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入荷後の店内で

お陰さまでコンテナの荷受けも無事に出来ました。

 

肉付けがまだ少し残っていますが、

店も何とかカタチになりました。

 

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玄関を入ってすぐのところ。

 

 

店内の奥のほうまで見渡していただけるように、

モノの配置を目線以下になるよう心がけてきましたが、

前回からは背の高い家具で“壁”を作る配置に切り替え。

 

かえって奥行を感じていただけるのではないかと思ってなのですが、

扉を開けて入った瞬間、

お客さまはどちらのほうがテンションがあがるだろう。。

 

バランスも大事なので、

モノをひとつ配置しては扉のところに行って確かめる、

ということを繰り返しながらやっていますが、

正直、“テンションがあがる”については、自店のことだと分かりません。。。

 

 

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家具全般に照明器具、インテリア小物。

それぞれまんべんなく探しているので、

「今回は、このアイテムを重点的に品揃えました」ということはないのですが、

 

面白いもので

買い付けを終えてみると、集まりの多かったアイテムというのが毎回あります。

 

今回は「椅子もの」と「傘立て」。

多いと言ってみたところで数はしれているのですけれども、

傘立ては年間でも3つくらいのところ、今回だけで4つ見つかりました。

 

 

そう思うと、なかなかいつでもご希望の品が揃っているとは言えませんが、

「わくわくなるような一点モノを扱うアンティークショップ」であると同時に、

「生活の道具を扱う家具屋」でもあるよう

これからもしっかりバイイングに励みたい、

 

入荷後の店内でそんなことを思ったりしていました。

 

 

 

新入荷のビンテージたち、

店頭、ウェブショップともに明日からお披露目開始です。

 

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

コンテナの輸入許可がおりました!

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通関業者さんから連絡があり、

Kioのコンテナ、無事に輸入許可が下りたとのこと。

 

毎度のこととは言え、
ほっと胸をなでおろす瞬間です。

 

 

(ちなみに通常、許可が下りないということはありませんが、

ランダムにおこなわれている税関検査に引っかかることがあります。

 

大型X線による検査が一般的ですが、

厳しいときはコンテナを開けて、中身の一部を調べる立ち入り検査、

さらにすべての商品をひとつひとつX線に通す、最恐の全量検査というのもあり、

 

段階を経るごとに時間も費用もかかるので

(全量検査になったら泣くしかありません、、、過去にいちどだけありました)、

何もなく通関が切れるのを毎回祈っているのです。

 

Kioをはじめたころ通関業者の担当さんに

「全量検査をやっても許可が下りないときっていうのは?」と尋ねたことがあります。

 

「大砲が入ってて、しかもそれの申告もされてなかった、とかですかね」との答え。

 

買ったものはすべて申告しているし、大砲も買わないから、

きっとこれからも大丈夫でしょう)

 

 

 

荷降ろしは明日の朝いちからとなりました。

 

つきましては、また開梱とディスプレイ作業のため

19日(土)から22日(火)まで臨時休業させていただきます。

 

新商品の店頭お披露目と、HPのアップ開始は、

定休日明け24日(木)からです。

 

 

店頭、ネットショップにて

皆さまのご来店をお待ちしております!

 

 

*何もないと淋しいので載せた画像は

アメリカのディーラーのウエアハウスです。

先月の買い付けにて。

 

 

伊勢志摩へ

コンテナがやってくると数日間また臨時休業になるので(今週末からの予定です)、

今年のKioのお盆休みは、いち日にしましたが、

 

夫と交代でそれぞれが2日ずつ休みを取り、

私は11、12日と、実家の両親やきょうだいの家族と一緒に

伊勢志摩に小旅行に行ってきました。

 

(猫がいるので夫婦そろっての外泊は出来ないので

近場でも夫は素泊まりすることもなく、ずっと留守番でした。。)

 

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こうやってみんなで出かけるの、

ほんとにどれくらいぶりだろう。

 

 

三重に越してきて実家に少し近くなったこともありますが、

春に父が半月ほど入院してからはとくに、

父にも母にも会えるときに会いたい、

出来るときに出来ることをしたい、

そんな気持ちがいつも頭のなかにあるようになりました。

 

 

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ホテルには、伊勢志摩サミットの議長国記者会見が開かれたという庭園がありました。

 

ここを散策していたら、ぽつりぽつりと雨があたりはじめ、

それから伊勢志摩地方には大雨警報が。。。

 

 

雨も落ち着いた夜八時ごろ、

露天風呂に入っていると、雷鳴はないのですがときおり稲光りがします。

 

真っ暗闇のなかに、英虞湾がいっしゅんだけ青白く浮かび上がる様子が面白く、

姿が見えた母と義妹を呼んできて

しばらく三人で真夏の夜の不思議なリアス式海岸を見つめていました。

 

 

 

翌日は、晴れたり曇ったりのお天気。

 

父をあまり歩かせないプランだったので

伊勢参りには行かず、

 

でも「赤福に行きたい・・」との母のリクエストで

参道の本店は混んでいるのは間違いないから

鳥羽店に行きました。

 

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みなで赤福氷を。

 

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赤福の隣に古民家が。

 

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こんなのあったかな?

 

鳥羽ゆかりの詩人・伊良子清白(いらこせいはく)の家とのこと。

 

大正時代の建物。

8年前にここに移築をしたそうで、

公開は無料でされています。

 

 

医師でもあったという清白。

 

診察室の家具や道具にいちばん見入っていたのは、私。。

 

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「きょうちゃん、ブログに載せるのにいいのがあって良かったね」

と、甥っ子。。。

 

 

 

そして伊勢志摩スカイラインで、朝熊山山頂へ。

 

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山中には、伊勢神宮の鬼門を守る寺もあります。

 

 

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山頂広場。

 

 

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円柱ポストが。

(じっさいに投函できます)

 

「天空のポスト」という素敵な名前がついていました。

 

 

この山頂には子供の頃から何度も来たことがありますが、

こんな作りの広場、むかしは無かったです。

 

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なんだかものすごく気持ちがいい空間で、

みなそう感じたのか、

それぞれ思い思いの時間を過ごしていました。

 

(母は「首を寝違えた・・」と朝から辛そうだった姉の首や肩のマッサージをはじめました。。

何もこんなところで・・と思いましたが、

そんなことをしたくなるような何かが、たしかにここにはありました。。)

 

 

 

そして帰宅(実家にです)。

 

父がへたり込んだらどうしようとか心配だったのですが、

玄関のドアを開けて家のなかに入るなり

「あー、楽しかった」と。

 

無邪気すぎる口調にちょっぴり面食らいもしましたが、

そうか、お父さん、良かった!

 

 

私も楽しかった。

 

またこんな時間がもてますように!

 

 

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アメリカ買い付け紀行『ダウンタウンLA・後編』

<前回の続きです>

 

ディーラーのウエアハウス。

 

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こちらはアンティーク建材をメインに扱うディーラー。

 

Kioの玄関ドアや、カウンターブース内の洗面台もここで買いました。

 

 

建材を増やしていく予定は今のところないのですが

(敷地を活用して、いずれやりたいという思いはあるのですが)、
 
Kioでやっているようなフレンチ系家具の肉付け(モノ自体は骨っぽいですが、、)に
アーキテクチュアル系のモノはとてもいいのです。

 

 

ここは、NYのプラザホテルやJFK空港など、

名だたるところからの出物が多い。

 

(ディーラーが語るサルベージのときの話は、ちょっとした冒険談で面白いです。

「NYが眠らない街だと言われているのは、ウチがいつもサルベージをやっているからだよ」
なんてことを言ったりも・笑)

 

モノが良いので、

それで店にぴったりそうなものがあると

無理のない範囲で買い付けてきます。

 

 

ここでしかないようなモノに出会えるのも楽しみ。

 

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今回は入るなり、ギリシャ神話の登場人物「イカロス」のブロンズ像があり、

いきなり圧倒されてしまいました。

 

ハイズマン・トロフィを手掛けた彫刻家の作品とのこと。

 

値段にも圧倒されました。。

 

 

けっきょく、ここでの買い付けは出来ず。

 

 

でも、お隣りにある別なディーラーのウエアハウスで絨毯が手に入りました。

 

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そこではこんなビンテージのギターもありました。

 

ギターの知識はゼロですが、好きな感じの子でした。

(買ってはいません)

 

「楽器職人が家具を作ったら、やっぱりすごく美しいのかな?」

以前に夫とこんな会話になったことを思い出しました。

 

 

 

ダウンタウンLAのディーラーのウエアハウス、

お次はこんなところ。

 

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地域柄、ひょんなところからも個性的なモノが出てくるので、

期待を込めて、まわれる限り、まわります。

 

 

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ランプが得意なディーラーからは、球体のペンダントランプを買い付け。

 

(この子たちは手荷物で持ち帰ってきて、店頭で早速ご成約となりました)

 

 

ダウンタウンLAのディーラー、まだ何軒かありますが、

モールではなくて、どこもみな個人でやっているので、

こうやって書いていても、それぞれの顔が浮かんできます。

 

これも縁なのでしょうね。

 

 

 

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今回泊まったところ。

 

50年代に建てられたのかな。

よく見ると?モダンなデザインなのですが、あまり手を掛けられておらず、

せっかくルーバーまであしらった外観も、なんだかボロボロっとなってきています。。。

 

 

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室内はきれいで、

窓が壁一面に取ってあり、それが気持ち良かった。

 

 

 

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ホテルのすぐ先に、メキシカンたちが営む食料品店や食堂が集う小さな商店街がありました。

 

その中の一軒で夕食を。

(空は青いですが、これで19時くらいです)

 

小さな扇風機がまわる店内。

オレンジ色の花柄ビニールクロスがかかるテーブル。

パイプ椅子に座って料理を待っていると、汗ばんできます。

壁に設置されたテレビは、スペイン語の音声によるサッカー中継をやっていて・・・。

 

メキシコの町角にいるような錯覚になりますが、

こんなのもダウンタウンLAらしい風景のひとつ。

 

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建物の外壁にこんな祭壇が。

 

メキシカンディーラーと付き合っていて実感したことなのですが、

彼ら(メキシカン)は、信仰心がすごく篤いんです。

 

ディーラーのウエアハウスにもこんなふうな色鮮やかな祭壇があります。

 

 

 

だんだんとりとめが無くなってきましたが、、

今回の滞在ではいつも以上に街にカラーやカルチャーを感じたダウンタウンLA、

自分の覚え書きにもしておきたくて書きました。

 

 

買い付け紀行もこれにておしまいです。

 

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!

 

 

アメリカ買い付け紀行『ダウンタウンLA・前編』

運送会社さんの2ブロック先。

 

4番ストリートの手前で信号待ち。

 

ロサンゼルス川にかかる橋のたもとでスチール撮影をやっていました。

 

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このあたり、40年代に建てられたレンガ造りの倉庫が建ち並ぶ界隈で、

こんな撮影風景によく出くわします。

 

 

橋を渡ったところは、

そんなレンガ倉庫を再利用したコーヒーショップやアートギャラリーが増加中。

 

 

2028年ロサンゼルスオリンピックが決まったみたいですが、

それも見越してだったのか、

ここ数年、ダウンタウンLAは再開発の勢いがものすごいです。

 

 

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↑ブルーボトルコーヒーのダウンタウン2号店が出来ていました。

 

 

そんななかまったく変わらないのが、

服屋におもちゃ屋、花屋が集まるディストリクト。

 

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オーナーはたいていメキシカンということもあってか、

この界隈だけは異彩を放っています。

 

 

そして安いのか、買い物客で大賑わい。

 

渋滞をかわしながら走っていると、うっかりここに出て、

すごいときはまるで縁日のように人や車でいっぱいの通りにはまり、

「しまったぁ」と思うことがときどきあります。。

 

 

今回もそうやってノロノロと進んでいると、

一軒だけ大きなウィンドウを携えた瀟洒な店の前に出ました。

 

こんなのあったっけ?

 

どうやら新しく出来た店のようです。

 

ウィンドウにはタッセルのついたカーテンがディスプレイされていますが、

店内には積み上げられたロール状の布地が見えます。

 

じつは日本にいるときから家具のリメイクに使うための布地を探していたのです。

 

なんと、こんなところに布地屋さんが・・・!

しかもぜったい素敵そう!

 

ちょうど店の前の駐車スペースが一台分空いていたので、

すぐさまに立ち寄りました。

 

 

イメージ通りの布が見つかりましたし、

それにここ、椅子の張り替えや、ガラスキャビネットの背板に張ったりと、

今後も仕事に使えそうな生地でいっぱい!

 

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こんなのを見てると、オリジナルのカーテンやクッションを作って販売、

そんなことまでやりたくなってきますね。。

 

専門店みたいなことはとても出来ませんが、

その代わりなんていうか、「1点もの」みたいな感じでガロン飾りなんかもあしらって手掛けたら、

それを喜んでくれるひともいるんじゃないかな。

 

いかん、いかん、買い付けの途中です。

 

いったん引き揚げて、頭を冷やすことに。。。

 

でもなにかこう新しい風が入ってくるような感覚は、いいものですね。

 

 

そういえばここのオーナーはティム・ガンにそっくりで、いかにもな感じの紳士でした(笑)

 

また次回はリストを作って、ゆっくり訪れたいです。

 

 

数は少ないですが(私の知る限りですが・・)、

ダウンタウンにはアンティークのディーラーもあります。

 

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大きなところでは、こんなウエアハウスも。

 

 

続けて書くと長くなりそうですので、

また後編として後日にアップしたいと思います。

 

 

それでは、また・・・!

 

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アメリカ買い付け紀行『霧の向こうの買い付けの町』

日が前後しますが、

買い付け二日目、サンディエゴへ。

 

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LAを出るときには晴れていたのに、

オレンジカウンティを過ぎ、

海兵隊基地に差し掛かったあたりから思いがけず霧。

 

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しばらく続きましたが、

濃霧にならなくて助かりました。

 

 

(これくらいの時期は、朝、わりと霧が出ます。

 

もうずいぶん前ですが、ホテルの部屋のドアを開けて外に出ると(外廊下のホテルでした)、

分厚い雲のなかにいるほどの霧だったことが。

視界は本当にゼロで、あまりの状況にしばらく意味が分からなかったくらい(笑)

 

車はおろかロビーにも行けず、部屋に戻ることしか出来ませんでした。

30、40分くらい待機したんだったかな。

 

あんなのはあれ一回きりだなあ。というか、あんな霧あるんですね。

町のみんなはどうしてたんだろう?!)

 

 

 

サンディエゴとひとくちに言っても、東京都の5倍ほどの広さがあります。

 

目的地は快晴。

 

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平屋のコテージからサーフボードを抱えたトランクス姿のサーファーが出てきて、

歩きながら海へと向かう。

 

ビーチがある場所ではそういったのが日常的光景のサンディエゴですが、

古い家が多く、東海岸で暮らす人びとの別荘もあったりすることから、

良いアンティークの出物が多い。

 

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手荷物で持ち帰ってきて、アップ後にさっそくご注文もいただきましたこのレディランプも

ここサンディエゴで。

 

 

これを買い付けたのは、

総勢10人近いバイヤーが日々ハウスセールなどをまわって

アンティークやビンテージを集めてくるディーラー。

 

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とても温かい人柄のオーナー夫妻。

 

 

「そういえば、レイチェル・アシュウェルが日本にふたつ店を出したのね!

Kioの店には近いの?」

 

えっ、急に近いっかって訊かれると。。。

 

ひとつは車で1時間半くらいと言うと、

「わあ、近くじゃないの!」と。

たしかにアメリカの感覚だと、すごい近いってことになるんでしょうね。。。

 

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「パリのホテルから出てきたものなのよ」

1930年代のキャビネットをディスカウントまでしてすすめてくれました。

 

正面の扉が取れていますが、オープン式として使ってもいいなと思った。

(じっさいこの状態でホテルで使われていたのだそう)

 

ただ、脚が半分ごっそりと欠けていて、

これはさすがに・・・。

 

最高に素敵なのに、ああ残念!

 

 

アップマーケットのアンティークのペイント家具。

 

今回は縁が無かったけど、

こうやって画像を振り返ると、これから挑戦していきたくなる。

 

彼らだったらまたいいのを仕入れてきてくれるような気がするから

今後に期待!

 

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こちらはロンドンの近衛兵を描いた19世紀のポスター。

 

値段がまったく合わないので買えませんが、

出会えただけで嬉しくなる。

 

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ところで、ランプ以外にも色々と買い付けしています(笑)

 

家具が中心ですが、変わったところではこんなベッドのヘッドボードも。

 

(ちなみに今回はディーラーがこちら一軒のみの登場ですが、

帰り道のオレンジカウンティも含め、

この日は8軒のディーラーをまわりました)

 

 

 

「Kioはいつ来たの?」と訊くので、昨日(6日)だと答えると

「あとちょっと早ければ、『4th of July』でとっても賑やかだったのに」と。

 

そう、7月4日はアメリカの独立記念日。

 

「ビーチでは花火がいっぱいあがってね。

セレブレーションよ」

 

いつも通りで見かける寡黙そうなサーファーたちが

夜のビーチで大はしゃぎしている様子が浮かびました。

 

 

サンディエゴ。

スローな空気と、クラッシーな雰囲気がとけ合う町。

 

ここがとても好きだと言うと、

「KioもいつもLAばかりじゃなくて、サンディエゴにも泊まってみたら。

朝が素敵なのよ」と、オーナー。

 

 

うん、そうだ、

次回はほんとにそうしよう!

 

空港から真っすぐ向かって、

二日目まで滞在するのがいいかもしれない。

 

願わくば道中は霧になりませんように。。

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『オイルラッシュに沸いた町で』

日曜日。

 

普通ならフリーマーケットへ行くところなのですが、

なぜか金曜日くらいから「ある町」へ行かなければならない気持ちが湧いてくるわ消えないわで(笑)

 

そんなときにはそれに従ってみようということで、

LAから二時間弱の内陸の町へ出かけました。

 

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延々と続く山道の途中、こんな遊園地が見えます。

 

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山道が終わると、今度は果てしないと思えるくらいに続く農場の中を走ります。

 

 

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ようやく町が現れ、ダウンタウンに向かうと、

そこはかつてオイルラッシュに沸いた面影の残る町並み。

 

今はあまり産業の賑わいは感じられず、

そんななか軒を連ねるアンティークモールが目を引きます。

 

ヒストリックな建物を今ではディーラーたちがモールに改装して商売をおこなっている、

現在この町は、そんなアンティークロウでもあるのです。

 

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↑ウールワースの店舗跡も、アンティークモールとして使われています。

看板はそのままに。

 

 

ひと頃よく来ていたものですが、何年ぶりかよく思い出せない。

とにかく久しぶりです。

 

ディーラーは10数軒。

ぜんぶを回る作戦です。

 

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こんなハリウッドリージェンシーのベンチとか、

ユニークなモノが見つかるのですが、小物が中心。

 

ローズボウルのフリーマーケットをやめて来たからには

ここはどうしても手ごたえを感じるような成果を出したい。

 

 

半分くらいのディーラーを回って

もう15時になろうとしていたでしょうか、

大きなキャビネットが一台見つかったものの、

車の荷台はいまださっきのベンチがゆっくりと鎮座している状態。

 

 

どうして「ここ」だったんだろう。

自分の意識下からの声に疑いしかなくなった頃、

最後から二番目に訪れたディーラーがヒットでした。

 

フレンチテイストのものが充実していて、

大小何台かの家具を買い付けることが出来ました。

 

「お客さまと早く分かち合いたい・・・」

そうだ、この気持ち、この感触だ!

 

やっとこの日を立て直すことが出来ました。

 

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ここのモール、地下に映画館のセットが作ってあります。

 

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モノクロ映画のセリフや音楽が響く地下の古着ブース、

この階には私ひとりしかいないこともあって、

すごくシュールでした。

ときどき夢で見るような光景です。

 

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ここも地下ですが、こんな空間も好き。

街なかで今でもやっていたら、こういった内装を求めてただろうなあ。

・・・というか、名古屋時代の店に似ている(笑)

 

 

余談を挟みましたが、

そして、もうすぐ閉店だけどまだ間に合うから見ていこうと、

そう思って入った最後のモールが極めつけだったのです。

 

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うそ、うそ、うそ、うそ・・・・・!!!

 

こんな素敵なソファ、

すごい・・・。

 

しかも二台あるなんて・・・!!

 

 

それなりの値段でしたが、でもどうしても欲しいと思いました。

 

それで、モールのマダムにお願いして、ブースオーナーに値段交渉をして貰うことに。

 

小幅なのでなんとか通るかな・・・・・。

 

「She said YES!」

祈る私に向かって、マダムが親指を立てながらそう言いました。

 

 

ありがとう!ありがとう!

 

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ほんとに今日に、ありがとう。

 

この子たちが呼んでくれたのかな。

 

 

さて、積み込み。

 

今となっては満杯近いバンの荷台(笑)

 

モールのマダムの旦那さん、

しまいがけにディスプレイ替えに来ていた、とあるブースのオーナー夫婦も手伝ってくれて、

いちぶ積み替えをして、なんとかソファ二台もうまく載せることが出来ました。

 

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この日も40度近くありました。

 

終日ひと影まばらな町をあとに。

 

しかし振り返ると、モールを回る順番が完全に逆だったんですね。。。

 

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ソファの積み込みを応援してくれた夫婦の車に追いつきました。

 

こちらに気づいていたみたいで、

交差点での別れ際、窓から大きく手を振りながら去って行きました。

 

 

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帰路ロサンゼルスへ。

 

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遊園地のあたりで少し混雑。

 

 

スピード、ファンタジー、電飾、音楽、色彩、

そしてどこかシュールな雰囲気、

 

遊園地には自分の好きなものがぜんぶある。

 

子供の頃から好きで、それはそうだとしても、

この歳になった今でも大好きな自分がおかしくなる。

 

いや、ほんとに好きで、住めるものなら住みたいくらいなのです(笑)

 

 

アンティークが好きな気持ちともだぶんどこかでリンクするんだろうな。

 

バックミラーに映るソファの、何とも言えない色や雰囲気に魅せられながら

そんなことを考えたりしていました。

 

 

 

 

 

アメリカ買い付け紀行『いちばん暑かった日』

7月6日から14日までアメリカ買い付けでした。

 

 

アメリカ西部、熱波だと聞いておりましたが

南カリフォルニアも暑かったです。。

 

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土曜日、とくに暑いと言われる内陸の町へ。

 

 

住民は日中の外出はままならないのか

ひとつめの目的地に着くと、町はゴーストタウンと化していました。

 

オールドタウンに古くて瀟洒なリゾートホテルがあり

そこだけが唯一、観光で来た車の出入りで混雑をしていて、

町とホテルのそのコントラストが、なんだか白昼夢のようで異質でした。

 

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こんなのを皮切りに、

この日はバンの荷台にいっぱい、たくさんの品物を集めることが出来ました。

 

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ここは「マダムたちのフリーマーケット」で知り合ったディーラーがオープさせたショップ兼ウエアハウス。

 

いつもなら賑わっているはずの店内も、人影なし。

 

 

「あなた、さいきんフリーマーケットで見ないじゃない」

カウンターに座り、バケツくらい大きな紙コップに刺さったストローで中のドリンクを飲み続けていたマダムが

私に気づいてそう言いました。

 

いちど行きそびれたら、それ以来タイミングが合わなくなってしまった・・と答えると、

「じゃあ、この次ね」と。

しばしば慣習で発せられる「NEXT TIME」 のことば。

いつも嬉しい気持ちにさせてくれる。

 

 

「暑いわね・・・」と、今度はエアコンのきいた店内に扇風機まで回し始めるマダム。

 

私が来る少し前まで倉庫で作業していたから、暑くてたまらないのだそう。

 

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大きなテーブルも買うことに。

バンへの積み込みを手伝って貰うのが悪い気がした。。

 

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ラスティックな鏡や、ガーデンの雰囲気を取り込んだ、素敵な店内。

 

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場所は変わって、ここは大型アンティークモール。

 

とあるブースにあった、全長2mは超えていたであろうランプ。

さすがに大き過ぎて見送りましたが、

こんなのに出会えるのが楽しい。

 

 

このモールでは素敵な椅子を筆頭に、

雑貨をたくさん集めることが出来ました。

 

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ディスプレイ用にですが、

さいきん昔のカードが売られていると、

その中から気に入りのを何枚かピックアップするのがささやかな楽しみ。

 

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新品のカードもよく混じっています。

画像だと分かりづらいですが、上が新品で、

下がアンティーク(この子はいまKioにいます)。

 

 

この界隈を6軒こなして、

20分離れた町へ移動。

 

 

途中、給油に寄り、ついでに水のボトルを買うことも忘れずに。

 

 

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いちばん最後に訪れたアンティークモール。

曇っているわけではないのです。暑さで空が妙な気配。

ここもいつもと違って、駐車場はガラガラ。

 

 

バンはもう満杯近く。

 

もし出物が多かったら、後日取りに来るのは時間的に難しいから、

積み替えないといけなくて、

それはいちばん考えたくないことでしたが、

それでもいったんモールの中に入ると、何か出てきて欲しいと思う気持ちだけになる。

 

天の助けだったのか、、

けっきょくサイドチェアが一台見つかるだけにとどまりました。。

 

 

 

三日目。

もっとも暑かった日の買い付けが終わりました。

 

いい出物がたくさんあり、

次の日への気持ちを膨らませながら眠りについた日でもありました。

 

 

ちなみに翌日も同じように暑くて、

ローズボウルのフリマを直前で辞めにして、

別な内陸の町へ行ったのですが、

ここでの出来事はまた後日綴りたいと思います。

 

 

それでは今日はこの辺で!

 

 

 

買い付け前日の日記

 

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明日から買い付けです。

 

 

初回の買い付けも7月でした。

 

初回は記憶のなかでとくべつな色合いがあり、

あったことをけっこうよく覚えています。

 

同じ月だからか、

ここ数日、さいしょの買い付けのことを色々と思い出していました。

 

 

 

現地の日本人アテンダント・Kさんに

三回目の買い付けまで何度かアテンドして貰ったことがあるのですが、

 

初回、ある田舎町のアンティークモールで

水牛の角を組み合わせて作った椅子を見つけたときのこと。

 

 

「これ、ミュージアムコレクション級なんですよ!」と大興奮する私に

「え?!1000ドルって書いてあるけど、まさか買う気じゃ・・」と、

値段にも、そしてモノにも面食らうKさん。

 

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↑こんな椅子でした。

 

 

「ずっと欲しいと思ってた椅子なんです。

ひょっとして買い付けで見れたりして・・って思ってたんですけど、

まさかほんとにあるなんて・・・・・!

リストにも一応書いてあったんですよ、

ほんとにあるなんてどうしよう・・・!!」

 

「どうするの?ほんとに買うの?1000ドルだよ」

 

「たぶん買えないけど・・・。ちょっと考えていいですか」

 

「それにこれ、何で出来てるの?骨??」」

 

骨ってどうなのよ・・・とか言いながら携帯を取り出して

電話をかけ始めるKさん。

 

「もしもし。なんか岡田さんがさあ、すごいの買おうとしてるんだよ」

相手は運送会社さん(日系なので日本語です)でした。

輸入可能かどうか訊いてくれたのです。

 

「ダメだって。ワシントン条約があるから。

輸入してもいい種類なのかもしれないけど、それでも証明書が必要になってくるって」

 

 

それで椅子は諦めたのですが、

 

木のコブで作った変わったテーブルランプを買ったり、

メキシコ国境間際にあるメキシカン雑貨の店まで出向いて

とても古くてカラフルな民芸品をいくつか仕入れたり、

シノワズリーのつい立てを求めたり・・・・・、

 

ずい分と冒険もしながら買い付けをしたものでした。

 

オープン前で、

まだひとりもお客さんのいないときの買い付け。

 

 

自由な感覚も冒険心も忘れてしまっているわけではないけれど、

いまいちど初心に帰って・・・・、

買い付けにのぞんできたいと思います。

 

 

どんなモノが見つかるだろう!

 

ぜんぶがお客さまにもときめいて貰えるようなモノにしたいです!

 

 

それでは、行ってきます!

 

 

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ホーローメランコリック

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コーディネートブログに載せた画像。

 

切り花の紫陽花を軒先に。

 

 

アメリカのアンティークディーラーが

古いホーローバケツやベビーバスに活けた花をよくエントランスやガーデンに飾っているのですが

それを見て前からやってみたかったんです。

 

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話は変わりますが、、

 

ホーローっていいですよね。

 

質感もいいし、表面がガラス質だから手入れもしやすいし。

でもやっぱり惹かれるのは質感かな。

 

 

アメリカにアンティークの買い付けに行くのが決まったとき、

ホーローのものにいっぱい出会えるんじゃないかなと思って

わくわくしたものです。

 

アンティークってひとくちに言っても多種多様。

 

たとえば家具だったらゴシック様式の家具から

納屋から出てきたようなペイントのざっくり剥がれたワークテーブルまで

色々とあるわけですが、

 

「アメリカのアンティーク」ということで自分がまず真っ先にイメージしたのは

ステンシル模様のついたキッチンテーブルだったり

画像のようなウッドハンドルのバケツだったり・・・・

そんなホーローのものたち。

 

力を入れて探したいのはもっと他のテイストでしたが、

「買い付けでアンティークのホーローのものにいっぱい出会う」、

それは考えるだけで幸せな気分になるような、

自分にとっては素敵なビジョンでした。

 

 

以前は、テーブルやキャビネットなどの大物から、

バケツやジョーロ、ポットやボウルなどの小物、

それに大きな看板まで、

たくさんのアンティークホーローに出会いましたが、

その頃のことを思うと、ずいぶんと少なくなってきた気がします。

 

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↑壁にかかった看板もホーロー製。

ホーローとともに、こんな古き佳きアメリカなブースも減ってきています。

 

なんだか古いアルバムが見当たらなくなってしまったような、

そんな気持ちになります。

 

 

梅雨だからか、

ちょっぴりメランコリックなDiaryになりました。。。

 

 

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