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ビンテージ&アンティーク家具「Kio」の日記

Kioの看板物語

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看板は、ハリウッドの映画スタジオからの出物。
(セットではなくて、撮影所内のとある建物に長きに渡って付いていたものだそう)
 
サインのところだけ変えて、あとはオリジナルのまま。
そして柱は、前所有者さん時代からの看板の鉄骨を使いました。
 
ぜんぶが再利用。
 
店舗にしても住まいにしても・・・、
何かをいちから作るよりも、こんなふうにリメイクして作るほうにいつも行き着くのは、
自分にはそのほうが合ってるからなのかもしれないなあ。
 
 
もとの看板は二本柱でしたが、一本は撤去。
大工さん、看板屋さん、鉄骨屋さんが総出で来てくれて、
撤去から取り付けまで、あっという間でした。
 
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白山町に時おり吹く強風。
 
数年前に風力発電の風車一基分の羽とモーターを飛ばした(!)ことがあるみたいで、
もちろんそれは設置に問題があったからなのですが、
そんな話を聞くと「あの看板では、風に負けちゃうんじゃ・・・」と心配になり、
別な看板を考えるも、
けれどもやっぱり諦められない。
 
とにかく相談だけでもということで、大工さんと看板屋さんに来て貰いました。
 
こちらの心配も看板屋さんにはどこ吹く風だったみたいで、
看板の鉄枠にL字の鍵手を二つ付け、
それを柱に溶接したホルダーにがっちりと差し込むという方法であっさり決まったのでした。
 
お願いして良かった。。
 
 
しかし当初からの看板、
これでもわりと大きいですが、でももとは二倍の高さだったんです。
 
再利用するにもさすがに巨大だし、
上側に飲食店時代の名前も残っていたりで、
そこだけは早く撤去しなければならず、
オープンのひと月くらい前だったでしょうか、
夫と職人ナカガワさんと二人で切り倒したのですが、
高さがあるのでかなり大変で慎重な作業でした。
 
 
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切れた上側は、夫とナカガワさんと私と父と四人で敷地を転がし、
とりあえず裏の土手のほうまで。
 
一回転するたびに、ドスンドスンと地響きがして。
 
ご近所さんや猫たちが怖い思いをするといけないと思い
「今日はもうやめて、週に一回転ずつにしよう」と言うと
父に「あほかー」と一蹴され・・・。
 
あれから二年かあ。
懐かしいなあ。
 
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看板が付く前は、
「看板も無いし、なんか怪しい感じに惹かれて入ってみました」
「逆に気になって気になって。よーし、今日は入ってみるぞと思って来ました」
ハイジのおじいさんの家かと思った」(???)
「かえって無いほうが良くないですか!」
なんて声もあったりで、それはそれで楽しかったのですが(笑)、
 
ある友人が「やっぱりKioって名前が出ていることが、Kioにとって大切なんですよ」
って言ってくれた通りで、うまく言えないけど今はしっかり着地したような気持ちです。
 
 
これから柵を作ろうと思いますし、
去年植えたローズマリーもじきに大きくなるでしょうし、
看板まわり、もっと可愛くなっていきそうで、自分自身とても楽しみです。
 
*ちなみに、鉄骨に付いている白いのは錆止めです。
これからぜんぶを黒で塗ります。。
 
 
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