アンティークの黒いキャビネット

こちらの商品はSOLD OUTしました

商品コード：SC104

アンティークの黒いキャビネット

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アンティークのキャビネット。

1920年代頃のアメリカ製です。

黒をまとった一台。

サイドに角度をもたせたデザインが、アールデコの様式美を漂わせ、唯一無二な存在感を放つ作品です。
あまりない縦横比ですが、角度が際立って見える計算された美しいバランスです。

たっぷりあしらわれた花モチーフの装飾も特色。ひとつひとつは大胆ですが、この家具では可憐に映ります。
そんなさじ加減も見事ですし、左右の扉には着色はありませんが、ステンドグラスの技法で作られたガラス窓がはまっていて、本当に功を成す装飾がされているのが素晴らしいです。

アールデコと、そしてビクトリアンのテイストが上手くブレンドされていて、とても格好良くて素敵です。

カップボード、または本棚、どちらの用途でも、収納にも富んで気分よくお使いいただけると思います。

意外にもどんな家具にも似合いそうですし、このキャビネットが仲間入りすることで、空間にドラマチックな雰囲気が生まれそう。

室内も、梁のある漆喰壁でも、大胆な壁紙を張った個性的空間でも、コンテンポラリーな集合住宅でも似合います。

材質はオーク。

本体は変形十角形。角部分が曲面仕上げされています。

天板はモールディング仕上げ。後ろには花モチーフが装飾されたコンパートメントがついています。

ガラス扉のフレームはモールディング仕上げ。取っ手は木製。裏側が丸い窪みになっていて、そこに指を掛けて引っ張ります。鍵穴がありますが、鍵はありません。
ガラス部分には金属製の“さん”が入っています。オーバル形のガラスは、バラ模様が装飾されていたり面取りがされていてきれいです。その他のガラスも水面のような模様が付けてあり、揺らいだ感じが素敵です。ガラスは裏側から数個の真鍮パーツで留める仕様になっていて、こんなところも心楽しいです。
棚板は二枚で、可動は出来ませんが、どちらも取り外しは出来ます。

ガラス扉の間は、上下がハッチ仕様になっていて、面白い作り。
上段はフラップ式。内側のキャッチは、開閉しやすいように後付けがされています。取っ手も後付けで、ガラス製です。
下段の取っ手は、木製です。棚板がありますが、取り外しが出来ます。
どちらも鍵穴がありますが、鍵はありません。

台座も、本体にふさわしい重厚な作りがされています。装飾も随所に見られます。

前脚はカップ&カバーと呼ばれる目を引く存在感あるものが選ばれています。本体にもしっかりとつり合っています。
後ろはストレートです。
H字型のストレッチャーが付いています。

色はディーラーの手によるリペイント。墨のような柔らかい色味です。マットな質感。縁や角、そしてオーナメントの盛り上がっているところにペーパー掛けがほどこしてあり、木肌が顔を覗かせた様子がこなれた風合いです。向かって左の手前角に塗装の擦れが見られます(画像でもご確認いただけます)。

裏側は塗装されていません。

向かって右側のガラス扉・左角と、右脚付け根(台座部分のキューブ体)に、それぞれひとつクラックがあります。脚部分は塗装の厚み程度の表面的なもので、修正もされています。どちらもしっかり閉じていて使用にあたっての問題もありません。画像でもご確認いただけます。こちらを価格に少し反映いたしました。

しっかりとした状態です。

*手前の絨毯は廊下用のもので、長さが3m以上あります。サイズ的になかなかHPに掲載が出来ませんので、もしご興味がございましたらお気軽にお問合せください。