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Diary

Kioのワイルドフラワー

 

こちらKioのバックヤード。

 

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この春先から、マーガレットがこぼれ種で増殖中。

 

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こんなふうに勝手に育っていくものもあるんですね。

 

 

ここでは風に負けてしまう花も多く、

可哀そうなので、地植えはもうやめようと思ったことが何度もあったので、

このマーガレットのスーパーブルーミング(大げさですね。。)は、

すごく嬉しい出来事でした。

 

 


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ラベンターも、しかり。

 

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昨夏にお客さまから「自由奔放でいいわねえ」と褒められたせいか?、

ワイルドに拍車がかかり、

 

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この品種などは、夏を過ぎて秋になり、そしてなんと冬になってもずっと花を咲かせたままでした!

そして現在に至る。

 

この場所はいちばん風当たりが強いのに、なんとも逞しいです。

 

 

土も変わってきたのか、真っ先に根付いたツタやタイムたちもますます元気です。

 

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と言っても、何も手をくわえてはいません。

 

前の所有者さんは除草剤を使っていたみたいですが、

私たちはそれはやりませんし、

草も適度に残しているので、土にとってはそれが良かったんじゃないかなあ。

 

 

 

陽気も良くなり、ときどき敷地をひと回りしてから帰られるお客さまもいらっしゃいます。

 

そんなときは嬉しくもあり、まだまだこんな状態で・・・と、恥ずかしくもあります。

 

たとえばコンテナ入荷後の店内だったら、

頑張ればとりあえずでもなんとか(笑)見せられる状態に作ることが出来るけど、

植物の世界って、それが出来ない。

 

「もどかしいけれども、出来るまで絶対的に時間がかかることってあるんだ」

 

土のうえに立つようになって、学んだことのひとつです。

 

 

と、肌身で分かってみたところで、ときにたいへんにもどかしいです。。。

 

 

 

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アメリカ買い付け紀行『ハリウッドアパートメント』

今日の買い付け紀行は、番外編的なお話です。。

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ダウンタウンLA。

 

再開発によって、ホテルが高騰。

ここ2年くらい、宿探しがひと苦労です。。

 

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今回泊まったところ。

ホテルの予約サイトで取ったのですが、
到着すると、なんとフロントがありません!


着いたらオーナーに電話をして、ドアロックの解除コードを教えて貰うシステムだったのですが、
そんなこととはつゆ知らず(メールの重要事項にも書いてなかった)、
アメリカではWi-Fiでしか使えないスマホも役に立たず、

(というか、この時点ではそもそもホテルがほんとにここで良いのかも不明でした。。
看板も出てないしで。。。

たまたま歩いていたおじさんに訊いても
「ホテル?!俺はこの近所に住んでるけど、こんなとこにホテルなんかないよ。
ビバリー・ブールバードはあっちだよ(すぐ先の大通りにたしかにホテルがありました。もちろん別の。。)」
との返答で。。。)

何がなんだか分からなくなり、
とにかくWi-Fiに繋がせて貰おうと、運送会社さんに引き返しました(同じダウンタウンで良かった!)。


・ずっとアパートメントだったところを、つい最近ホテルに商売変えした。
・それで看板もまだ出ていないし、近所のひとも知らない。

要はこういうことでした。


「岡田さん、今日はバンの荷台で寝なきゃなんないかもですね(笑)」と、ふざけて言ったものの、
ホテルのオーナーには運送会社の担当さんが電話をかけてくれて、
それでチェックイン完了、
ドアコードとWi-Fiコードも知ることが出来ました。

助かりました。ほんとにありがとうございました!


しかし、私はまだ頼れるところがすぐにあったけど、
同じようなことですごく困ったひと、いたんじゃないかなあ。


ちなみに、予約サイトを今日見たら、
「このホテルにはフロントがありません。到着後はバウチャー記載の番号に電話してください」
に変わってました(笑)
 

 

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メゾネットの3つのベッドルームがそれぞれ客室に改装されていて、
一階には共有のキッチンが。

ほかのグループ客が夜な夜なパーティをして、眠れなかった日が二回くらいありました(笑)


チェックインをしてしまえば、フロントがないのもかえって気楽で、
町の住人になったみたいでなかなか楽しかったのですが、
タオル交換やドライヤーもなく、滞在日数のことを思うと、もう次はないかな。。。



おまけ。


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ダウンタウンの夜。

 

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ダウンタウンの映画館。
こういう、ファンタジックと融合したヒストリックな建物にめっぽう弱いです。
ここは残念ながら閉鎖されましたが、内装もきっと素敵だったんだろうなあ。
いちどアメリカの劇場で映画が観たいなあ!

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『リバーサイド郡』

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ある日の買い付けは、リバーサイド郡の南西エリア。
 
2000年代に入ってから大規模な宅地開発がされた地域です。
 
 
Kioの買い付けは2005年からですが、
行きだして2~3年くらいのあいだ、
販売が始まったばかりの住宅地の入り口に立ち、
手にした看板をすごい速さでくるくると時計回転させ、
派手に宣伝にいそしむ看板持ちの人たちをフリーウェイからよく見たものです。
 
看板はひたすら回っているので、
なんて書いてあるのか読めたためしがありませんでしたが(笑)、
住宅地はフリーウェイ沿いにどんどんと出来ていったので
あちこちでくるくる看板を回す看板持ちの姿を見るのが
この地域での買い付けの恒例で、楽しみでもありました。
 
(くるくる回すのは注意をひくためのパフォーマンスで、
彼らは「サインボード・スピナー」とも呼ばれています。
街なかでもたまに見かけますが、この界隈はサインボード・スピナーたちのメッカでした)
 
 
そんな彼らの姿。
ぴたりと見なくなったのは、リーマンショック直後からでした。
 
日本でも連日流れるこの一連の騒動のニュース、
住宅地が映るとかならずこの地域で、
そんなときは景気よく看板を回す彼らの姿が頭に浮かびました。
 
 
 
リバーサイド南西部では、
さいきんまた宅地造成の動きが出始めてきました。
自然豊かな土地なのでこれ以上は開発して欲しくありませんが
(私がどうこう言えた義理でもないのですが。。)、
また看板持ちたちの姿がフリーウェイから見える日がやって来るかもしれません。
 
 
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西部開拓時代の建物が残るオールドタウンに集まるディーラーもあれば、
広大な農場地帯でぽつんと一軒ウエアハウスをかまえるディーラーが多々あったり、
敷地に置いたトレーラハウスで小ぢんまりと商売をするディーラーもまた多々あったり・・・、
 
新興の町としての顔に押され気味ですが、
リバーサイド郡の南西部は、アンティークの彩り豊かな町(町と呼ぶには広大ですが。。)でもあります。
 
 
 
見るだけにとどまりましたが、オールドタウンではこんなビクトリア時代のキャビネットが。
 
 
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帰国してから観た映画『ある日どこかで』のビクトリアンインテリアが素晴らしく、
こんな感じの家具もいっぱい出てきてたので、
いま見ると無理してでも買っておけば良かったなあ。。。
 
 
 
 
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オールドタウンの別のディーラーでは、まさかのオーナーチェンジ。
 
新しいオーナーはフレンドリーなひとでしたが、
商品内容もすっかり変わってしまっていたし、
サインボード・スピナーたちがいた頃からずっと訪れていたところだったので、ショックでした。
 
テンションがあがらないまま商品を見ていると
「思い出した。あなた、前にここに来たことあるでしょ?」と、
今度のオーナーが背後から近づいて来て言いました。
 
あるけど、なぜそれを・・・?
 
「私、前はここのヤードで花やガーデンファニチャーを売ってたの。そこであなたを見たわ」
 
ウエアハウスの裏には広いヤードがあるのですが、
彼女は前のオーナー時代、そこぜんぶを間借りしてやっていたのだそう。
 
ヤードはいつも無人のイメージだったけど、ちゃんとお客のことをどこかで?見守って、
こちらのことを覚えてくれてたんだと思ったら急に嬉しくなってきました。
 
 
「ここは良い土地よ。ねえ、あなたもそう思わない? (思う、と私)
色んなひとやモノが集まって来た時代のことを思うのが、私好きなの」
 
 
フリーウェイで看板をくるくる回してパフォーマンスする人を見かけたりするのもすごく面白いけど、
行った先に自分につながるものがある、
そんなことに今さらながらに感謝です。
 
 
 
 
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↑オールドタウンで駐車場難民になりうろうろしていたら、こんな黄色い花が咲き乱れる小道を発見。
 
 
 
 
 
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アメリカ買い付け紀行『ロリーのウエアハウスにて』

 


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時代背景が違うから、
 
それから手工業で作られたものだと個数も少ないでしょうから
(たった一個しか作らなかったというものなんかもいっぱいあると思う)、
ひとつひとつにオリジナル性や個性がある、
 
「こんなのもあるんだ」
 
アンティークの買い付けをしていると
こんなふうに思うものとの出会いがあるのが楽しいです。

 

 

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この馬車。
あるディーラーで売りに出されていたもの。
 
大型のものを展示用に置いてるアンティークモールがあったりしますし、
車輪やシートなど、パーツだけになって売られているのはときどき見ますが、
こんな完全な姿の二輪式ははじめて。
 
しかも、このアンティークなピンク!
なんだかもう、ハラハラしてきます。
 
リペイントかとは思いますが、「From HOLLYWOOD」と張り紙がされていたので、
どこか特殊な場所からの出物なんじゃないかな。
 
いつかこんなものも買ってみたいです。
 


 
このディーラー、
家具や小物などもちょっとスペシャルな感じのものを置いてるので
毎回欠かさず訪れます。
 
今回はこんな古いファイヤースクリーン(暖炉の衝立)が見つかりました。

 

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正面にはフラゴナールの「ブランコ」のプリント画が張ってあります。

 

 

ビンテージの木馬のことを書いたずい分前のダイアリーからの引用ですが、

  

 建築家の安藤忠雄氏が

 「何の役にも立たない『余白』のようなものに人は惹き付けられるし、

 そこから生活するための知恵が生まれる」

 みたいなことをテレビで語っていた。
 

 安藤氏のは建築的な側面からの発言だったし、

 画像の馬から生活の知恵は生まれないだろうけれど、

 もしかしたら、こんなのをひとつ取り入れることで、

 インテリアを見直してみたり、 

 新しく空間を作ろうって意欲が湧いたりするかもしれない。

 それらは『余白』なのだから、なんの妨げにもならず、生活に余裕をもたらしてくれるかもしれない。

 

少し縮めて載せましたが、こんなことを書いたことがあるのを

ファイヤースクリーンを買い付けながら思い出していました。

 

今もその考えは変わらず自分の中にあります。

 

 

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おまけ。
 
同じディーラーにて。
 
 
この日はオーナーが留守。
 
「ロリー(オーナー)からことづてがある」とのことで、
スタッフの女性が小さな箱を手渡してくれました。
 
開けると、千代紙で作ったこんな素敵なプチ・トルソーが!
 
「この紙・・・・!」
「そう、あなたがこの前ロリーにプレゼントした日本の紙よ。
ペーパークラフトのアーチストがここに来てね、
それでロリーが彼女に頼んで作って貰ったのよ。
これは、ロリーからあなたへのプレゼントよ」
 
なんて嬉しい素敵なプレゼント・・・・!
ロリーの心がこもっています。
 
手荷物だと危うく潰してしまうといけないので
家具のひきだしに入れてコンテナで送ることにしました。
 
来月の対面が楽しみです!
 
 
 

 

 

アメリカ買い付け紀行『スーパーブルーミング』

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買い付けに出る半月くらい前だったかに、
 
「デスバレー(カリフォルニアの砂漠地帯)で今、花が狂い咲きしている。
去年にも見られ二年連続だが(今年のほうが規模がいちだんとアップ)、過去には例のない現象」
 
そんなニュースを見つけました。
 
 
デスバレーはその名の通りで「世界で最も過酷な地のひとつ」と言われるところ。
(行ったことはありませんが、いちど行ってみたい場所)
 
写真を見ると、合成なんじゃないかって思うくらい、
灰色に乾ききっていた地表がピンクやイエローの花で覆い尽くされていて、
ひじょうに驚きました。
 
それから現地の管理局のひとがインスタグラムにアップする写真を関心深く見ていました。
 
 
 
するとどうでしょう、
買い付けのエリアでも同じようなことが起こっていたんです。
 
 
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デスバレーほどではありませんが、
荒野だったり、山肌の一部分であったり、それにフリーウェイ脇の地面・・・、
それまで殺伐としていたところに黄色い花が咲き乱れているではありませんか!
 
雨が続いたあとなんかで、山肌がずいぶん緑っぽくなってるなあって思ったことは何回かありましたが、
こんな景色ははじめて。
 
 
 
あるディーラーからの帰り道では、あまりの光景に思わず車を止めて外に飛び出したことも。
 
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花の匂いや花粉がもう、
香料入りのパウダーが空からまき散らされてるんじゃないかってくらい強烈でした。

ディーラーに訊いてもあまり関心がないみたいで(笑)よく分からないのですが、
雨が相当降ってこうなったということなのでしょうか・・。
(デスバレーではそうみたいです)

「スーパーブルーミング」と呼ばれている砂漠地帯でのこの現象、
まさかおこぼれ?にあずかれるとは思わず、
あとあとまで記憶に残るような経験となりました。
 
 
 
なんだか買い付けとは関係ない話で長くなってごめんなさい・・・・
ここでひとつ、買い付けのこぼれ話を。
 
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このビューローキャビネット。
 
買い付け終盤で出会ったのですが、
背の高い家具はわりと集まっていたし、しかも似たようなものも買い付けていたので、
すごく迷いました(けっきょく買ったのですが)。
 
ここはアンティークモールの、四畳ほどの小さなブース。
 
家具の全体を見るため少し離れたとところに立ち、腕組みをしながら熟考していると、
ふたりの女性客が入ってきました。
 
ふたりともキャビネットに興味を持ったみたいで、
それはよいのですが、
あろうことか私の目の前に立ちはだかったんですね。
 
アメリカ人でもこんなことするんだなあってちょっとびっくりして、
二歩三歩くらい動いたんだったかな・・、
するとひとりが振り返り、
「わっ!びっくりした!!あなたちっとも動いてなかったから、私ってきりスタチュー(像)かと思ってたのよ!!」
「私もそうだと思ったわ!!」ともうひとり。
 
それで三人で散々笑って、
笑ったら彼女たちブースから出ていってしまったんで、
笑い声につられてやって来たモールのスタッフにキャビネットをオーダーしたという、
そんなこぼれ話です。。。
 
 
 
 
 
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アメリカ買い付け紀行『LA LA LAND』

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3月23日から31日までアメリカ買い付けでした。

 

春休みで日本からの直行便が取れず、
今回は大韓航空を使ってソウル経由でLA入り。
 
いつもより2時間早い到着便だったので
初日のスケジュールも張り切って立てていたのですが、
ソウルからの飛行機が機体の変更だとかで4時間近くも遅延。
 
けっきょく普段より2時間遅れてのスタートとなり、
近場のディーラーを数軒まわるにとどまりました。
 
 
出鼻をくじかれてしまいましたが、
もう計画の狂いついで!?
 
今回は一日終わるたびにスケージュールを組み、
翌日は足りてないモノ、
もっと集めておきたいモノが豊富に揃う(揃っていそうな)ディーラーをまわるという作戦に変更。
 
いつもに増して移動、移動・・・で、ハードではありましたが、
でも結果的には作戦成功と言えるような、
バランスの取れた買い付けをすることが出来ました。
 
(初日に計画していたところは最終日に行くことになったのですが、
なんと六軒まわって2アイテムしか見つからず、
でも予算的にはもうそれでも良くって、
しかも2つのうちのひとつは最後に見つけたかったベッドカバーだったので、
そう思うと鼻をきかせる作戦?は、じっさいまんざらでもないのかも、、、)
 
 
品揃えしてくれたディーラーには本当に感謝したいです。

 

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↑写りが悪いですが、今回の渾身の一台
価格が折り合わず「ああ、せめて$○○○○だったらなあ」って思っていると
ここのブースオーナーが突如現れ、
何も切り出さなかったのにその値段にしてくれて、
そのお陰でこれを買い付けることが出来ました。
 
こういったこれまでよりも少しハードルの高い商品の買い付けが出来ると、
そのあとの気持ちもさらに高まるというか変わってきます。
 
 
 
ところで冒頭の画像は、
空港でレンタカーして、ダウンタウンLAの運送会社さんに向かう道中。
まず、当てに使う毛布20枚くらいをお借りしに行くのです。
 
フリーウェイ105号線と110号線が交差するこの場所・・・・
 
『LA LA LAND』のオープニングの
あの素敵なシーンで使われたところです。
 
フリーウェイでいちばん好きな場所で、毎回楽しみにしているのですが
(ここで一気に買い付けモードに入ります)、
『LA LA LAND』を観て今回はとくに楽しみだったのです。
(買い付けモードよりも、この映画の音楽モードに一気になりましたが。笑)
 
 
なんだか他に浮かばなかったのでタイトルも『LA LA LAND』にしましたが、
『LA LA LAND』の音楽がなんとまあ連日ずっと頭の中でかかりっぱなしで(苦笑)、
あながち今回の買い付けのキーワードと言えなくもないかな、ということで、、、
 
 
 
 
 
 
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買い付け前日の日記

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明日から買い付けです。

ホームページのリニューアル直後だったので
出発を予定よりも半月ほど遅らせました。
 
いくつかのフリマやイベントに行けなくなったのが痛いところですが、
一軒でも多くのディーラーをまわって、楽しいビンテージをたくさん集めてきたいと思います。
 
 
しかし最近は、こうやって足で稼ごうとしても
アイテムによって見つかりづらいものが増えてきました。
 
とくに、ソファとペンダントランプ。
どちらも主要商品なので弱ったところです。
 
近隣の州や北カリフォルニアのほうにも足を伸ばせば違うのかもしれないけど、
車の荷台は一日でいっぱいになるので毎日運送会社さんに荷降ろしに行く必要があり、
一泊二泊しないといけない地域にはどうしても行けないままになっています。
(大きなトラックにすれば問題解決だけど、さすがにほんとにそれだけは出来ません。。。)

ただ有り難いことに、最近個人のアンティークディーラーが増えてきています。
アメリカの景気、だいぶ戻ってきているのかな。
 
(でも「10年前は品物を並べると同業者がまずやってきて、10分で半分くらい売れたものだが、
今はぜんぜんだね」
彼はフリマのディーラーですが、そんなことを漏らすひともいるので
実際には流れが変わってきているということなのかもしれません)
 
閉鎖されてずっとそのままだった大型アンティークモールが
オーナーチェンジで商売再開したとのニュースも入ってきて、
このあたりに期待しようと思います。
 
 
面白いと思うのが、
今の段階ではどんなモノがあるのか何ひとつ分からないのに、
翌週にはコンテナいっぱい分のビンテージが集まっているということ。
それらが今、散り散りになって方々のディーラーに佇んでいるということ。
 
思えば変わった仕事です(笑)
 
でも宝探しみたいで楽しい・・・・・。
 
 
そう、でもほんとうに、ひとつひとつ・・・、
ぜんぶのアイテムが「宝モノ」と思えるようなものだけを集めよう。
 
お客さまはそんなKioに期待してくれているし、
自分もそこを目指しているから。
 
 
HPリニューアル後で商品ページがまだ乏しいなか、
しばらくアップがお休みなり心苦しいのですが、
手荷物たくさん持ち帰ってきてサイトにもどんどんあげていきますので、
帰国後のラインナップにご期待いただけたら嬉しいです!
 
 
それでは、
行ってきます!
 

 

Kioの看板物語

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看板は、ハリウッドの映画スタジオからの出物。
(セットではなくて、撮影所内のとある建物に長きに渡って付いていたものだそう)
 
サインのところだけ変えて、あとはオリジナルのまま。
そして柱は、前所有者さん時代からの看板の鉄骨を使いました。
 
ぜんぶが再利用。
 
店舗にしても住まいにしても・・・、
何かをいちから作るよりも、こんなふうにリメイクして作るほうにいつも行き着くのは、
自分にはそのほうが合ってるからなのかもしれないなあ。
 
 
もとの看板は二本柱でしたが、一本は撤去。
大工さん、看板屋さん、鉄骨屋さんが総出で来てくれて、
撤去から取り付けまで、あっという間でした。
 
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白山町に時おり吹く強風。
 
数年前に風力発電の風車一基分の羽とモーターを飛ばした(!)ことがあるみたいで、
もちろんそれは設置に問題があったからなのですが、
そんな話を聞くと「あの看板では、風に負けちゃうんじゃ・・・」と心配になり、
別な看板を考えるも、
けれどもやっぱり諦められない。
 
とにかく相談だけでもということで、大工さんと看板屋さんに来て貰いました。
 
こちらの心配も看板屋さんにはどこ吹く風だったみたいで、
看板の鉄枠にL字の鍵手を二つ付け、
それを柱に溶接したホルダーにがっちりと差し込むという方法であっさり決まったのでした。
 
お願いして良かった。。
 
 
しかし当初からの看板、
これでもわりと大きいですが、でももとは二倍の高さだったんです。
 
再利用するにもさすがに巨大だし、
上側に飲食店時代の名前も残っていたりで、
そこだけは早く撤去しなければならず、
オープンのひと月くらい前だったでしょうか、
夫と職人ナカガワさんと二人で切り倒したのですが、
高さがあるのでかなり大変で慎重な作業でした。
 
 
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切れた上側は、夫とナカガワさんと私と父と四人で敷地を転がし、
とりあえず裏の土手のほうまで。
 
一回転するたびに、ドスンドスンと地響きがして。
 
ご近所さんや猫たちが怖い思いをするといけないと思い
「今日はもうやめて、週に一回転ずつにしよう」と言うと
父に「あほかー」と一蹴され・・・。
 
あれから二年かあ。
懐かしいなあ。
 
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看板が付く前は、
「看板も無いし、なんか怪しい感じに惹かれて入ってみました」
「逆に気になって気になって。よーし、今日は入ってみるぞと思って来ました」
ハイジのおじいさんの家かと思った」(???)
「かえって無いほうが良くないですか!」
なんて声もあったりで、それはそれで楽しかったのですが(笑)、
 
ある友人が「やっぱりKioって名前が出ていることが、Kioにとって大切なんですよ」
って言ってくれた通りで、うまく言えないけど今はしっかり着地したような気持ちです。
 
 
これから柵を作ろうと思いますし、
去年植えたローズマリーもじきに大きくなるでしょうし、
看板まわり、もっと可愛くなっていきそうで、自分自身とても楽しみです。
 
*ちなみに、鉄骨に付いている白いのは錆止めです。
これからぜんぶを黒で塗ります。。
 
 
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マダムのお部屋と、ミックススタイルについて思ったこと

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以前の買い付け紀行に載せたルイ15世様式のビューロー。

 

このダイアリーに何度かご登場いただいたことのある

名古屋のマダムがお求めくださいました。

 

 

なかなかタイミングが合わなくて、直接のお届けがかなわず、

今回は運送業者さんにお部屋まで運んで貰いました。

 

するとお部屋の様子を見届けられなかった私たちに、

マダムから画像が送られてきました!

 

Kioからのモノたちでかためてくださったみたいで、ありがとうございます。。

 

家具はKioからのモノですが、コーディネートの妙にうなります。。

 

きれいな景色を見ているときのような、幸せな気持ちになります。

 

 

 

ビューローは19世紀後期のもの。

 

このビクトリアの時代は、ロココにゴシック、ジョージアン・・・・

ありとあらゆる時代の家具がリバイバルされた時期。

 

お部屋の様子も、それこそ「ミックススタイル」だったんだと思います。

 

きっと素敵な雰囲気だったのでしょうけれども、

「お洒落」でいえば、

60年代のフィギュアやアイアンアート、そしてやはり60年代の色調だったり・・、

そういったビクトリア時代では成り得ないミックスがされた

現代のこのマダムのお部屋のほうが断然そう(お洒落と)言えるんじゃないかなあって。

 

 

そして、布のシェードをかぶったランプ。

 

マダムも素敵な取り込み方をされていますよね。

 

そうそれでこの布シェードのランプですが、

子供のころから大好きでしたが、ここにきて・・というのもヘンかもしれませんが、

なんだかほんとにいいモノだなあって思うようになって(笑)

(「いい」というのは、作りや素材もですが、なんていうか“質感”です)

 

中世の頃からあったと聞いたことがありますが、

蝋燭の時代のそれって、どんなだったんだろう?

 

今みたいな、裾が開いたようなかたちのって、

電気のランプになってからなんじゃないのかな?

 

と考えると、やはりビクトリア以降から

色んなデザインのシェードが作られるようになったってことになるのかな?

 

ミックススタイルの分水嶺は、ビクトリアにあり?!

 

 

話が広がりましたが、、

マダムのお部屋を見ていたらアドレナリンでも出たのか、

頭の中でぼんやりしていたこともくっきりとなったもので、

お部屋の紹介といっしょに記しました。。

 

 

お付き合いありがとうございました!

ぜひ画像をゆっくりご覧ください。。

 

マダムもどうもありがとうございました!

 

 

京都にて 町家リノベーションショップ「Yggd」さん

 

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もう二週間くらい前のことになりますが、

配達で京都へ行きました。

 

お届けにあがったのは、

先月末、六角油小路にオープンしたショップ「Yggd(ユグド)」さん。

 

オーナーさんが世界各地で買い付けたヴィンテージアクセサリーや

インドの工房にオーナーさん自らデザインを持ち込び製作を依頼した服やストールなどが並びます。

 

開業にあたって、Kioでランプやドアをお求めいただきました。

 

 

オーナーさんとは、あるお客さまを介して数年前に知り合いました。

 

おととしの秋にそのお客さまといっしょにKioに来店されたとき

「じつは店を開こうと思っていて、あちこち探しているところなんです」とのことで、

広範囲を一生懸命に探されていたので、

運命の場所が早く見つかるといいなあと楽しみにしていたんです。

 

 

そんなある日彼女からお電話があり、京都の町家に決まったとの知らせが!

 

リノベーションに先駆け、ドアだけ先にお送りしたのですが、

ランプは直接お届けに行きたかった・・・

 

それでオープンの数日前、お忙しいさなかでかえって申し訳なかったかもなのですが、

お邪魔をしてきました。

 

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町家ならではの趣きや、光のまわり方・・・・・

そういったものたちが、彼女が集めてきたものたちにぴったりでした。

 

今頃はきっとすごく素敵なショップ空間になってるんだろうなあ。

 

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お求めいただいたフィレンツェのランプ、

こんなかっこいいカウンターでの大役を授かりました。

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もう一台。

床の間に置いたら意外なほどぴったりで、二人で感嘆の声をあげた大きなランプ。

 

こちらもイタリアのビンテージなのですが、

ゴージャスなランプをシックに、でも色香は残して・・・まるで燻した銀や金のように・・・

そんなふうに魅せるマジックが古民家にはあるんだと勉強にもなりました。

 

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ドアは玄関を入ってすぐのところに。

調和しすぎていて、まったく気がつかなかった・・・(笑)

 

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お互い海外のバイヤーですが、

「うまく理由が言えないけど、移動することで得られてる何かがある」というところで

意見が一致しました。

 

 

出会いや繋がりに感謝です。

 

束の間でしたが素敵な空間で過ごせて、幸せで有意義な時間でした。

 

でも商品も気になって気になって・・・・(笑)

 

今度はまたお品たちを手に取りにお邪魔させてくださいね。

 

Yggdさん、ありがとうございました!

そしてオープンおめでとうございます!

 

 

おまけ。

 

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本能寺。

 

実家は祖父の代からこちらの末寺をしています。

 

Yggdさんからほど近かったので、お参りをしてきました。

 

本堂に入ると、私ひとり。

身が引き締まるような張りつめた空気のなか、

静かにしばらく座っていました。

 

修業が足りないので(笑)心はなにでか分かりませんが熱く感じるものがあり、

でもそれでいいと、ただただ心のままでいたら、

「ああ、自分はここに来てこうやって座っていたかったのだ」とずっと望んでいたことに気づきました。

 

 

 おまけ。その②。

 

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せっかく寺町京極にいるので、大好きな鳩居堂さんにも寄りました。

 

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*店内は許可を得て撮影しています

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紙が好きすぎて困ります。。

 

 

白山町に越して来てから初めての京都でしたが、

新名神のおかげでびっくりするほど近くて、嬉しくなった。

 

今度はゆっくり行きたいです。

 

 

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