扉、そして各ひきだしにも装飾されています。
模様はエメラルドグリーンで彩色されていて、個性的なフィレンツェ家具の中でも、さらに独特な雰囲気を放っています。

扉の大きさと、サイドパネルの大きさが揃っているところも面白い。

中世風で、ファンタジックでもあり、アートのように惹きつけられる何か楽しさやモノの気配があります。

ロココリバイバルのフォルムながら、ここまで印象的に仕上がっているところは、Florentine Woodならではと言えます。
とても素晴らしいです。

ゴールドのインテリアや黒い家具と合わせて、古き良き時代のパリの部屋のようにしつらえてみたり、

グリーンやイエローなどの色味と合わせてみても、すごくお洒落になりそう。
その延長で、ボヘミアンな空間に仕上げていってもいいですね。

漆喰の壁に配したり、モダンなハイエンド家具と合わせたりしても、格好いいと思います。

木製。

天板はモールディング仕上げ。
曲線が可愛いです。

ひきだしや扉の取っ手は、リーフの装飾がされたブロンズのラウンドハンドル。

エプロンは、膨らみをもたせたきれいな成型。
ゴールドの部分は、格子模様が装飾されています。
サイドにもおよんでいます。

サイドパネルは、ブレイク仕様(枠にパネルを組み込んだ作り)で、立体感があります。

脚は四本とも猫脚。
背面はフラットで、壁付けすることが出来ます。

石膏のような素材で厚くコートした上に型押し装飾を施し、その上に彩色をしてあります。

ゴールドは、金箔のような上質な色。
白は、乳白色のような色味。ひきだしは、オーストリッチシェルのような色味です。
グリーンは、エメラルド、あるいはヒスイのような色。発色が良くて、とてもきれいです。

年月によって、シワ感が生まれたり、色あせたり逆に深まったり、ところどころが擦れたり(天板トップは、引っ掻いたような線が何本も見られます。不快さはありません)剥がれたり(剥がれたところからは、木肌や石膏肌が顔を出しています)していて、シャビーシックな風合いになっています。

向って右側の脚の付け根ですが、接着剤か垂れた痕があります。(画像でもご確認いただけます)
家具の雰囲気を損ねてはいないと思います。

背面は塗装されていません。

しっかりとした状態です。